特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

6月2010

今日で6月も終わりです

ワールドカップ・・・残念!

まさかPKにまでもつれ込むとは!なかなかドキドキする展開でした。

視聴率も57%だったとか。

 

今回のワールドカップは開催前から治安の問題が騒がれていたのに

カメルーン戦で勝利した途端・・・そんなニュースは一切流れなくなりましたね。

日本のマスコミってなんだか怖い!

現地に行った日本人サポーターは無事だったんだろうか?

 

こんな感じで軽く時事ネタに触れながら今日は6月30日。

月末です!

あっという間に2010年も半分終わり・・・

毎月思います。「なんで世の中に月末があるのだろう」って

いろんな物を整理しなければならない・・・

売上だったり、売上だったり・・・これが現実の世の中なのですね。

 

今月は暇だったな~なんて振り返っていたら

意外に暇だったのは私だけのようで、工場はフル稼働で動いていました・・・

住宅家具の仕事はひっそりとしていましたが、店舗什器爆発しました

この大不況の中、今年半分もつつがなく過ごしてこれました。

お世話になった皆様に感謝です!

 

今年の正月から始めたこのブログもついに半年が経過しました・・・

長いようであっという間の半年間。

今ではこのブログを毎日更新する事がライフワークの一環となっている。

オーダー家具布教活動にいそしんでいますが、

半年前と今でどのくらい周りの環境が変わったか?

よくよく考えて見ると・・・激変です!

 

ホームページを開設し、ブログを初めてたった半年なのに

人との出会い急増です!

いろんな方からの問合せも驚くばかりに増えています。

改めてこのネット社会の広がりに驚きを隠せない!

当初、「ホームページ開設から一年ぐらいは何も変わりませんよ」なんて言われていましたが

イヤイヤ!半年の間に効果絶大です!

インターネット原始人の私にでも簡単に更新できるように作って頂き感謝しております。

 

しかし、ネット社会では後発組モリカグです!

まだまだ可能性を秘めているネット社会!

これからもオーダー家具布教活動に不惜身命の気持ちで励みたいと思います。

 

 

 

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月の恋人・・・第七話反省会

毎週月曜恒例の月9ドラマ「月の恋人」反省会!(今日は火曜日ですが・・・)

先週はワールドカップのおかげで放送はありませんでしたので

二週間ぶりのご無沙汰です。

今週も家具屋目線でズバッと切ります!

 

「家具屋目線でズバッ」といっても・・・今回は本当に意味がわからなかった

ドラマの内容が、家具とは一切関係なかった・・・

恋物語の方も、女心がつかめない私にしてみれば苦痛の極みでした。

 

とはいっても、今回で七回目の反省会。

ここで挫折するわけにはいきません!

 

今回は、レゴリスを追い出されたキムタク社長が自分の「原点に帰る」というお話でした。

原点に帰る・・・素敵な事ですね。

何よりも、フリーマーケットで椅子販売をしていたキムタク青年

一代でレゴリスを大きくした事にビックリしてしまいます。

いつぞやの、ホリエモンを思い出してしまいます。

結局あの人も、追い出されてしまいましたからね~

似ている・・・

 

私の場合、まだ原点に帰れるほどの器では無く・・・

これから、モリカグを世界にはばたく家具屋にする為に日々奔走するわけです。

 

しかし、無理やりにでも原点を探さねばと考えてみたのです・・・

すると、ありました!私の家具屋の原点

 

それは、私がまだ高校生のころの話です・・・

私が初めて親父のお手伝いで家具屋の仕事をした事を思い出します。

 

それはとてつもなく大きな体育館の受付カウンターの取付工事のお手伝いでした。

私にとっては、初めての現場!しかも巨大な施設の現場だったのです。

私の親父も職人ではなく、現場管理という立場でした。

その時に、色々言われながら動いて気が付いてみたら

午前中まではただの玄関ホールの広間だったところが、夕方には受付カウンターが設置されて

玄関ホールの空間が、家具一つで様変わりした事を覚えています。

 

この時、青年の私は一日の仕事の結果が目の前に現れる仕事に興味を持ちました。

しかも、かなりの迫力!

