特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

2月2010

信頼VS価格

今日も日曜日なのでかなりめんどくさい内容です。

先週書いた『品質VS価格』というブログがことのほか反響をいただきましてありがとうございます。

今回はその続きという訳でもないのですが、一応続編のつもりで書いていたモノです。

では、どうぞ・・・(時間のある時に読んでください)

 

 

格安航空チケットで話題になっている会社があるらしい。

なんでも東京-大阪間の新幹線料金より安くアメリカ-イギリスを運航するらしい。

 

驚異の低価格を実現する為の努力が紹介されていた。

①荷物は別料金

②機内サービスは有料

③全て自由席

④座席数が180席(通常は160席程度だそうです)

⑤ネット予約の為販売店を通さず中間コストをカット

⑥大都市空港は利用しない(主要都市から100キロ程度離れている)

 

なるほど!これらの涙ぐましい努力が低価格を可能にしているとの事・・・

しかし、潜入取材で新事実が次から次へと出てきていました。

 

格安航空券の裏の一面がこれだ!!

 

・社員教育には決められた試験があるのですが拡大解釈で試験の不正をしている

 (素人が乗務員として仕事をしているということなのか?)

・空港に飛行機を25分以上停止させない(通常は1時間程度必要とのこと)

 この時間短縮が様々な弊害の要因に・・・

   ①機内清掃・安全確認がいい加減

   ②搭乗時のパスポートチェックはしない

・従業員の過度な労働

   ①1日10時間以上の労働が一週間以上・・・おかげで乗組員はフライト中に爆睡していた。

   ②パイロットの一ヶ月の操縦時間99.9時間(法定時間ギリギリ)

 

金を出さない乗客にはそれに見合ったサービスしか与えられない

というのがこの会社のポリシーだとそこで働く人間が言っていた。

この航空会社では『』の事を『貨物』だと考えているはずだ

乗客と乗務員の安全』と『お客からの信頼』を犠牲にして価格に反映させているのだろう、 

 

しかし、人の考え方についてはとやかく言うつもりはない

だから、この会社のポリシーについてはどうでもいい!

私が問題だと思う事は、その裏の部分を隠していることだ!

低価格にはそれなりの根拠があるはず。なぜ安くできるのか!

表の部分のみアピールして裏の顔を隠してしまうのはいかがなものか?

 

何度も言うが、価格にはそれなりの根拠があるはず。

どうして安いのか?どうして高いのか

安いのにも理由があるし、高いのにも理由がある

 

全ての内容を把握したうえで消費者はどちらにするか判断しなければならない。

消費者が判断する上で不利になる事を隠しては公平ではない!

ましてや不正があっては絶対にいけない!

それはお客さんへの裏切り行為だ!

 

 

そんな話をしていたら食品偽装事件で話題になった『ミートホープ』の事を思い出す。

私、個人的にはあの社長のアイディア自体は素晴らしいと思った。

工夫次第で低価格が出来るならそれこそ企業努力だと当時は思ったもんです。

牛肉を少し使用しただけで『ビーフ100%』と謳える商品を開発した技術!

そのうえ、専門家も見破れないほどの味で、DNA鑑定でなければわからないほど商品。

それほどの裏技は『伊東家の食卓』でも絶対に紹介されていただろう。

 

なぜそこまでの技術を持ちながら偽物本物と嘘をついて販売してしまったのか・・・

偽物ですが、本物に近い味です』と言って販売すればよかったのではないか?

あとは買う人が商品を選べばいい

 

しかしながら正確な情報を隠して、消費者をだまし偽装食品を販売する事は

消費者に対する裏切り行為だ!

この会社も、『食の安全』と『お客からの信頼』を犠牲にして価格に反映させたのだろう。

 

(それ以前に、衛生面で不正をすることは食品を扱う人間として失格である)

(自分の家族にも食べさせる事が出来たのだろうか?)

 

 

家具屋 なので 家具 の話にします。

 

特注家具はどうしても金額が見えづらい商品だ。

相場というのはなんとなくあるが、実際は不透明な部分が多い

同じ家具を見積しても各会社によって価格は全く違ってくる・・・

それは工場の環境にもよるし、会社の考え方によっても変わってくる。

金額だけで判断されやすい今の御時世・・・

どうしてこの金額になったのかという説明をする機会さえ最近はすっかりなくなってきている。

金額を説明する機会はとても大切だと思ってはいるのですが・・・

 

特注家具に限らずだが、その金額を説明する機会こそが

お客さんにとって公平に判断する材料になるのではないか?

その上で断られたらしょうがない、自分たちに力が無かったのだ・・・

 

そんな金額だけで判断されやすい御時世の中で、

見積金額抜きで家具の打合せをするという事もある。

それはリピーターのお客様の場合が多い。

『どんな家具が欲しいのか』・『どんな事に不便しているのか』という話から打合せする。

なんで見積も取らないでいきなり数ある家具屋の中から我々を指名してもらえたのか・・・

それは、お互いの信頼関係が築けているからなのかなぁ~と思う。

この人に任せれば大丈夫』と思ってもらえているからだと自分で勝手に思い込んでいる。

そう思い込んでいるからこそ私たちは、その信頼を裏切ることはしない!

だから一回一回の仕事に対して真剣になる。

 

価格』に対抗する唯一の武器は『信頼』なのかもしれない!

 

自分が大きい買い物をするときは気になるけどなぁ・・・どうしてその金額になったのか?

