特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

5月2010

雨のような企業を目指した途端・・・

先日「月の恋人」でキムタク社長が「雨のような企業」を目指すという場面で

我々も雨のような企業を目指そうとした途端・・・

突然の雷雨の発生で弊社のトラックにが落ちてきました・・・

 

それは、雨もやみ蒸し暑い月曜日の19:30ごろ

そろそろ家に帰ろうかと準備をしていた私

事務所に一本の電話が突然なった。

こんな時間に電話してくるのは、勧誘の電話だろうと不機嫌になりながら出る私・・・

すると相手はなんも専務だった!

彼は少し落ち込んだ声で呟くようにこう言った・・・

 

なんも専務:「今、職人から電話あって首都高で事故したって!」

私:「はぁ~ッ!!!怪我は!?」

なんも専務:「とりあえずは大丈夫みたい!」

私:「誰か巻き込んだのか?」

なんも専務:「いや!セルフ事故だって・・・」

私:「セルフかよ!!」

 

一瞬の電話で目の前が真っ暗になった気分だ・・・

そう!例えるなら、高橋ジョージのヒット曲「ロード」のような心境です・・・

とりあえず、怪我人もなく被害者も出さずに一安心。

物損だけですんだという情報が入りようやく落ち着きました。

 

そして・・・

ここからが大変です!

明日の予定が一気に狂ってしまったのです。

明日の現場の手配やトラックの手配!東奔西走とはまさにこの事!!

当の本人は事故直後で怪我は無いと言う事でしたが

念のため翌日に病院に行かせることにしました。

 

夜22:00過ぎごろ・・・レッカーされたトラックが本社に到着しました

レッカー業者がお金を精算させてくださいというので

「今現金がないので、明日振り込みます」と言ったら

レッカー業者がおもむろに電話を取り出しなにやら連絡している様子・・・

「あぁ~お客さんがお金が無いって言ってるんですよ~」と話しているではありませんか!

少々カチンッと来た私は大人気無い対応をしてしまいました!

物には言い方というものがあるでしょ!

どうせレッカーされるんだったらもう少し思いやりのある業者を選べばよかった!!

 

一晩明けて、レッカーされたトラックを見ると・・・

脱力です。

この写真を見るたびに涙が出てきます

あぁ~森下の社名が・・・曲がっています

修理屋さんに見てもらっています

ため息しか出てきません・・・

 

原因は、スピードの出しすぎだったようです!

去年私がもらい事故して以来、車の運転には十分注意するよう言ってきたのですが・・・

残念!!というか・・・起こるべくして起きた事故!!

車両は損傷が激しく、今回は廃車という悲しい現実が待っていました・・・

まだ乗り始めて4年・・・まだ10万キロ程度しか走行していないのに

このトラックとはお別れです。

 

 

ご迷惑をお掛けした皆様には本当に申し訳なく思っています。

今後、二度とこのようなことが無いように再度社内指導を徹底していくつもりです。

 

最後に・・・

気になった事があります。

今回、怪我が無かったので気にしなかったのですが・・・

よくよく見るとかなりビックリ!!!

これだけの事故なのにエアーバック不発!?

  

こんな事があるんでしょうか?

エアーバックが不発だなんて??

これではエアーバックが付いている意味が無い!

今度買うトラックは別なメーカにしようと思います。

 

 

 

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貴重なご意見を頂きました!

先日、弊社ホームページよりお問合わせを頂いた方のお話です。

住宅に壁面収納を希望されている方でした。

お住まいを購入された時に検討されたとの事ですが、いろんな業者に問合せして

見積を数社から取ったそうです。

 

ちなみに、弊社の見積金額はお話しを伺ったところ4社中なんと3位!!

ま~ベスト3に入ったのだから良しとしよう!

・・・

なんて言っている場合では無い!!

こんな事をしていたら、蓮舫先生に仕分けされてしまいます!

(チョクチョク出てくる蓮舫先生!あの「2位じゃダメなんですか?」発言が

私の心をグッと掴んでしまいました!これからもチョクチョク出てくると思います)

 

本来ならば、その時点で切り捨てられるはずの私の見積!

しかし、そのお客様から本当にありがたい事に返信メールを頂きました

 

内容は・・・

 ・予算オーバーの為、他社で話を進める事

 ・各社で見積金額に大きな差が出ている事

 ・ 私のブログを見ていただいている事

 

という事です。

予算オーバーの見積をだして私は一体何をしているんだ!と思われる方もいるかと思いますが

最初のお問合わせを頂いた時は家具の形状細かい仕様など

直接打合せをしていかないと正確な見積金額は出ないのです。

その為、私の場合あえてどんな形状の家具なっても対応できるように

最初にいろんな事を想定して見積金額を出しているのです。

なぜ、そんなめんどくさい事をしているのか?と言うと・・・

これは私がお客さんの立場になった時に実感した事が原因です!

