オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その2(2010.8)
本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました
お客様の家具取付風景の紹介です。
いくつか製作したオーダー家具があるのですが
今日は、クローゼットの取付です。
今回のクローゼットはちょっと変わった形になっています。
トラックから出した家具です
大きすぎて搬入するのも一苦労です!
とりあえず搬入は大騒ぎです!
今回のクローゼットは寸法も大きい為、玄関から搬入するのは困難!
ギリギリ入る予定でしたが・・・
周りのクロスや家具にぶつけてキズをつけては一大事です!
色々考えた結果玄関からの搬入は諦めました・・・
裏技を駆使して別ルートから搬入させてもらえる事になりました。
紆余曲折してクローゼットを設置場所まで搬入成功!
いよいよ取付開始です!(ここからが本番!)
まずは搬入に苦労した部分を設置していきます。
二人で丁寧に置きます
取付け家具にはいつも付きものであります!
コンセント!
電源コンセントだけなら隠しても構わない!ということだったのですが
今回はTVアンテナがあったのでこのコンセントは活かさなくてはなりません!
コンセント用の開口!
TVアンテナ用の配線穴
TV用のコードと電源確保の配線ルートを加工します。
コンセント位置等は実際に付いている場所と家具に付ける位置を合わせる為
現地で穴開け加工していきます。
下台の設置が終わったら次は上の部分です
建築壁の梁が出っ張っている為、梁の部分は加工できるように家具を製作します。
これも現場合せで加工していきます。
建築の梁を測っています
梁部分を加工したら設置していきます
梁部分を加工して、設置します。
この後は設置した家具と壁・天井・梁の隙間を埋めていきます。
天井と家具の間に入れる隙間埋め部材(フィラー材)
綺麗に埋めていきます
オーダー家具屋の製作する家具はやはりフィラーはつきものです。
家具と壁の隙間を最小限に納めます。
家具本体を取付したら、次は扉の取付です。
今回の扉はとにかく重いのです!
重量がある扉に耐えられるように重量用の丁番を使用します。
さらに慎重なモリカグは丁番の数も増やして重量対策しています。
丁番が多いと扉も付けづらい・・・
なぜ!?扉がこんなに重いのか?
それは・・・鏡貼り扉だからです!
衣類を収納している部屋なのですが、打合せしている最中に
お客様がフッと気づかれました。
「この部屋・・・鏡が無い!」
無いなら付けましょう!ということで今回は大きな扉に鏡貼りをしています。
鏡サイズが大きいので歪み防止の為、5㍉の鏡を使用しています。
床から天井まで一枚扉なので、やはり重量は重くなります!
このような大きな鏡扉を製作するのは、私の少ない家具屋キャリアの中では初めての経験・・・
洗面台ではよくやる方法なのですが、その時のやり方を応用して製作しました。
数多くの家具を製作しているとそれなりに経験が役に立つのですね・・・
少しづつレベルUPしている感を実感しています!
天井・梁と家具の隙間は綺麗に埋めているでしょ?
全面鏡貼りの扉のこのクローゼット!
お客様の「この部屋に姿見がない・・・」という一言で
衣類を収納するだけの家具から役割が一つ増えました。
打合せするたびに変化する家具のカタチ!
この辺にオーダー家具の醍醐味を皆様にも伝わればと思います・・・
もっと言えば!
梁の欠き込みはオーダー家具でなければできない事だと思います!
こうして無事にクローゼットの取付は終了いたしました!
つづく・・・
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