当時、自分は搬入の手伝いや掃除等の雑用がメインの仕事でしたが

(今でもそうですが・・・)

「自分が受付カウンターを付けたんだ!」ぐらいに錯覚した事を覚えています。

それぐらい感動した事を思い出します・・・

 

でも、なんだかんだ言ってもその感覚って今でも残っているんですよね~

私の仕事は、お客さんと打合せして、家具図書いて、職人と打合せして、またお客さんと打合せして

製品チェックしてから、お客さんのところへ職人と納品に行くわけです。

紙の上で描いている家具が、実際にカタチに変わり、お客さんのところへ納品される。

この流れが不思議でしょうがなく感じる事があります。

設置された家具を見ると、妙に感慨深くなったりします。

特に自分が作図して製作した家具に関しては・・・

 

そして、なによりも納品した家具をお客さんに見てもらう時・・・

これは何回経験しても、かなり緊張します!

決して慣れる事ない儀式です。

この儀式を経験するするたびに、ある意味で初心を感じているのでしょうか・・・

と自己分析してみる。

 

モリカグが世界にはばたく頃には、私も現場作業から離れるであろうから

この時の感覚が私の原点になるのだろうか?

と勝手な妄想を膨らませてみるのである・・・

 

私の社会人ライフに原点を作るためには

モリカグが世界にはばたくように日々精進しなければ・・・

 

 

 

なにはともあれ、「月の恋人」も次回でいよいよ最終回ですね。

と言う事はこの反省会も来週でいよいよ最終回です!

イヤイヤ!地味に長かった・・・

月9ドラマ見たのは本当に何年ぶりかしら?と言うぐらいでしたから・・・

次回予告では、キムタク社長丸のこで何かカットしていましたね~

また椅子でも製作しているんでしょうか?

なにやら皆の前でプレゼンまでしていましたね~

・・・

・・・

・・・あれっ?

秘かに、次週予告で最終回が楽しみになっているのかしら?

なんやかんや言っても地味にキムタクマジックにかかっているのかしら?

そんなはずはない・・・

そんな事があるはずが無い・・・

 

 

 

 

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東京都産業技術研究センターに行ってきました!後半の部

本日は昨日に引き続き東京都産業技術研究所センターにお邪魔した時のお話し。

 

前半は照明・印刷・CAD+高速造形で感動を覚えた東京家具工業組合青年部御一同様!

後半戦はいよいよ、我々の仕事の範疇でもあります

木工技術塗装技術についてです。

 

入口からして木工加工室

 

この木工加工室では、木材の防腐剤研究についてとパーティクルボードの作成について

紹介してもらいました。

 

防腐剤の研究について説明中

 

なんでも、千葉のある企業から問い合わせがあったそうです!

 

「南洋材を輸入しているんだけど、輸入材の内半分は産廃として処分するんです!

せっかく輸入したのに半分も捨てるなんてもったいない!なんとかなりませんか?」

 

そこで、センターの技術を使用し防腐剤の開発に乗り出したのだそうです。

技術的には防腐剤の製品開発に成功したものの、

実売に結びつけるのは様々なしがらみがあり難しいのだとか・・・

せっかくの技術なのにもったいない・・・と思いながら

ゴミとして扱われる材木がまた利用価値が出るという技術はおもしろい!

この研究にかなりの興味を示してしまいました!

 

そして、こちらはパーチ材の製作実演中!

パーチ材とは、以前はよく使用されていました。

既製品家具や量産家具には必需品の材料です。

安いし加工が楽なのだという・・・

木材のチップを固めてパネルにします

 

このパーチ材・・・個人的にはあまり好きではありません。

安い材料なのは有り難いのですが、刃物は痛むし!

木材のチップを固めている材なので水分を吸収しやすい!

そして何より!材料が重い!作業していると腰を痛めてしまいます!!

健康第一!安全第一!の我が社としては・・・敬遠しがちな材料です。

 

しかし、今回は目の前で木の端材がパーチに変わる姿をみて少々感動!

こんな風にして作るのか~と目が輝いてしまいました。

 

 

木材加工室をあとに、青年部御一行様は次に塗装技術の部屋にご案内です。

ここで紹介された内容は主に二種類!

一つは、塗装作業中に有害物質が空気中にどのくらい散布されているか

二つ目は、塗膜の強度についての説明です。

 

まずは、塗装作業中に空気中に散布されてしまう有害物質についての説明! 

昨今では、ウレタン塗装ラッカー塗装が主流の塗装ですが

どうしても、国の認可を得ている材料だとしても人体に影響が出てしまう成分が少し含まれています。

塗装している時が一番空気中に散布されてしまうのです。

そこで最近注目を集めているのが、有害物質を含まないという水性の塗料材!