 

それは、我々が家具の資材をオーダーで購入しようとする時

やはり何社かで見積を出してもらうのです。

すると業者によって価格がバラバラ・・・

一番安い業者一番高い業者の金額の差が5万円程度あったのです。

仕入れ値で5万も違うとかなり大きいです!

私は当然、同じ物を製作依頼するのだから安いところへ依頼します。

しかし、打合せ段階のオーダー家具とはまるで生き物のように変化します

寸法を少し変えるだけで金額が大きく変化したり

少し仕様を変化するだけで、構造がまるっきり変わってしまったりと

最終的にどのような家具になるかは打合せ次第なのです!

 

すると、当初製作資材を依頼していた業者は「仕様が変更したから価格も上がります」

と言ってきます。それ自体は当然の事なのです!

仕様が変更したら価格は変わってしまう!常識です!

しかし、人間は感情の生き物

もともと提示されていた金額よりもだいぶ価格が上がってしまうとなんだか

その製品に対する知識が無いからと言って騙されているんじゃないか?

と勘繰ってしまうのです!

(ちなみにこれは私の個人的な感情です)

(別に、私はひねくれている訳ではありません!むしろ素直です)

 

ちなみに、後日談ですが

一番高額だと思っていた業者にその事を話ししていたら

その業者は、いろんなパターンを考慮して対応できるように見積を出したというのです

さらに・・・最終的に決まった形状で金額を出してもらったら

一番高額だと思っていた業者が実は安かった・・・ということがあったんです!

 

 もし、打合せで決まった形状が見積金額より安くできるなら

それも仕様変更と言う事で再度見積して金額を訂正すればいいだけの話!

その辺のやり取りは信頼関係です!

「見積よりも安くできる!ラッキー!」と思っていては

「あそこの会社はいつも高い!」と逆に噂されてしまいますから・・・

あくまでも適正価格でなければならない!

 

そんな事を家具屋になってしばらくして体験いたしました!

 

しかし、これは見積をする人によって判断が分かれるところです。

私はいろんなパターンを想定して金額を出し、打合せによって金額を詰めていく

という考え方です。

ところが、最初の見積で私のようにお客さんとの打合せのテーブルにも着けないのでは

意味が無い!と考える業者もいます。

いろんな考えの業者がいるから金額にも大きな差が出てくるのでしょうか?

 

というか・・・

私自身今回のお客様のメールを頂いて反省しています!

価格では自社工場で製作している為、そこそこの自信があったのです。

ましてや、それなりの機械設備を整えて作業効率も良いはずだし

材料仕入れに関しても、他社よりは安い値段で仕入れているつもりだったんですが・・・

調子に乗っていたんでしょう・・・今後、どうしたもんか考えてしまいます。

 

今回の件は、お客様からのご丁寧な返信メールを頂けたからこそ考える事ができた事

本当に感謝しています。

また、私のブログもいつも見ていてくれているという事で本当にうれしい限りです!

しかも!

私のブログをみて「オーダー家具が身近になりました」といって頂きました

こんなにうれしい事はありません!!

今回は、弊社では製作いたしませんが

是非、そのお客様には納得のいく家具をオーダーして頂きたいと心から思っています。

貴重なご意見ありがとうございました。

 

 

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使い捨て家具は罪だ!!

先日の国立新美術館で開催された「森から始まるリレートーク」という講演会で

速水林業の社長:速水亨さんのお話。

 

この速水亨さんという方は、林業を経営している方です

私もそのうち出演するであろう「カンブリア宮殿」にも先に出演されていて

様々な方面で活躍されています。

今では、あの蓮舫先生必殺仕分け人をしています!

 

私が知っている(カンブリア宮殿情報)速水亨さん情報を少し・・・

林業の効率化と機械化を進める努力をしている人です

 

 ①機械搬入の為に林道整備する

 ②機械整備が出来る職人育成(山中で機械を組み立てる為)

 ③樹齢30年で選別作業(良質な木材を育てる為、間引く⇒間伐材になる)

 ④間伐材の有効利用(輸入材木に価格で勝負する)

 ⑤東京ドーム400個分の土地を14名で管理(内事務3人)

 

というように、それまで手作業中心の林業でしたが積極的に機械導入を進め

輸入材木との差別化をするため管理を徹底させているようにテレビでは見えました。

 

そして、ここからが本題です!

講演で速水さんが話してくれた事とは・・・

日本人の罪悪感の希薄」についてです。

簡単にいうと・・・

日本人が木材を使い捨てる生活をすると、

ある地域の女性が病にかかったり少女売春につながるという話です。

 

どういうことか・・・

そもそも、世界中で伐採されている材木のほとんどは日本に輸出されているという。

(そのことを世界的に、危機感が広がっているという)

そして、日本に入ってくる木材の20%程度が・・・なんとっ!

違法伐採された材木なのです!!

 

出ました!本日一つ目のチェックポイント!

それは、「無関心な日本人

果たして、このことを知っている日本人はどのくらい居るでしょうか?

 

速水さん曰く・・・

「日本人は、輸入食品などには敏感なのに木材に関してどれだけの人が知っているのか?」

いわゆる「無関心な我々日本人はいかがなものか?」と言っていた。

 

そして、これが衝撃的内容でした!

木材の使用需要の約55%が燃料として使用されるそうです。

さらに、森は水を循環させる機能があり森林管理水を守る事につながるそうなのです。

まずはこの事を頭に入れておいて下さい!

 

そして、ある地域で今問題になっている事があるそうです。

それは、突然外国人がその地域にやってきて

もともと貧困だった森林がある周辺の人たちに目先の金をばらまき

森林の木を根こそぎ伐採して持って行ってしまったそうです。

 

森林を目先の金で失ってしまった周辺住民はどうするか・・・

少し離れた所へ燃料用の薪を拾いに出かけるそうです。

薪は相当重いですよ・・・!! 

また、森林を失った周辺の井戸は水の循環機能を失った訳ですから

当然枯れてしまったり、汚れてしまうそうなのです。

水を失った周辺の人々はどうするか・・・

水が汲める所までバケツをもち長い時間をかけて出かけるそうなのです。

水は相当重いですよ・・・!!

 

薪拾い」・「水汲み」は主に女性の仕事なのだそうですが・・・

毎日毎日、それはそれは重い薪や水を求めて遠く離れた場所に行くそうです

そんな重労働すれば当然体に異変が出てくる!

ヘルニア子宮に異常が出てくるというのです。

さらには、少女売春にもつながっているというのです!!

 

延々と書いてしまいましたが・・・

つまり、森林をなくすということは周辺住民の人権を侵しているということなのです

 

そんな問題になっているなんて・・・知っていましたか?

恥ずかしながら私は、今回の速水さんの講演会ではじめて知りました・・・

無知は罪です!

 

さらに、こんなことも言っていました!

木の寿命は最も古いもので9550年ぐらいだそうです・・・もうすぐ1億年!

そんなに長生きする木を伐採して人間が使用する期間なんて本当に一瞬でしかない!

本当に木材を大切に使用しなければならない!!

一本の樹木が成木になるまで50年~150年かかるそうです。

林業で今現在植樹している木は、孫の孫の代に使用する木材を植えているという感覚です!

そうやって考えると

日本人は森や木に思いをめぐらせ、意識を高める必要がある!

 

今では、世界中の意識が高まりつつあり

木製品や紙製品には「森林認証制度FSC認証)」が導入されているそうです

そして、材木のトレーサビリティーも明確にしていくことが大切だと話していました。

 

 

それまで使い捨て家具というものに違和感を感じていたものの

こんな話を聞いてしまった私・・・

「安いから」というような理由で世の中に大量に流通させてはいけない!!

「すぐに壊れてしまうような家具を造る」=「人権侵害

「すぐに壊れてしまうような家具を売る」=「人権侵害

という考え方に変ってしまう。

さらに・・・

「すぐに壊れてしまうような家具を買う」=「人権侵害

当然、買う消費者がいるから売る人や製造する人が出てくるのです。

消費者の側から意識を変えなければならない!!

 

ゴミのような家具を造る為に、少女が売買されていると考えると

こんな罪深い話は無い!!

大量に生産されて使い捨てられる家具を製造するメーカーです!

またそれを販売する会社です!

そして、その大量生産で使い捨て家具を使用する人です!

 

なんとも衝撃的なお話でした・・・

とても深く考えさせられる内容です。

木材を扱う人間として、家具屋として何ができるのか?

と自分なりに考えてみる・・・

 

まずは、永年使用できる家具製作をすること!

そして、材料は無駄にせず大切に使用する事!

を心がけることとしよう!

 

皆さんも、木材についての意識を高めませんか?

想像してみてください

逆の立場だったらどうするか?

 

 

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