特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

オーダー家具の話

一括発注から分離発注へ

本日はモリカグホームページよりお問合せ頂きましたお客様のご自宅に

オーダー家具を納品しに行ってまいりました。

お客様はマンションをリフォームして今月入居予定なのであります。

とりあえずは無事に納品完了でホッとしております。

 

 

今回はちょっと気になった事を少々書いていきます・・・

モリカグホームページも開設以来様々なお客様と出会いました。

そして、最近よく思う事が個人のお客様が業者に任せきりにせず

自分たちで管理発注をする分離発注している方が増えているように伺えます。

 

 

通常、リフォームするとなると工務店や内装屋さんに一括発注して

全ての作業を一つの業者に依頼して業者が現場を仕切り

手配や発注するものなんでしょうけど・・・

 

最近はちょっと違います・・・

お客様本人が全てを手配して各作業ごとに分離発注しているのであります。

大工工事は工務店やリフォーム業者へ依頼したり・・・

電気工事は電気屋さんへ直接依頼したり・・・

家具工事はモリカグへ発注を頂いたり・・・

 

これは・・・とてつもなくエネルギーがかかることではありますが

全部を業者任せにしないという点では細かいところまでチェックできるし

何より、中間マージンが発生しないのでコストはだいぶ下がります

とても賢いやり方だと思います。

 

 しかし・・・今回のお客様は全く建築業界とは真反対のお仕事をしているから驚きだ!

時間も相当費やしと思います。

大変なご苦労があったと思いますが・・・大したもんです。

 

 

最近は工務店やリフォーム業者に一括発注するより

お客が各業務ごとに分離発注するのがどうやら流行っているのでしょうか??

一般の人が分離発注するのは非常に難しいとは思いますが

今後は分離発注の相談窓口も必要になりそうですね。

 

・・・新たな商売の香りが致します。

分離発注する為のコンサルト業務・・・行けそうですね~

 

 

 

 

 

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

 ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします

2012年ロンドンオリンピック開幕ッ!!

オリンピックがいよいよ開幕されましたねッ!!

少し仕事をさぼって開会式を見てしまいました。

 

なかなかすごい!やはり気合が入っているだけあって圧巻でしたね!

農場から工場に変るシーンがすごかった・・・

ただ一つ物申そうと思えば・・・

なんだかテレビで見ていても画面がパッパ変って何が何だか分からなかったッ!!

しかも途中で何が何だか分からなくなった・・・

 

そんな状況を救ってくれたのが・・・Mr.ビーンだッ!!

あのおじさんはやっぱ面白い!

しかも・・・女王まで出てきてジェームス・ボンドと空を飛ぶッ!!

日本じゃ考えられないッ!!天皇陛下は絶対空飛びませんからね・・・

国を挙げて盛り上げていこうという意気込みが感じられます。

 

 

毎回オリンピックが開催されると思うことは~~ッ!

一度でいいから行ってみたい!!オリンピックの選手村!

どんだけ快適空間何だろうと想像する!4年に一度出没する超高級リゾート見たいな

期間限定で選ばれた人のみが入れると言う完全会員制の高級リゾート!!

たまりませんね~

 

しかもッ!選手村でのコンドームの消費量が半端ないらしい!!

・・・なんのこっちゃと思いますが。

極限の状態で競技をしている訳ですから試合後は一気に羽目を外したくなるのでしょうか?

夜の方も激しそうです。

 

 

さぁ~今回のオリンピックは一体どんな感動があるのでしょうかッ!!

今から楽しみです!!

ちなみに私が今でも感動してしまうオリンピックの名場面と言えば

アテネオリンピックの体操男子団体の実況中継です!

「伸身の新月面が描く放物線はッ!栄光への架け橋だッ!」という場面です。

鳥肌が立ちました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします

女性ならではの目線・・・

モリカグも個人のお客様と打ち合わせしてオーダー家具をいくつも

納品させていただいております。

家具のデザインを曲がりなりにもしているわけです。

私も・・・家具デザイナーの端くれでしょうか??

しかし・・・まだまだ分からないことだらけだなぁ~と思うことがありました。

 

私の打ち合わせのやり方は、お客様のご要望を全部確認して

それを制作する家具屋目線と使用するお客様目線の両方で確認しながら

使用されるお客様に合わせて様々な提案をさせていただくのですが

最近、お客様と打ち合わせしたときにハッと気づかされる出来事がありました。

それは私の提案の中に女性目線での視点が少ないこと・・・

 

生まれてこの方三十数年・・・ずっと男性として生活してきております。

女性目線のかけらもございませんでした・・・

それでも、私は一応この仕事のプロですから・・・

身長や生活パターン等を十分に考えて提案しているつもりなんです・・・

 

 

女性目線という視点は・・・気づきませんでした。

盲点でした・・・

男なんだからそんなの必要ないでしょッ!!って思うかもしれませんが

家具の打合せはほとんどがそのご家庭の奥様とします・・・女性ばかりということです。

にもかかわらず・・・女性目線が少ないということです。

これは大問題です。

 

 

しかしッ!!

お客様の打ち合わせでそのことに気づかされる・・・私はラッキーです。

ひとつひとつの打ち合わせが私のレベルアップにつながります。

さてッ!!その女性目線を・・・どうやって手に入れようか?