その散布量を計測する機械があるのです。

 

実際に塗装しています

 

 

今回は、ウレタン塗装水性塗装を実際に塗装して計測値を見せてもらいました。

するとどうでしょう・・・

水性塗料は散布しても、空気中の有害物質の飛散計測値は全く変わらず・・・

一方、ウレタン塗装はというと・・・その数値!約75倍!!!

これは散布中の計測なので驚くべき数値がでてしまいました・・・

 

しかし、この水性塗料も使用しているところもあるのですが

なんせ作業効率が悪いのと耐久性にやや問題がある様子。

実用までには少々時間が必要ですね。

とはいっても、ウレタン塗装だからと言って問題がある訳ではないので私はウレタン塗装派です!

いくらウレタン推進派の私でも、お客様が嫌だと言われたら別な方法もありますから

その辺はご安心ください!

 

そして次は、塗膜の強度試験の様子を案内してもらいました。

塗装した物を機械にセットして塗膜の強度を計測するのです。

 

実際にやってもらいました

この鉛筆が高度の基準です9Hまであります

 

センターの人からも説明がありましたが

木材への塗膜強度検査と言っても、実際は木材の強度が非常に関係するのだとか・・・

家具などの塗装強度をはかる場合は少し難しいかも・・・とのことでした。

それでも、塗膜強度の実験は実に興味深い実験です。

 

 

この後、研修室にもどり

「ホルムアルデヒドはどこから来るのか?」

「防かび剤の研究」

などをテーマに説明をうけました・・・

難しい数式や単語が出て来てしまったので頭の中は爆発です!

それでも、面白い話も聞けたので機会があれば今度お話しします。

 

 

 

最後は産業技術研究センターの食堂で懇親会です!

センターの皆様といろいろお話をしました・・・

なんともすごい料理が出てきました!

これにも感動です!

 

これから乾杯というシーン!

 

この懇親会の乾杯の儀式

ブログ用にと写真をパシャパシャ撮り続けていた私・・・

油断していたらその乾杯の発声という大役を私が仰せつかってしまいました・・・

人前では気のきいた事の一つも言えない私。

それまで和気あいあいとしていた私は挙動不審レベルMAX状態!

なくなく訳もわからない状態で「かんぱ~い!」と発声!

 

その席で、塩野目工芸の社長からi-padなるモノを初めて見せて頂きました。

おぉ~すごいですね~なんて話していたら・・・

 

センターの人がかなり釘づけでした

 

かなりの喰いついています!

その後、懇親会で出された日本酒が一升瓶と小さい瓶

「飲めなかったらお土産にどうぞ」と言われましたが・・・気が付けば全て空き瓶になっていました。

久々に日本酒を飲んだ私・・・

気が付けば、いつもの上野でS木さんと日高屋で餃子を食べていました・・・

 

終わりよければすべてよし。

 

今回も、青年部定例会は本当に勉強になりました。

井の中の蛙」とはこのことですね・・・もっと広く世間に目を向けなければ。

しかし、東京都立産業技術研究センター略して産技研

認知度低すぎではないか?

もっとアピールすれば人が押し寄せるだろうに・・・研究の成果も本当に役に立ちそうなものばかり。

私も今度利用してみたいと思いました。

 

最後に、このような定例会を開いていただいた

相徳の井上さん・鈴幸装備のS木さんに感謝でございます!

ありがとうございました。

また、東京都立産業技術研究センターの皆様もありがとうございました。

 

 

 

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東京都立産業技術研究センターに行ってきました!前半の部

本日は、東京都家具工業組合青年部の定例会で

東京都立産業技術研究センターに行ってまいりました!

 

それでは、この東京都立産業技術研究センターとは一体何をしているところなの?

と言う疑問が・・・詳細はコチラ

中小企業の為に技術相談共同研究など製品開発や技術を科学的にバックアップしてくれる

施設だと勝手に解釈しました・・・あっているかな?

 

今回の研修は実に内容が濃い!濃すぎて頭の中が一時停止状態になるくらい・・・

研修は15:00開始だったのですが、本当にあっという間に過ぎてしまいました!

