特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

精神修行的現場作業

今日は朝から現場に行ってきました。

現場の横には大きな川が流れていてまぁ~風が冷たいというか痛いというか・・・

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現場からの外の風景、のどかな雰囲気です。これが嵐の前の静けさだとはこの時知る由もなく・・・

 

そんなこんなで搬入作業開始です!しかしこの搬入作業がこんなにつらい出来事になるとは・・・

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このヒノキの無垢材で製作したロッカーを運搬中!

サイズが巾2000㍉×奥行き500㍉×高さ2400㍉と特大サイズ!そして、大人6~7人でやっと持ち上げる事が出来る超重量級家具!!

さらに、この特大で超重量級な家具を1F~4Fまで手で持ち上げるという精神修行のような過酷な作業

し・か・も…なんと10台も!!!

 

誰かが言いました・・・「これ階段登らないんじゃないの・・・?」

「そんなわけないだろ!!」一喝していざ搬入開始!内心ドキドキしながら地獄の階段登り10回

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声にならない声を掛け合いながら階段を登りはじめ

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何とか階段をかわして、一台一台そして二階三階へと進んでいきます。

特大サイズということで周りに気を使いながらせっせと運び、重量級家具に体力をむしばまれ・・

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一階上がることにこの疲労感・・・まだ始まって間もないのに!!

 大人7人で特大家具を運ぶ風景、それはまるで蟻が巣の中に食料を運ぶかの如く・・・

 

 しかも、内装に関してはいよいよ追い込みという時期、他の業者さんも殺気に満ち溢れながら作業している中、

この通路を完全にふさぐ特大サイズの家具は明らかに他の業者からは完全な悪役扱い・・・

「こんな忙しい時にそんなでかいもん持ってくんじゃねー!!」⇒「すいません」

「そんなんで階段ふさがれたら仕事になんねーよ!!」⇒「すいません」

「あと何台あるんだよ!!」⇒「あと8台です」

なんて掛け声まで掛けられて、ただひたすらに「すいません」と念仏をとなえるばかり・・・

まぁ、逆の立場なら当然かなとも思うが、いい感じに精神修行にもなりました

朝9時から開始して10台運び終わったら時間はもうお昼すぎ・・・

遅めの昼食がまるで精進料理のように見えてきて、意識もうろうとした中午後の作業へ

 

お次は、腕がプルプルと震えながらレイアウトをきめて取付作業の開始です。

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疲労困憊の中の取付作業、この時は皆心は無の境地。危うく悟りを開く所でした

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いろいろありながら、せっせと取付けてこんな感じになりました。

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全部で10台並ぶとなかなかいい感じの部屋になってきました。

こんなにつらい搬入は久しぶりでした、階段に入るかどうかのドキドキ感、運び始めてからの体力修行、そして他業者交流の中の精神修行すべてが血となり肉となる・・・

そう信じて明日も前に進んでいくのである。そう信じなきゃ前に進めない一日でした。

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帰る頃には、夕日が綺麗で富士山も見事でした。

本日ハ真面目ニ現場打合

いつも家具に関係ない話ばかりだと遊んでいる風に見られてしまうので今日は現場に打合せに行った写真です。

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まだ1F部分の工事ですが、今年の夏が始まる頃には完成予定の物件です。

本日は、家具の仕様と大まかな寸法の打合せに行ってきました。

といってもまだ我々が受注した訳ではないので、これから見積です。

かなり大きい物件なので、見積も慎重にしなければなりません。ドキドキです。

それにしても、この不景気の中でこんな大きな物件の仕事に声をかけて頂き、感謝・感謝です。

本当に有難い

 

まだまだ家具を納めるのはだいぶ先の話ですが、竣工時期と家具のボリュームから考えると実はもう時間が無いような状況です。

特注家具は図面を描き打合せはするのですが、実際に製作に入る為には家具を実際に設置する場所の寸法を測らないと納まらないという状況が発生してしまいます。

なので、現場で寸法が測れる状況になるまで待たなくてはなりません。

(あくまでも森下のやり方で、他社ではどうするかはわかりませんが・・・)

しかも、引渡日は決まっているのでその日程に向けて、建物が完成する直前は工場ではドタバタと休日返上で作業する事もしばしば・・・

それはそれはうれしい(?)悲鳴です。

 

ここ最近の仕事の傾向として、保育園介護施設などの大型物件の話が多くなってきています。

まぁ~受注する確率は見積したうちの5~10%とかなり低いですが・・・

以前の大型物件というと代表的なのがマンション家具です。しかし、最近ではマンション自体の建設が無くなりましたが時々話があると思うと海外組に取られてしまいます。

というのも、マンション家具は数が多くて比較的同じ形の家具なのでどちらかというと大量生産の部類に入ります。なので量産して価格を抑える傾向にあるのでしょうか。

今では我々が担当する家具といえば『オーナールーム』のオーダー家具ぐらいになっています。

(余談ですが、最近ではマンション入居後に既存の家具が気に入らないと我々に依頼してくる方も増えてきてます。有難い。)

一方で、教育施設や介護施設などの家具はボリュームが多いのですが同じ形の家具が比較的少ないのです。しかも、家具を利用するのは小さい子供やお年寄りの方なので細部にも十分な配慮が必要になります。

となると、海外組より国内で製作した方が良いのかもしれません。

 

家具はデザインはとても重要ですが、やはり機能的である事が大前提なのではないでしょうか?

かっこよくても使いづらい家具では生活しづらいですから・・・(これはまためんどくさい話なので後日)

 

森下は大型物件を受注できるだけの生産力がある事が強みの一つであります。

積極的にチャレンジしていきたいと思います。

 

久々に真面目に書き込みしたら目がまわる・・・

がんばれ日本!負けるな森下!

