量産品の素晴らしさ
私は日ごろからこのブログで量産品VS特注品の話題をしてきた・・・
だからと言って『打倒量産品』という立場かというとそういう訳ではない
正確には『特注品の地位向上』というのが私の意見です。
だから量産品が嫌いなわけではない。家の中には量産品がたくさんある。
『時計』・『食器』・『電化製品』など家具以外はほとんど量産品だ・・・
なぜ特注家具推奨派の私の家が量産品で溢れているのか・・・
それは、全て特注品にするととんでもなく高額で私には買えないからだ!
そして私は最近気づいた、量産品を誤解していた事を・・・
『量産品には造り手の想いが無い!』と思っていた。しかしそれは大きな間違いだった。
その製品を開発する為に努力した人・開発された商品を量産ラインに載せる人
それぞれに想いがあるという事を・・・
あるカリスマ職人はこういった『量産品は全ての人を平等にした』
奥が深すぎてよくわからなかったが、
例えば『時計なんかは昔みたいに一から十まで手作りしていたらとても我々庶民が持てる品物ではない』ということみたいです。
確かに腕時計に何百万もお金を出せない・・・
家具屋なので家具の話にします。
いまCMでよく目にするのが『デスク+ベット』が39,900円で購入できるの時代だ!
しかも成長にあわせて組合せ自由ときている!! まさにお値段以上だ!!
まぁ~それまで壊れずもちこたえられればの話だが・・・
これがオーダーメイドで1セットが十数万円もするようだったらどうなるだろうか・・・
『小学校に入学したから机買いましょう』なんて軽々しく言えない。
家具から少し離れるが・・・
ランドセルだって今じゃ10,000円しない金額で手に入る。しかもカラフルだし。
これならば、ピカピカの1年生がボロボロのランドセルを持つ事もないだろう。
「お兄ちゃん」や「お姉ちゃん」からのお下がりランドセルとはおさらば出来る。
これは次男・次女にとっては朗報だ!
量産品だからこそ実現できたことである。
幸せになった人はたくさんいるはずだ・・・お値段以上に幸せがやってくる。
なので、本日の結論は・・・
量産品が無ければ我々は生活が不便で仕方がない!
だから量産品やメイドインチャイナを侮ってはいけない!
ということになる。
しかし、私は特注家具推奨派なのでアピールしなければならない。
そのカリスマ職人はこうも言っている
『しかし量産品は日本人の心を壊している』
ここまで言えるからカリスマ職人なんだ!これこそ奥が深すぎて訳分からないが・・・
どうやら物を大切にする心というのが日本人の心らしい。
そういえば、昔の人はなんでも修理して使用していたらしい、
江戸時代には割れた茶碗まで直していたらしい。
壊れた製品を修理して使用するより、新しく購入した方が安いという場合がほとんどだ!
だから大量生産は大量消費につながってしまうのだ!!
今じゃ少し壊れたとなれば『すぐに買い換えよう』という発想になってしまうのではないか!!
それはあんまりにも短絡的だ!
自分の思い通りにならなければ交換してしまえ!という危険な発想・・・
昔の人も良く言ったもんだ・・・
壊れたら、捨ててしまえホトトギス
壊れたら、直して使おうホトトギス
壊れたら、直るまで待とうホトトギス
物は壊れたら待ってても直らないので、直して使用しましょう・・・
結局、最終的には 量 産 品 < 特 注 品 という意見になっていまう。
しょうがないです、特注家具専門で商売しているんですから!