特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

はなこさん!?

平日の日中は外出が多い私。事務所に戻ると決まって見積の山になっています。

そして週末は毎回事務所にこもりたまってしまった見積やら事務作業で一日終わってしまう。

しかも、最近の見積は家具のボリュームが多すぎて1物件の見積を出すのにも苦労してしまう。

まだまだ修行が足りない・・・

ベテランになると家具の寸法・形状・材質を見ただけで金額が出てくるらしい

すべて頭の中で計算するのだろう・・・

自分はというと、使用する材料を紙に書き出してから計算するから時間がかかる。

だけど比較的正確な見積も出るし、後で見返しても金額の根拠がわかりやすくお客様に説明する時も楽にできる。

紙に書くことは大切だ!!

 

ちなみに私はメモ魔だ!!

何でもかんでもメモする。メモしてないことは基本的に覚えていない・・・忘れっぽいのだ!

というより覚えられないようだ!!奥さんに頼まれ事しても必ず忘れる。

にんげんだもの・・・

たとえば、朝早く家を出るとき『ゴミ捨てて行ってね』と言われても忘れる

何度言われても忘れる私に奥さんは夜のうちに玄関ドアの前にゴミを置いて、ゴミを撤去しないと家から出れない状況を作り出す。

さすが私の嫁!!私の扱い方にも慣れてきたようだ。

 

手帳はB5サイズのものを使用し、一日見開き1ページのものを使用しているので結構いろんなことが書き込める、さらに同じサイズの方眼メモ帳を持ち歩いている。

何かにつけてメモを取っている、同じ手帳を使用して5年目になる。

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左が手帳奮発して買いました・右がメモ帳なんでも書き込みます

ある意味で日記帳みたいになっているし、忘れっぽい私にはTODOリストは大活躍している!

別に手帳に夢や目標を書いているわけではない。

家具の打合せ内容はすべて図面に書き込むし、この手帳は本当に忘れ物防止メモになっていて重宝しています。

ただ困った事もある・・・あとで読み返しても訳のわからないことがある。

先週の手帳にこんなメモがしてあった。

はなこさん

まるで意味不明だ!だが忘れてはならない内容なのだろう・・・

暗号か?人名か?

誰だ!『はなこさん』って!!

私の仕事は中国へ

先日の事です。それはビックリするようなハンバーグを出すチェーン店のお仕事のはずでした・・・

 

来月予定していた飲食店の仕事が3月に延期になりました。そこまでは良かったのですがなんと納期までに時間が十分にあるということで、その仕事は遥か大陸へと渡ってしまいました・・・

納期延期で仕事が中国に行ってしまうとは!!

中国と言えば、大量生産で『少品種多ロット』のイメージが強かったのだが、我々の仕事の範疇である特注家具の特徴である『多品種小ロット』の世界にまで進出してきている!!

この危機的な状況・・・納期次第で仕事が海外に流れるなんて・・・

中国もただ大量に製品を作っているだけではなかったのか・・・進化してやがる!!

つい最近まで、『中国から注文が来るんじゃないか』とウキウキしていたのに・・・

国際派家具屋になったつもりが逆にやられてしまった!

 

ここでいくつかの疑問がでる。

特注家具まで低価格で製作できるのか?

仮に低価格で製作可能でも運搬費の方が高額になるのでは?

特に運搬費はかなりの高額なイメージがあるが、やはりそれはイメージなのか?実際は運搬費まで安いの?

しかしながら、今回お客様の総合的な判断で私がやる予定だった仕事は中国に行ってしまった訳だから全てクリアになったんだろう・・・

 

いったい何が決め手だったのか?

やはり家具に対する判断基準は『価格』のみなのか?

家具はやはり『』工事なのか!!

 

 

このまま中国の製造技術が向上すれば本当に日本のメーカーの立場が無くなってしまう。

それでは日本のものづくりの強みとは何になるのか?

納期対応だけになるのか・・・?

・・・ヤバイこのままいったらまためんどくさい話になる

 

しか~し、たとえ中国の技術が成長していたとしても、

その間に我々の技術も成長するのだ!(たぶん)

だから、負けない!根拠はないけど中国には負けない!負けたくない!!

だから中国よ!!今回は譲ってやるよ!!

特注家具屋の存在

つい最近、ほかの家具屋さんと話しているうちに判明した事。

私の卒業した大学の巨大な図書館の家具工事をその家具屋さんが担当していたと・・・

自分が家具屋になるまで特注家具の存在なんて知らなかったのに、知らない間に生活の中に特注家具との接点があったなんて・・・これは驚き!!

 

家具屋が集まる会話にもしばしば出てくるあのフレーズ!!

あぁ~!あれはウチで造ったんだよ

内心では『うぉぉぉおぉ~すげ~』とすごくビビっているのですが、

私から発せられる言葉は『あぁ~そ~なんですか~』と気にしない雰囲気をかもしだす・・・

ここぞとばかりに負けず嫌いなところが出てしまいます。

ちっちゃい男だ!

いや正直な男だ!!

 

東京の家具屋さんは実際に有名な所の家具を結構納めているんです。

しかも、仕事が奇麗素晴らしい家具です。

有名な所って言われても・・・漠然としませんが。(とにかく有名なところ)

 

特注家具という世界があまりにも認知されていなさすぎる!!