技術研究するだけあって難しい内容もありましたが、見ればわかる!

don’t think !  feel !!」とブルース・リーも言っていたように

実際に、見て・触って・感じる事が出来る内容でした。

それでは、実際にどんな内容だったかを写真で振り返っていたいと思います。

 

まずは、東京都家具工業組合の青年部定例会として、しっかりと開会式をします!!

(普段は真面目なんです!)

青年部の副部長でもあります、鈴幸装備のS木さんから開会です!

今回はこのS木さんと、桐たんすの相徳のI上さんのおかげで実現した研修会です!

 

青年部副部長でもあります鈴幸装備のS木さん進行!

青年部部長の日信装備のZ間さん

 

開会の儀式も無事終了していよいよセンター内を案内してもらいます。

 

まずは、照明の技術研究施設にご案内!

照明はインテリアの中でも重要な項目の一つ!ここは勉強になります!

 

球体は一体何をするの?

球体の中身です!

 

この球体では、光束を計測する設備だそうです。

一同感動していましたが、最終的にこの設備をみて

球体にするへら絞りの技術に感動していました・・・

ちゃんと説明も聞いてましたよ!

 

そして次は照明の種類について!

専門用語では分光と言うらしいです。

光とはそもそも三種類(赤・緑・青)の光線でその調合によって様々な色に変化するそうです。

そして何より、光の具合によって物の見え方が変わるという・・・

蛍光灯には食肉展示用鮮魚展示用という物まであるんです!驚き!

 

赤っぽいのが食肉用・青っぽいのが鮮魚用

蛍光灯にも書いてあります!

 

店舗什器などで照明器具を設置する際は、光の当たり具合によって

陳列する商品の見え方が変わってしまうのです!

ただ照明を設置すれば良い!と言う訳ではないのです!

本当に勉強になります!

 

 

そして次は印刷の技術についてご案内!

ここではCADやイラストレーター等で製作したものを大きい紙で印刷する技術の紹介です。

 

見た事もないような機械設備の説明を受けいています

質問攻めにあうセンターの人

 

ここでは、大型のプリンターを使用する技術です。

要は、販売促進を目的とした展示物のパネル製作を技術援助するという事です。

センターの人は技術の説明が専門の方なのですが、みなさん意外と突っ込んだ質問をしてしまって

回答する側も、大変そうでした・・・

そりゃそうですよね~目の前にすぐにでも使用したいような技術があるんですから・・・

 

 

そして次はすごい!

高速造形という専門技術!のご案内です。

これは、実に感動してしまいました!

何をするところなのか?というと

CADなどで3Dデータを作成して、高速造形機械にデータをおくれば・・・

あら!不思議!プラスチック製の形が完成してしまうという技術です!

 

サンプルを見せていただいて説明を受けます

この白い物が魔法の粉

 

魔法の粉」といっても合法です!誤解のないようにこれはプラスチックの粉です

この設備!かなりの優れものです!どういう原理かと説明すると時間がかかるので

興味のある方は是非!脚を運んでみてください!

 

ここにあるモノは全てこの技術で作成したのも

このフタ付きの箱も出来てしまいます

 

この箱は何がすごいと思います?

フタが開閉式になっているんですが、アッセンブリしていないのです!

アッセンブリとは組立てるという事!

通常、可動する部分は別々の部品を組立てて開閉式にするのです・・・

しかし、この技術!データを送るだけで完成してしまうのです・・・技術の進歩!万歳!

 

そしてこの住宅の模型!

設計事務所に打合せに行くと、必ずと言っていいほど設計士の卵たちが

せっせと製作しているプレゼンテーション等に使用する模型!

人間の手で製作したら一体どのくらいの時間コストがかかるのだろう?

この技術を使用すれば3Dデータを作成するだけで完成してしまう・・・

模型屋さんの仕事は無くなってしまうかも・・・

 

手で作るより正確で綺麗かも・・・

 

この高速造形の技術は本当に素晴らしい!

しかも中小企業にとっては可能性が広がる技術なのです!

 

例えば・・・掃除機の模型を見せてもらいました。

プラスチックの試作品を製作する場合、

金型から製作して試作品を作成しなければならないのです。

しかし、金型製作には莫大な費用がかかってしまいます。一つ何百万~数千万!

中小企業のオヤジがアイデアを思いつき、製品を開発しようと思っても

とても耐えられる資金ではありません!

しかも試作品ですから、製品になるとは限らない・・・

そこで、費用も安く試作品が製作できたなら!

どうです!日本の中小企業にも研究開発するチャンスがめぐってくるのです!