 

 ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします

スガツネの移動ショールームin姉崎工場

オーダー家具で使用する金物は色々なメーカーがありますが

ダントツで使用頻度が高いのがスガツネ(LUMP)であります。

そんな天下の金物メーカースガツ移動ショールームがやってくるということで

姉崎工場一同ワクワクしながらお迎えいたしました。

 

 

これが噂の移動ショールームです

 

内部はまるで・・・

近未来宇宙船のような感じです

 

 

家具用の金物は日々進化しておりますッ!

この前まで無かった金物が既に存在していたり・・・

カタログだけじゃわからない部分もありますし・・・

正直・・・家具の金物はめんどくさい!

 

今回はいい機会でした!

営業はカタログでしか見た事が無いような金物を見せてもらったり

工場の職人たちもあまり見る機会のない金物等を見る事が出来ます!

 

それではッ!移動SRのはじまりはじまりッ!!

 

 

まるで移動式のサーカス団がやって来たかのようにゾロゾロみんなだで見ております。

 

 

普段見慣れない金物から・・・

毎度使用している金物まで

多種多様でございます

こちらは金物実演会!!

 

 

 

そして・・・今度は我々から質問タイム!からの~要望タイム!はじまります。

普段使用している金物なので我々の方がハッキリ言って良く知っている部分もあったりします

私はお客様との打合せの中で出てくる要望を

職人は金物を使用する上での不便さッ!

そんなことを担当者の方に伝えるのであります。

 

圧倒的なシェアを持つスガツネの金物!

品ぞろえはダントツに豊富ではありますが・・・ハッキリ言うとかゆい所に手が届かない

仕方ないですね・・・売れる商品しか開発しないのですから。

 

こんな商品あったらいいッ!こんなサイズの金物があったらいいッ!

などと・・・好き勝手な事を言わせていただきました。

商品化の道は険しいようですが・・・商品化されたらすごい事になりそうだッ!!

 

 

と言うことで・・・

午後のひと時をスガツネの移動ショールームいかがでしたでしょうか?

我々モリカグの為だけにあのスガツネがやってくる・・・光栄なことです!

このような貴重な経験をさせていただきましてとても感謝しております!

ありがとうございました!

 

 

 

 

 ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします

たった1ミリッ!されど・・・1ミリ。

我々も人間です・・・マシーンでは無いのでミスをします。

今回・・・すこし痺れるミスが発覚したので紹介します。

ミスなんてブログで紹介してイメージダウンになるんじゃないの?って言われますが

製造業なんてミスは付き物です。

問題はミスした物を工場の外に出さなければいいだけの問題!

またッ!発生したミスをどうやって対処するかが重要なんです!

と言う事で・・・今回発生したミスとその対処法をご紹介します。

 

 

家具製作の基本はフラッシュパネルを製作する事です。

芯材で骨組をして化粧板で挟み込みます。そして芯材は厚みがいくつかあります。

12.15.18.21.24.30ミリと普段使用するのはこの6種類

そして化粧板の厚み2.5ミリと4ミリが一般的ですがあります。

それを重ねて一枚のパネルに製作するわけです。

 

例えば・・・20ミリの板を製作する場合は

12ミリ芯材を4ミリの化粧板でサンドイッチします(4+12+4)で20ミリになります

もしくは・・・

15ミリ芯材を2.5ミリの化粧板でサンドイッチします(2.5+15+2.5)で20ミリになります

 

このように、製作するパネルの厚みに応じて中に使用する下地材(芯材)の厚みを調整します。

ところが・・・規格サイズの材料を使用しては出来ない寸法ッてあるんです。

その場合は、芯材を一本一本削って使用する厚みに調整したり

して色々考えてやります。

 

 

既に組み上がった状態の芯材

 

 

 

ミリ単位で製作する必要があるオーダー家具は一つ一つの部材の厚みが非常に重要です。

そんな事は百も承知のはずのオーダー家具専門メーカーのモリカグ・・・

今回ッ!図面寸法より部材の厚みが1ミリ大きかったパネルが完成したのであります。

 

 

衝撃ッ!!

 

 

1ミリぐらいなんとかなんないの??って思うかもしれませんが

壁と壁の間に収納する家具の場合、家具が1ミリでも大きくなると納まらなくなります・・・

例えば・・・

幅1000ミリの空間に1001ミリの家具は物理的に入らないです。

じゃぁ~家具が999ミリなら入るの?計算上では入ります・・・

でも実際は入らないのです。

なんで?って聞かれても・・・知りません。入らないの物は入らないのです

 

また、長く連結する家具の場合一つの部材が1ミリづつ違うと相当のずれが出てしまいます。

例えば・・・

箱が10個連結する場合、両サイドに箱の側板がつきますので

一つの箱で2ミリずつ誤差が出ます。2ミリ×10個=20ミリ・・・

完全にアウトッ!!です。

 

 

ではッ!1ミリ大きくなってしまったパネルはどうやって対処するのか??

モリカグ緊急会議の結果出した答えは~

 

やり直しです・・・

 

 

シビれます・・・

骨組みした芯材を・・・ばらします。最初から・・・やり直しです。

少しのミスが命取りになる今日この頃・・・やり直しは非常に厳しい。

しかし・・・仕方が無いです。

お客様が欲しいと言っている家具と違う寸法の家具なのですから・・・

それはもはや・・・ゴミです。

 

 

最初の判断ミスが今回の事態を引き起こす訳です・・・

基本的な事ですが・・・基本が出来ていないとこういうことになるのです。

一瞬の気も抜けない家具づくり・・・だから職人と呼ばれるのでしょう。

我々も家具職人と呼ばれる人材をもっと育てなければ・・・

 

 

 

 

 ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします