中国人民元切り上げ
私、こうみえて大学では経済学部でした。
何かと経済にはうるさい方なのです。
・・・?
・・・??
・・・!?んッ!
ウソです!
経済学部だったのは本当です。
しかし、経済の事についてはさっぱりわかりません・・・
こんな経済学部に通い甲斐が無い私にも昨日のニュースは興味深いものでした。
そのニュースとは!中国人民元についてです。
以下ニュース記事
2010.6.21上海外国為替市場の人民元相場対ドルで急伸
2005.7の切り上げ以降最高値で終わった。
はて?さて?何のことなのか?さっぱりわからないと
今までの私ならスルーしているニュースであることは間違いありません!!
このニュースを聞いた時、一瞬めまいがしてしまいました。
しかし、これからの私は違います!
と言いたいところですが・・・
是非、池上彰に解説してもらいたい内容であることは間違いありません。
しかし、私でも何となく理解できたのは
人民元の価値が上がると日本の景気が良くなるのでは?
ということです。
ま~なんとも楽観的な考え方・・・
人民元の貨幣価値が上昇すれば
日本から中国への輸出も増加するかもしれません
また、中国人の観光客が世界中を飛び回ることでしょう。
デフレと騒いでいる日本にも中国製品の価格が上昇すれば
全体的に物価が上昇するかもしれない・・・
(しかし、今の状況で価格だけが上昇しても生活が苦しくなるだけだが・・・)
中国製品の価格が上昇すればどうなるか?
モノづくり日本の復活も近い!ということでしょうか?
日本のあらゆる業種で耳にする「安い中国製」という言葉。
安い製品が日本に入ってきて日本のモノづくりが
衰退してしまったという話しをよく聞きます(要は競争に勝てなかった訳ですが)
ということは・・・
家具業界の中で考えると
量産品などの既製品は、ほとんどが中国製品!
価格が安いからです!
ホテル家具やマンション家具といった同じ形の家具は中国を中心とした
安い価格で生産できる地域で大量生産して日本に入って来るのです!
私の仕事も中国に取られてしまった事もあります・・・
日本のメーカーが量産品や既製品などで中国と価格で勝負したら連戦連敗です!
日本の量産メーカーではとても勝負にならないでしょう・・・
しかし、今回の人民元柔軟化策によって人民元の貨幣価値が上がれば
そんな日本企業にも明るい未来が待っているかもしれません!
と明るい未来日本をイメージしてしまっている私ですが・・・
結局、また同じことが繰り返されるのでしょう。
中国製品が日本に大量に入って来るのは「安いから」という理由です。
そこへ中国製品の価格が上昇したらどうなる事か?
中国に代わる国=安い価格で生産できる地域をバイヤーは探し求める事になるでしょうね・・・
やはり、日本の量産メーカーの未来は暗いのか?
そんな、日本の量産メーカーの心配をしている場合ではない!
価格で勝負できなくなった中国が次にとる行動とは?
もしかしたら、品質勝負になって来るかも知れない・・・
そうなれば、今度は我々オーダー家具メーカーにとって脅威となるかもしれない・・・
いままでは「中国で日本向けのオーダー家具なんて出来る訳が無い!」と
訳のわからない自信みたいなものがあったのだけれども・・・
世の中に出来ないことは無い・・・という人もいる。
中国の家具工場で日本のオーダー家具を製作する仕組みづくりを構築すれば
簡単に中国へ日本のオーダー家具の仕事が流失してしまう・・・
さらに、中国製品の品質はそもそも悪くない!
日本人バイヤーが安い製品を求めて中国へいくから
中国製品は安いというイメージになってしまうらしい・・・
よくよく考えてみれば、高級ブランドと言われるカバンや財布などは実は中国製だ!
品質が悪い=中国製品
という発想自体が浅はかな考え方なのかもしれない。
どっちに転んだって、中国とは底しれぬ可能性を感じてしまう・・・
いろいろ考えた結果、今までとあまり変わらない?
いや!むしろ厳しくなるのではないだろうか?
中国を生産拠点としているメーカーは何かしら対策が必要となるでしょう!
ユニクロはどうなるのか?
今後の日本経済から目が離せません!!
今日は工場に来ている私・・・
千葉県の片隅で世界のことを考えるグローバルな家具屋森下です。
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