特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

拝啓!情熱大陸様 『物語があるモノ造り』

  

~ 想いを形にする職人集団 ~

お客様の想いを形にし、新たな生活空間を創造する。
そして家具を通して新たな物語が始まる。
これが私達の家具創りのテーマです。

 
 
これはジャパンブランド「tobi」で我々が自社紹介文に使用した文章です。

 

今日はこの文章について少しお話です。

私の家具に対する考え方みたいなものです。

 

職人は物語を造る仕事をしなければならない

この言葉は、私が宮本茂紀さんと初めてお話した時に言われた言葉です。

この言葉を聞いた時、「やべぇ~この人!超カッコいい!」と思いました。

 

なぜこの言葉に私がこだわるのか?

オーダー家具を非常によく表している言葉だと思うからです。

材料にも物語がある!」

これは先日『素材に対する感覚』で話をしたのでそちらを見てね!

 

 

そして今回のテーマは・・・「にも物語がある!」ということだ。

オーダー家具の打合せをしているといつも思う

その人のそれまでの生活家具に表れてくる

「どのように使うのか」・「どこに何を収納するのか」・「どういう所にこだわりを持っているか」・・・

打合せする度に思う千差万別十人十色

だから、他の人から見ればガラクタに見える家具でも

その人にしてみれば唯一無二の家具となる。

 

そこに物語がある!

既製品オーダー家具の最大の違いだ!

だから寸法を間違えたり製作途中で変更になったオーダー家具は墓場行きの家具となってしまう!

アウトレットとして販売出来ればそれに越したことはないが

オーダー家具の場合は転売が出来ない・・・

他の人の物語の上で製作したオーダー家具は、他の人にとって魅力ある家具であるはずが無い

物語が違うのだから・・・

 

物語にも2種類ある

一つ目は、「それまでその人が生活してきた習慣・クセ」など

いわゆる歴史みたいなものだ!

わかりやすく言えば、こんな人

「トイレで読書するクセがあります、だからトイレ収納には本を収納したいのです」

そして造りました!トイレで本を収納できる吊戸棚

 

こだわってますこの家具!

 

実はこれ我が家の事なんですが・・・

それまでの習慣・クセはどうしても抜けないもの

いつも妻から「トイレに本を持ち込むな!」と怒られていた私・・・

トイレに本棚を造ってしまえばそこに収納出来るので怒られる回数も減りました

 

二つ目は、「これからどのように生活を変えていこうかという希望・夢」など

いわゆる目的みたいなもの!

わかりやすく言えば、こんな人

「いつもパソコンをする時、食卓でするしかなかった・・・パソコン専用のカウンターが欲しい」

そして造りました!パソコン用のカウンターテーブル

 

今まで食卓にあった左側に小さく見えるノートパソコン

 

実はこれも我が家での出来事・・・

毎度、食事をするテーブルでパソコンをしていた妻!

食事時になるとパソコンを横にずらすだけだったり、床に置くだけというずさんな管理!

その態度にイライラしていた私!パソコンは別の所でするように専用カウンター

造ってしまいました!

これで夫婦円満のはずだったのですが・・・

 

トイレの本棚収納パソコンカウンターも妻にしてみれば余計な物

しかし、私にしてみればそれまでのストレスやイライラが解決出来てしまう優れモノです!

ちょっとレベルの低い話になってしまいましたが・・・

 

オーダー家具には物語がある、そしてオーダー家具から新たな物語が始まるのです!

「どうしてその家具の形状になったのか?」

「どうしてその寸法になったのか?」

「どうしてその材料にしたのか?」

「どのように使用する家具なのか?」

これらの事を踏まえて製作された家具は空間の一部というより生活の一部となる

そうすればそこで生活する人のこれからの習慣やクセに影響を与える

するとまた新たな物語が生まれてくる!

 

家具作りを通して生活空間・ライフスタイルを創造している仕事なんです!」

と最近では考えるようになりました。

使用する人の事を考えないで製作する家具は、量産品家具になってしまいます・・・

それは、ベトナム産や中国産のホームセンターで売っている家具に任せる事にします。

私は一点一点全ての家具を使用する人の事を考えながら製作する家具屋に

この会社をしたいと思っています!

 

真面目でしょ?

 

 

 

いま、理想と現実の間に挟まれていますが・・・

40歳までは迷いながら進むことにします!

 

この道を行けば・・・どうなるものか・・・

危ぶむなかれ、危ぶめば道は無し・・・

アントニオ猪木のあの言葉を思い出します。

 

宮本茂紀さんが初めて教えてくれた言葉・・・

職人は物語を作らなければならない

心に響いた言葉でした。

 

 

 

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