静岡県 富士宮市に家具の納品風景(22.8.2)
先日、静岡県富士市にオーダー家具の納品に行きましたが
翌日は富士宮市にあるペットショップフレンズさんへもオーダー家具の納品に行ってきたのです。
おなじく、先月の上旬に家具の打合せに静岡県富士市までやってきた私・・・
フレンズブログに出てくるキャバリアのおーちゃんを一目見ようと
そして、ペット用家具の共同開発というお仕事の話をする為にフレンズさんへ立ち寄ったのです。
いらっしゃ~い!私はキャバリアのジュンです
いくつかお仕事の話をしていましたが、オマケの話のなかで出てきた話がありました・・・
それは・・・既製品で購入したレジカウンター内にあるチェストがなかなか厳しい状況にある!
ということで同じような物が欲しいのだが・・・という相談だったでしょうか?
実際に使用していた既製品チェスト!
既製品でお安く購入されたのでしょうか・・・
外見は特に異常が無いように見えますね~しかし・・・もう中身はボロボロでした。
特に活動限界を迎えていたのはなんと言っても引出収納部分です!
初めて見た時は「おぉ~良くこの状態で引出壊れませんね~」と思ったぐらいです。
この既製品の引出収納は、スリ桟で引出を引きずりながら引張り出す家具であります。
引出収納も色々なパターンがありますが、一般的に使用される方法は
スライドレールという金物を使用する事です。
金物で開閉する為、スムーズな動きをして引出収納としても様々な機能を付加できます。
・ソフトクロージング機能
・プッシュオープン機能
・重量対応スライドレール
・完全スライドレール
・底付けスライドレール
などなど・・・数え上がればキリが無くなります。
スリ桟で引出を製作する方法も一般的ですが、基本的に引きずりながら引張る為
中に荷物がたくさん入っていると、引きだしにくいです。
その点、スライドレールは中に荷物がたくさん入っていても開閉時の動きもスムーズ
で多機能ということでよく選ばれるのでしょうか?
このぐらいの大きさの家具で引出が、スライドレールを使わず引張り出して使っていれば
引出に収納する物が重ければ重いほど引出に負担がかかってしまいます。
最終的には・・・活動限界を迎えてしまったのです。
新しく新設するという事にしても・・・
フレンズのオーナーさんは「今と同じ形が良い!」とのご要望でしたので
そっくりに作ってみました。
完成品が下の写真です。
そっくりでしょ?
(ビフォーアフター風ナレーションです)
なんということでしょ~!
これまで使い慣れた形状そっくりにしながらも、耐久性は比べ物になりません!
これまで開け閉めに苦労されていた引出にもスライドレールを使用して
スムーズな引出感覚を実現。
これなら、フレンズオーナーさんはもう引出をあける時中身をぶちまける事はありません。
既製品よりしっかりした作りなので、これなら長持ちしそうです。
表面材も、紙で出来たプリント合板ではなく
清潔感漂う白のポリエステル化粧板とメラミン化粧板を使用!
表面の耐久性も十分確保しています。
これなら、おーちゃんに汚されても大丈夫です!綺麗に掃除できます。
と言う感じです。
既製品そっくりの家具を製作した今回の匠は・・・既製品の魔術師ことなんも専務!
「いやぁ~既製品の家具は材料取りが抜群です!無駄なロスもなくピッタリ納まりました!
作っていて気持ちよかったです。」
元宮大工の既製品の魔術師ことなんも専務は清々しい気持ちになったそうです。
フレンズオーナー様にも喜んでいただけて何よりです。
なにより、引出の開閉がスムーズで良かったとの事です。
オーナー様より頂いたお言葉
「あんなお絵描きみたいなスケッチでよく家具がつくれるね~」
・・・イヤイヤ
それがお仕事ですから。
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