思わず感動してしまいました!!

 

 

ざっざと写真を交えて説明してきましたが・・・ここまでで約半分!

どうです内容が濃すぎるでしょ!

本当に分刻みのスケジュールで案内してくれたセンターの人も大変そうでした。

なんせ、興味を示し出したら動こうとしない一同でしたから・・・

「次行きますよ~」と何回も呼ばれても全く耳に入ってない状態!

そのぐらい、時間が短く感じてしまった・・・!

 

明日は研修の後半を紹介いたします!

こちらも実に興味深い内容でした!

乞うご期待!!

 

 

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オーダー家具の打合せ 東京都 新宿区その2(2010.6)

本日は昨日の続きです・・・

最初の打合せから今回は家具図見積をもとにいよいよ本格的な打合せについてです!

今回は相当長いブログになりますが・・・

オーダー家具の打合せってこんな感じで進めていますという流れが伝わればと思います!

家具屋目線ですが・・・

 

今回の打合せ窓口は全て奥様でした。

さて、それでは実際にどんなふうに打合せを進めていったのかというと・・・

 

今回のご要望を再度確認します!

 

①リビングボードに耐震用に付けている突っ張り棒を隠す幕板の製作

②割れてしまったガラスの交換

③キッチンカウンターの新設

④キッチンバック収納の新設

⑤クローゼットの新設

 

といった内容です。

 

 

それでは一つ一つ紹介していきます。

 

 

リビング収納に付けいている耐震用突っ張り棒を隠す幕板について

 

 どのようなイメージなのかをまず確認させていただきました。

 リビング収納自体は高さ寸法が2100ミリ程度で、その上部を突っ張り棒が二本出ている状況!

 その二本の突っ張り棒を隠したい!ということでした。

 私がここで考える事は「お客様は何を一番に考えているのか?」と言う事です。

 

 そこで考える家具屋・・・

 お客様は、綺麗な幕板を付ける事が目的では無くて

 安全な生活を送る為に耐震器具を設置している!

 しかし突っ張り棒が見えるのは耐えがたきインテリア!!

 仕方が無い!幕板で隠してしまおう!と考えられているのでは?

 と勝手な憶測をするわけです。

 

 果たして、突っ張り棒耐震効果の役割を果たしているのか・・・という疑問が!

 今回の突っ張り棒は実はあまり効果が無いと判断しました。

 なぜならば、家具と天井で支える突っ張り棒

 多少の地震なら倒壊はしないと思いますが、大きな地震が来た際は・・・

 ちょっと疑問がでてきます。

 また、幕板をリビング収納と似たような化粧板で作成したとしても

 リビングにいる時の圧迫感といったら・・・

 そして、幕板を設置するのにも製作費がかかってしまう!

 

 というような流れの中で、今回は別な方法を提案!

 「幕板作るよりも、家具を壁に直接固定したほうが安全だと思いますよ!」

 という提案をしました。

 お客様としても突っ張り棒安全の為仕方なく設置した物!

 それが耐震の効果がいまよりも上がり、また家具の上がスッキリするという事で

 即決されました。今回の幕板設置工事は中止です・・・

 

家具屋なのだから、製作してなんぼの商売・・・

言われた事だけを考えて製作すれば・・・と考えてしまいますが。

オーダー家具納品してからが永いお付合いが始まります。

やはり、適当な事をしてはいけないですよね・・・なので今回は中止です!

 

 

 

③キッチンカウンターの新設については

 

 現在、キッチンとリビングを仕切っているカウンター収納が二台あります。

 一つは集成材のカウンター収納、そしてもう一つはオシャレなカウンター式の本棚です

 これが見事に高さが揃っている!

 しかし、色が違う

 また、カウンター本棚はそもそもカウンターTOPが耐久性がある材料ではないので

 どうしても劣化が進んでしまう・・・

 別々なカウンターですが、一枚のカウンターに見せたい!というご要望でした。

 

 今回は、カウンター天板のみの新設!

 下の収納はそのまま活かしながら天板を取付けます。

 形状はもうある程度決まってしまいますが、今回は材質が打合せが課題です。

 人工大理石カウンターメラミン化粧板で仕上げたカウンターか?