坂本龍馬の24時間

大河ドラマの影響か、坂本龍馬の名前を耳にしない日はほとんどない。

これまでもTVや本などで取り上げられている為何をした人かぐらいかは知っていた。特に幕末の日本は興味深いし、個人的に日本史は好きというよりも若干マニアの部類に入る。

坂本龍馬の評価は人それぞれあるみたいですが、自分が一番びっくりしたのはその生涯の短さ!!

龍馬が生まれてから近江屋で暗殺されるまでたった33年間!!

日本初の株式会社を設立したり、日本初の新婚旅行してみたり、あの『薩長同盟』を成立させ、しまいには『船中八策』を書いている。これが33歳までに行った事だとは信じられない。

 

そんな事を考えていたら「自分は今まで何をしてきたのか?」とまためんどくさい事を考えてしまう・・・

今までなんとなく過ごしてきて、気がついたら『高校球児』より年上になり、『横綱』よりも年上になり、いよいよ『坂本龍馬』より年上になろうとしている。

今までの自分にお説教の一つでもしてやりたくなる。

龍馬と自分の共通点は、一日24時間ということぐらいしか思いつかない。

そして一番違う所は、その一日24時間の使い方ではないか・・・

 

ある本にこう書いてあった

高い成果を出す人は集中力があるというよりも、集中する術を知っている人である

そういえば、自分は小さい頃から『落ち着きが無い』と通信簿に書かれていたことを思い出す。

今となれば、『落ち着きが無い』のではない『落ち着き方を知らなかった』だけだ!と言いたい。

小学校の頃に『集中する方法』を教わっておけば、自分も今頃は龍馬に近づけたはずである!

・・・そんなはずはないか

 

とはいえ、今からでも遅くはない!俺は生まれ変わる!

龍馬の時間に近づけるように生まれ変わる!!

明日から生まれ変わる!!

日本の夜明けは近いぜよ!!

新成人に贈られた言葉

「成人の日」のニュースは決まって式中に暴れる新成人が出てきます。

まぁ~あれだけ暴れているからニュースになるのかな?その他の大部分はうまくいっているのかな?

しかし不思議に思うのがなぜ成人しているのにニュースの映像にはモザイクがかかっているのだろう・・・?もう子供じゃないんだから自分のとった行動には責任を持たせないといけない。

式中に携帯電話や私語ばかりしている人は出なければいいのにと思う、暴れる人は特に思う。

成人式の楽しみとは地元の友達に久々に会えたりすることだろうと思う!だったら主催者側も『出会いの場』的な場所を用意すればいいんだよ!

そうすれば式に出たい人は出る、友達に会いたい人は出会いの場でしゃべる。メリハリが出るだろう!大人も少し考えなきゃいかんだろ!!

 

そんなめんどくさい事考えながらニュースを見ていたら久々に感動する言葉に出会いました。

それは『筆談ホステス』の斉藤里恵さんという方が新成人達に贈ったメッセージです。

『難題の無い人生は無難な人生。難題の有る人生は有難(ありがた)い人生』

うまい!!

こんな感動する言葉は「金八先生」か「武田鉄矢」以来の感動メッセージ!!久々に出会ました感動する言葉に!

社会に出るということは難題の嵐でございます。

私なんか子供の頃や大学を卒業する頃なんて「どっかに就職して何事もなく生活するのだろう」なんて思っていたが今じゃ巡り巡って家具屋の社長ですからね・・・相当な難題の嵐が吹いたと思います。

しかしながら、まだ私は難題の事を有難いなんて思えるほど人間出来ていないなぁ~『無難な人生の方がいい』と思う器の小さい男です。

今日の成人式で暴れた新成人たちも、大人になってずーっと暴れ続ける訳にはいかないのだから早く「難題の事を有難い」と思えるようになることを祈ってます。

船堀のパワースポット『居酒屋おとみ』

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ここは江戸川区船堀にある隠れた名店『居酒屋おとみ』というお店です。やきとり屋さんです。

事務所から歩いてすぐの所にあるのですが、仕事が終わると弊社のなんも専務は9割ぐらいの確率で出没します。

どんなに疲れていてもここに来ると自然と癒されてしまう不思議な感じ、私にとってはいわゆるひとつの“パワースポット”的なお店です。

なぜ今回、『おとみ』を紹介するかと言いますと上の写真に出ているカウンターテーブルとメニューが貼ってある白い幕板がなんと20年ぐらえ前の森下製品だとお店のママさんに聞いたからです。

 カウンターはまだまだ現役で活躍しています。そんな昔に製作した自社製品に出会う機会なんてそうそうないし、こんな身近にあったなんて聞いた時はビックリでした。

最近は、テーブル天板と踏み台を製作しましたが、なかなかいい感じでこのお店の家具が森下製に統一されています。

ある日の会話

私が『そろそろカウンターも交換の時期ですかね~』なんて言ったら

ママさんに『丈夫にできているからまだまだ平気!』と言われました。

昔の職人もやりやがる!こんなに丈夫に作ってしまったら仕事がなくなるではないかと思った瞬間でした。

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このお店のマスターと看板娘のユイ嬢・・・親子です

この二人は本当に親子なんですが、マスターはお客さんに「娘さんに見えない、奥さんかと思いましたよ~マスター若いですね~」と言われるとニヤニヤしています。

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 マスターとユイ嬢とコッペさん、二人揃うともう止まりません

このお店は本当に人がよく集まるお店です、お客さんもかなりの個性派揃いで相当楽しく、気がつくといつも終電ギリギリになってしまう魔性の店です。

特におとみの裏メニューは大好きです!(裏メニューはまた別の機会に紹介します)

O・T・M万歳!!