 しかも、存在を知っている人でさえ『特注家具は高額だから・・・』と残念な印象を持たれている。

確かに、製作する家具によっては高額なものもあるかもしれない。

だけど、家具のブランド店で購入したり、製作するよりも断然安いと思う!!

先日のT張さんのコメントにも同じような事がありましたよね。

量産品家具と比べてみても・・・

比べ方が問題で、量産品の耐久年数を価格で割れば年間コストは特注家具の方が安いのでは?

(家具の価格)÷(耐久年数)=(年間コスト)

そんなことまで言い出すと逆に胡散臭くなるかな?

ただ価格だけでは測れない特注家具の付加価値!!

付加価値についてはまた後日めんどくさい話をします。

 

大きい現場の建築図面を見ても、建具(ドア)はちゃんと『建具工事』という項目があるのに家具に関しては『雑工事』扱いですよ!!建具と家具何が違うんだ!!

『雑』って!!インテリアにとって家具はとても重要な要素なのに・・・

建築業界ではそんな扱いなんですか・・・

 

私たちの会社では、大手のファミレスや飲食店などの店舗家具を毎月のように製作しています。

こんなに身近なところで、世の中の人と特注家具の接点がたくさんあるのにどうして特注家具という業界はこんなにもつつましくしているのだろうか?

慎ましいのはうちの会社だけかな?

 

国際派家具店を名乗るからにはこの特注家具というフレーズを世に広め、特注家具の地位向上目指す責任がある!!

 

今こそ立ち上がれ!

 

今こそ情報発信の時だ!

 

『私はここにいます!!誰か気づいてください!!』

 

『ウサギはさみしいと死んじゃうんだから!』 (by:一つ屋根の下)

国際派家具屋森下

グーグルでHPの解析するサービスがあります。

毎日何人の人がHPを見てくれているのかなと秘かな楽しみであります。

昨日も何気なく見ていたら驚きのデーターが!!

何と!!日本だけでなく中国アメリカから森下HPを見ている人がいました。

しかも、結構しっかり見ている様子で中国関してはリピーターまでいる様子!!

森下もついに国際派家具屋になったのか!

どーしよう中国から注文がきたら』・『アメリカに出張行かなきゃならないな』・『向こうの水は体に合うかなぁ

などと夢を膨らませてウキウキしていたら・・・

 

なんも専務登場!

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なんも専務

『そんなの間違えてんだろ、見るわけないじゃん!』

と吐き捨てるように言いやがりました・・・

さらに・・・『日本語読めるわけないじゃん』

 

あいつ・・・!!

夢も希望もない家具製造マシーンか!

血の代りにオイルが流れているに違いない!!

腹減ると動き鈍くなるし、メシ食うと眠くなるし!!

 

私のウキウキを返してください!

ジャパンブランド『tobi』

昨年より私たちは、経産省のプロジェクトであります『ジャパンブランド』という事業に参加しています。

要するに、『中小企業のみんな頑張れ!』という事業です。

東京家具工業組合が音頭をとり、都内の家具メーカー9社が参加して「あ~でもない」・「こ~でもない」と散々会議を繰り返して完成したのがこの『tobi』という新ブランドです。

2009年12月に東京ビックサイトで『IFFT国際家具見本市』でこの『tobi』というブランドを発表して予想を超える大反響でした。

ちなみに森下では、『センターテーブル』という商品を担当致しまして、展示会のど真中に配置していただけました。

詳しくはこちらのHPを見てください。http://www.tobi-tokyo.jp/

 

そして本日は、展示会で発表した家具の安全性検査といいますか、

発表した家具は現段階では『作品』という感じでこれを『商品』へレベルUPするにはどうしたらいいかと『東京都産業技術研究センター』という難しい名前のところから専門家の方々が多数いらっしゃって製品の安全性などを確認してもらうという集まりです。

とくに、人体系家具・準人体系家具といわれる椅子・ソファー・テーブル関係の家具は実際に体をあずける家具なので入念に確認が必要です。

しかしながら、今回の試作品はどれも貴重な品物なので、耐久テストなどは現物は使用できません。

そこで科学技術が登場するようです。

本日の説明では、椅子や家具のデーターをパソコンに入力し仮想空間の中で家具を再現し、仮想の世界で家具に荷重をかけて強度試験をするようです。

大学の講義を聴いているようで、途中で頭の中が爆発しました。

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テーブルの安全性確認中!!

しかし、実際に製作している家具メーカーの方々はその道何十年という『重鎮』がそろっていて専門家の人もどんなアドバイスをしていいものかと四苦八苦しているように見えました。(個人的な見解)

それだけ、各社の製造技術は高いのです。

その高い製造技術科学技術のお墨付きをもらえば『鬼に金棒』状態!!

満を持して商品として世の中に出せるというわけです。科学技術と経験のコラボレーションとでも言いましょうか・・・

 

そして、今日は残念ながら午前中の会議の為、開催しませんでしたがジャパンブランドの会議が終わると恒例の反省会上野で開催されます。

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上野のホルモン屋での風景。ここで様々なドラマが生まれました。

私にとってはこの反省会は会議よりというと怒られますが、会議と同じぐらい重要な会だと思っています。

自分の会社だけではどうしても世間が狭まってしまいます。同業の先輩の話を聞くことは非常に大切だなと思いました。

やはり経験は大切な技術ですから、自分が体験できなくても聞くだけで勉強になります。

仕事以外の伝説も数々・・・やっぱり家具屋はすごい