東京都 世田谷区 住宅家具の取付風景②(2010.5.29)
昨日に引き続き、東京都 世田谷区にお住まいのお客様へ
納品に伺った時の家具の取付風景の続編!!カウンター収納棚の取付風景です。
午前中は搬入作業と3メートル以上のクローゼットを二人で取付して、仕上作業はもう一人が行い
もう一人が、カウンター収納棚の取付を開始します。
もともとキッチンとリビングを仕切る為に人工大理石のカウンターがあるのですが
その人工大理石カウンターにあわせて、今回はカウンター収納を取付ます。
家具を固定する作業自体は簡単な作業なのですが、
既存カウンターに合せる微調整がなかなか時間のかかる作業になりました・・・
まずは床と壁のレベルを見ます
レベルとはなんだ?と思われた方の為に説明!!
簡単に言うと、壁と床の曲がり具合を見ているのです。
「えっ!?壁と床は曲っているの?」と思われる方もいると思いますが
ほとんどの壁と床は曲っています!
家具をそのまま固定してしまうとどうなってしまうのか・・・
床や壁の曲がり具合により壁と家具の間に隙間が出てしまうのです。
だから、家具の調整材を用意したり、
現場の曲がり具合に合せられるように家具を加工するのです。
家具を加工中です
加工しては設置してみて様子を見る!
また、加工しては設置してみて様子を見る!!
この繰り返しです!何回も実際にやって見て合せていくのです。
ちょうどいい感じの所で調整して今度はいよいよ取付です!
しかし、今回はコンセントも移設もやります
これから家具を取付ける場所には、コンセント関係があったのでどのように加工しようか
悩んだみました。
①コンセントの部分を家具に開口を開けておく!
②コンセントの部分の背板をはずしてしまう!
③コンセントを家具に移設してしまう!
ま~色々悩んで見た結果、③が一番綺麗に見えるだろうということで移設しました。
コンセントボックスをはずして家具に固定します
既存カウンター合せということで、本当にミリ単位での作業になります
最後は指の感覚で出っ張っているか、凹んでいるかを確認しています。
そんなこんなで一応取付完了!
簡単に終わりそうだったのに意外と調整に時間がかかってしまった・・・
ジョイント部分も綺麗に納まりました!
あとは、扉を付けて引出をはめれば終わり・・・なんですが
今回はもうひと手間加えます。
細かいところですが、これをしないと後で後悔するというひと手間!
それはまるで料理の隠し味的な感じです!
一体それは何か・・・?
正解はコーキングです!
別に大したことでは無いのですが・・・
壁と家具の間にはボンドコークという材料を使用します
昨日も紹介しましたが、クロス屋さんでも使用する材料です。
しかし、今回は既存の人工大理石カウンターとメラミンカウンターをピッタリと固定したのです
そのカウンターとカウンターの接地部分には微妙に隙間があるのです・・・
その隙間がある状態でカウンターの上で何かこぼしたら一大事です!
液体は隙間を狙って潜り込んでいきます
家具と壁の間に液体が忍び込み壁を腐らせてしまうかもしれません・・・
そうならないように、カウンター同士の接地面にはシリコンコーキングをするのです。
コーキングはすごいです!
大活躍します!
防水・隙間埋め・接着剤代わり・・・等など
養生テープをはがしています
無事にコーキングも終了して取付作業は終了です。
ついに設置完了!
もう!バッチリ!取付完了しました!
お客様も、ビシッと納まったカウンター収納に喜んでいただけたようです
「この納まりは、既製品にはありえないね!」
と言っていただきました。
嬉しい事を言っていただきました!
我々としても、ここまでピッタリ納まると自分で自分たちを褒めてあげようかと思う程です・・・
なにはともあれ、この家具もお客様に気に行ってもらう事が出来ました。
何よりです!
そして、残された仕事は・・・お掃除です!
木製品を加工していますので、どうしてもゴミ等が発生してしまいます
また細かい木くずや粉を綺麗にする為、掃除機で一気に吸い取ります。
床には養生も引きますが最後は掃除機で!
掃除しているそばから、お客様の子供が走り回っていました!
木くずが残っていたら危険です!
なので、最後は綺麗に掃除するのです!
そんなこんなで、作業終了時刻は18:00頃・・・
予定よりも一時間程度遅くなってしまった!
やはり、仕上作業や調整に少し時間がかかったのが原因かと思われます。
しかし、まだまだ時間短縮する方法はあるはずだ!
今後の課題ですね!
今回取付けた家具はホームページの製作事例にも紹介しますので見てくださいね!
詳しく紹介します!
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