やはり納得して買い物がしたいと思う。

安すぎても『手抜きしてんじゃないか』と不安に思うし、

高すぎても『ぼったくられんじゃないか』と不安になる。

 

しかし、不安に思ってしまうのは自分が相手を信頼していないから・・・

自分が信頼して欲しいなら、まずは自分から相手を信頼しなければと

ブログを書きながら反省してしまいました・・・

 

  

毎回気が付いたらいつも長文になってしまっている・・・

誰も読んでなかったらどうしようと不安になって来るこのブログ。

国際派家具屋森下シーズン2

以前もこのブログで話しましたが弊社HPが海外で閲覧されていると・・・

12月にオープンしてから現在に至るまでの間になんと10ヶ国(日本込)からみられている。

 

10ヶ国・・・日本・中国・アメリカ・ロシア・台湾・香港・ベトナム・カナダ・イタリア・オーストラリア

 

世界を駆け巡るとはこの事だ!!

中国にはリピーターがいる、さらにロシアとオーストラリアの人はかなりHPを読み込んでいる様子

またこんなことでキャッキャしていると家具製造マシーンがやってくるので

秘かにほくそ笑んでいる・・・

 

とはいっても、一体誰が見ているのだろう?

日本でもなかなか検索上がらないのに、どうやって辿り着いたのか?

とても疑問に思う・・・インターネット道の奥の深さが垣間見れます。

 

気のせいか最近なんか英語だけのメールが来たりする・・・

今までは怪しいメールだと思い無視していたが

ひょっとすると海外からのオファーかもしれない!

妄想は広がるばかりです。

こんな時、英語が読めないなんて・・・残念です。

もう少し英語を勉強しておけばよかった・・・

 

海外の皆さまへ

申し訳ありません家具は国際派なのですが、私がまだ国際派の波に乗り切れていません。

海外からの問い合わせは日本語でお願いします。(ローマ字でもOKです)

何が本当のエコなのか・・・?

最近,外食すると割り箸がほとんど出てこないことに気づく・・・

割り箸は森林伐採の要因になっているからとか、いないとか。

 ある一方で、『割り箸は間伐材を利用しているから無駄が無い』と言う人もいれば

また一方で、『日本の割り箸は90%が中国からの輸入品でそのほとんどが割り箸用に森林を伐採している』と言う人もいる。

そして『プラスチックでできたハシが本当にエコなのか疑わしい』という人や

さらに『再利用のハシを洗浄する洗剤や水の事を考えたら割り箸のほうが良い』という人まで・・・

 

一昔前には、再生紙についても同じことを言われていた。

古紙を回収して再生紙を作るより、新しい紙を作ったほうがCO2の発生が少ないとか・・・

 

はたして真実はどこにあるのか?

 

情報が氾濫しすぎている・・・

 

ある本にこう書いてあった、『地球温暖化問題は世紀のペテンだ!

これは本当か?!

その本にはさらにこうあった・・・

冷戦終了後、仕事が無くなった科学者を大量に抱えた欧米諸国は

新たな商売ネタや中東やロシアからのエネルギー依存を低減する為にデッチあげた事だ!

にわかには信じられない内容だが・・・あながち嘘だとも言えない

だから、何が真実で何がなのかはわからない。

今、地球環境に良くないとされている行為が本当に良くないのか?

今、地球環境に良いとされている行為は本当に良いのか?

 一度、自分の常識を疑ってみた方がいいかも

ひょっとしたら洗脳されているかもしれない・・・

 

ただ、地球温暖化が嘘だとしても新しいエネルギーの開発が進み

化石燃料に依存しなくてもよい状況が近い将来出来るのならば

それはそれでエネルギー不足の日本にとってはいいことだ・・・

 

私は環境の事を語れるほどの人間でもないのでこのぐらいにします。

家具屋 なので 家具 について考える・・・

 

ある 特注家具屋 のチラシが我が家に入ってきた。

その衝撃のタイトルが『まだゴミにする家具をお考えですか?』というものだ

要は、木を育てるのに50年・100年とかけているのに、

5年10年でゴミにする家具を使用するのはいかがなものか?

という問いかけのチラシだった。

さらに、そのチラシに書かれていることは東京都のゴミの分類で家具類が堂々の2位だそうだ・・・

それが本当だったら考えなくてはいけない・・・

壊れやすい家具には早々に撤退していただきたい!!

ただし、本当だったらの話

ちなみにインターネットで調べてみたらゴミの2位が家具とはどこにもなかった・・・

どこまでが本当の話やら・・・

 

たとえ100年使える家具を製作したとしても、手入れをしなければ5年10年でゴミになる。

要は使う人の意識の問題もある。家具に限った話ではないが・・・

 少なくとも、我々が造る家具は永く使用してもらいたい。

それはエコなどの問題とは関係ない、

せっかくオーダーメイドで製作した家具を簡単に捨てられては

造った人間はがっかりするからだ。

量産品に壊された日本の心を取り戻せ!!

 

 

何が正しくて、何が間違っているのか判断するのはその人次第・・・

だからエコについても人それぞれが『どの情報を信じるか』でやることがバラバラになる。

情報が少なすぎるのは困りものだが、多すぎるのても優柔不断な私にとっては困りものである。

 

この前どこかの飲食店には割り箸プラスチック箸の両方が置いてあった・・・

どちらを選ぶかはあなた次第』ということか?

私が選ぶとすれば、近くに置いてある箸を迷わず選ぶだろう。

エコエゴにならないように注意したい!

・・・ウマイ!