 材質は悩ましい問題です・・・

 

 今回は、既存のカウンターが取外しが出来ないのでカウンターの上にカウンターを

 乗せる事になりました・・・しかし完成形をイメージすると厚みが・・・

 人工大理石の場合厚みは決まってしまいます。

 しかし、メラミンであれば木下地の厚み調整すれば全体の厚みを調整できるという事で

 今回はメラミン仕上カウンターに決定しました。

 

 

材質も機能上の問題もそうですが、あらゆる事を総合的に考えて決まる事もあります。

予算にあわせて材質を決めていく場合もあれば

使用方法や使用環境などにあわせて決めていく場合もあります。

その辺のやりくりは、オーダー家具だから出来る提案になるのでは?

と考えるところであります。

 

 

 

④キッチンバック収納の新設について

 

 まず、「どのような使われ方をするのか?」 ということからヒアリング開始です!

 そして、最大の問題!壁の変形部分はどうするか!

 こちらから、打合せの中で「こんな形はいかがですか?」

 とか「ここはこうすればスッキリ見えますよ」

 などいくつも候補を挙げさせてもらいました。

 あまり出しすぎると選ぶのも大変かと思いますが・・・

 

 

 今回は、吊戸棚を付けるかどうか?やカウンター収納の内部をどうするか?等々・・・

 「吊戸棚を付けると、収納は抜群に増えるけどキッチン内の圧迫感が気になる」

 「カウンター収納はゴミ箱を収納する部分が欲しい」 

  など色々検討しました・・・悩ましい!

 既製品と違い、オーダー家具は実際の物が見れないという事が

 このような時に苦労してしまいます。

 

 はたして・・・どうしたものか?

 こんな時は、実際に「家具を使用する時の事」をイメージされると

 案外トントン拍子で決まって行きます。

 

 今回は、「収納を重視する」よりも「圧迫感をなくす」という方向にすすめました。

 ということで、吊戸棚は設置しないという事になりました。

 また、ゴミ箱を収納する部分についてはゴミ箱で家具の形状が決まってしまうのはちょっと・・・

 ということで再度形状を検討!

 ゴミ箱を入れないでゴミが収納できるように形状をきめました。

 

新たに設置する家具はなかなかイメージ出来ないものです。

オーダー家具の最大の問題点であります。

そこをいかにお客様がイメージしやすいように提案するか・・・家具屋の能力が問われる!

いまいち能力不足の感じは否めませんが、お客様と一緒に考える!と良い風に考えます。

そんな能力不足の家具屋ではありますが、そんな時はどうするかといえば・・・

「どのような使い方をするか?」と家具図を目の前に具体的にイメージを膨らませてもらいます。

そうすれば「ここはこのカタチだと使いづらいかも」とか「こうすれば使いやすいかも」

と徐々に進んでいくのであります。

(おぉ~他力本願か!?イヤッ!違います共に考えるのです・・・)

 

 

 

⑤クローゼットの新設について

 

 今回のクローゼット新設については、お客様が明確なイメージがありました。

 曇りガラスで扉をつくり、その内部にパイプハンガー引出収納を付けるという事です。

 

 ここまで明確にイメージが出来ていたので今回は、

 製作上の問題点内部の有効寸法をお客様にお伝えして

 内部に収納する物が、しっかり納まるかどうか?を確認していただきました。

 あとは、設置する場所の寸法を確認してデザインが決まって行きます。

 

今回のクローゼットに関しては、お客様のこだわりが出ています。

通常、家具屋的発想だと引出を設置する場合は

内部の有効寸法を最大限に確保する為、扉の内部に引出を設置するという事は

あまりしないのです。

しかし、今回はガラスの扉を前面に出したいというイメージがあったので

そのイメージを最優先することになりました。

家具屋的発想ではなかなか出てこないアイデアです。

こういう事もあるので、お客様のイメージ的確に確認共有する事重要なんだと思います。

 

 

 

どうでしょうか?

ここまで読まれたあなたはなかなか忍耐強い方ですね(笑)

だいぶ長くなりましたが、打合せの内容はこのような感じで進んでいきます。

なかなか、打合せの内容を紹介するのは難しいので

今回はダラダラと文章にしてみましたが

百聞は一見にしかず」と先人の方もおっしゃっています。

是非!オーダー家具に興味がある方は問合せしてみてください!

 

うちあわせ すれば意外に 簡単よ!

 

家具屋心の一句でございます。

 

今日は真面目に文章を書いたので少々バッテリー切れです。

早々にエネルギーアルコール)を補充しなければ!

ではッ!

 

 

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