特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

3月2010

ジャパンブランド『tobi』合同会議

昨日はジャパンブランドの『tobi』の合同会議でした。  

合同会議はいつも東京商工会議所で行われます。  

  

この皇居を見るといつも思い出す・・・  

高校時代に真冬体育の授業で皇居一周マラソン地獄!  

私の母校は皇居より徒歩10分程度のところにある雑居ビルのような学校でした。  

無駄な話はここまでにして・・・  

  

  

  

ここが東京のど真ん中!目の前には皇居があります  

  

そしてここが本日の舞台!東京商工会議所  

  

定刻になり、いよいよ会議スタート!  

本日の議題は来年度事業継続に向けた国に対する事業継続の話合いです。  

  

  

開会のあいさつをして  

  

商工会議所の偉い方が本日は出席  

  

今年度はtobiというブランドの立ち上げが主な事業でしたが  

来年度はそのブランドのPR新たなアイテム製作が主な事業になりそうです。  

そして、今年度の事業の振り返りをしながら事業報告書を確認しました。  

『tobi』を発表してからまだ3ケ月足らずで各方面からの問い合わせがあり  

ブランド立上早々にしては珍しい事らしいです。  

もうすでに、『家庭画報』や『エル・デコ』という著名な雑誌に掲載され  

その知名度は徐々に上がって来ています。  

  

そして東京商工会議所にもtobiの作品を展示しようということになり 

その会場というよりロビーですけどどんな所なのかを確認中  

  

このスペースにおける家具をみんなで見ながら  

  

私が写真を撮っていたらクルクル目の前で回り出すN社のZ間さん  

  

Z間さん邪魔です・・・ 

   

来年度はいよいよいろんな場所での展示が計画されています  

家具はカタログや雑誌で見るのもいいですが、やはり実際に見ると全然イメージが変わります。  

製作している側から見てもそう感じるもんです。  

来年度は本当にいろんな方にこのtobiを見てもらいたいと思います。  

海外出展も計画にありますので楽しみであります。  

  

  

そして休憩タイム!  

  

左側の方が副理事長・右側の方がT総帥  

  

左側の方がtobiのデザイナー岩倉榮利さん・右側の方が間中木工所の専務  

  

昨日はT総帥に体調が万全ではなかったので反省会は中止という事になりました。  

残念です・・・  

   

来週も皆様と顔合わせいたしますので反省会はその時にということで・・・  

来週はtobiの椅子を製作されましたミネルバの工場見学に行ってきます。  

なんでも今普通じゃ見れないものが工場にあるらしく  

ミネルバの社長の御好意で見学させていただくことになりました。  

我々はなんも専務を連れて伺わせていただきます。  

来週は楽しみだなぁ~。  

そろそろ作業着も辞めようかな・・・

私、大学卒業後はしばらくサラリーマンをしていましてずーっとスーツを着ていました。

そして、この仕事を始めてからは作業着のみを着ています。

 

この作業服というのは実に便利でして

ポッケがたくさん付いているんです。ペン・携帯・財布・鍵等々すべて収納できるのです!

しかも多少汚れても気にしなくてOKというすぐれもの!

 

たまにはスーツを着る事もありますが、サラリーマンの時よりお腹がだいぶ出てきたので

今までのスーツが着れず、新しいスーツの購入許可が妻から降りないのです。

私:『新しいスーツ買ってよ!』

妻:『たくさん持っているでしょ!痩せれば着れるんだから買いません!』

という会話を結婚してからず~っとしています!!

 

そのくせ自分の化粧品やら服はバンバン買うくせに・・・

おぉ~!!会社のブログなのについ個人的な愚痴をこぼしてしまいました。

 

工場や現場に行く時は当然作業着なのですが、

打合せに行く時はやはり作業着じゃない方がいいかなぁと思い始めた今日この頃・・・

作業着はなんとなく汚いイメージが付いてしまいがちです。

実際に作業していれば当然汚れてくるものですから・・・

お客さんに会いに行くのにそんな格好では失礼かと考える。

 

私も家の手直しをハウスメーカーに依頼した時

はっきり言って汚く見える職人には警戒してしまう。

腕の良い悪いは別問題!

見た目の印象が大事ですね。

人間見た目じゃない!』と言い訳していた私・・・

これからは心入れ替えて小綺麗な格好を目指そう!

人間見た目も大切です』・・・家具の見た目も重要です!

(中身が伴っていなければ意味ないが)

 

『おいおいこんな汚い奴と打合せして大丈夫かよ~』と思われたらそれだけで損しますからね。

私は汚いですが、家具は綺麗なんです』と言ったって信じてもらえるわけがない・・・

私も汚いといわれないようにオシャレさんになります。

スーツだとちょっと堅苦しいので、すこし変化をつけてみようと思います。

 

いよいよ国際派家具屋としての自覚が出てきたのでしょうか?

そして本日は『tobi』の合同会議!!

気合い入れて頑張ってきます!

『なんということでしょ~』

毎週日曜日は『大改造!劇的ビフォーアフター』という番組を暇つぶし程度に見ている。

一番気に入っているのは『なんということでしょ~』というあのナレーションがたまらない!

完成後の我が家を初めてみる時の依頼人の表情・・・

涙を流して喜んでいる姿はとても印象深い。

 

あの番組に出てくる住宅の機能や家具は

本当にそこに住む人の事を考えて造られたものだからだと思う。

そしてお客さんも自分達家族の為だけに造られた空間を見て

そこで生活する自分たちの姿を想像できるからあそこまで感動するのだと思う。

 

そこに住まない私にとってはその空間だけ見せられても

『ふ~ん、すごいね』で終わってしまう。

それでは渡辺篤史には悪いが『建もの探訪』になってしまう・・・

驚きはあるが感動はあまり感じられない(個人的意見です) 

 

番組に出てくる匠には賛否色々あるみたいだけど・・・

中には『なにそれ?』というものも確かにある!

それはさておき。

そこに住む人が感動し喜んでいればオ~ルOK!だと個人的に思う。

良いか悪いかは他人が決める事ではなく使用する人が決める事だから!

 

 

家族には色々な物語歴史がある。

だから家具のカタチやデザインにはその物語や歴史が表れてくる。 

私のように『なにそれ?』と思ってしまうのはその物語や歴史を理解していないから だろう。

 

私は、生活空間とはそこで生活する人の性格や感情にとても影響を与えると考えます。

不自由を感じながらの生活ではどうしてもそこで生活する人の表情が暗くなりやすくなり、 

快適な空間で生活している人は、表情が明るく なっていると思う。

実際番組をみてもそう感じる・・・(番組製作側の思うツボかもしれないが)

 

前回も軽く書いたが業者同士で特注家具の打合せをする場合は

図面や寸法をもとにして、これから製作する家具そのものをイメージしながら話を進める。

しかし、実際に使用する人はこれから製作する家具というよりも

その家具を利用している生活風景をイメージしながら話を進めていく。

 

そして、業者同士の話し合いだけだと『どのようにしてその家具を使用するか

という物語歴史が製作するに職人には伝わりづらい。

職人は図面をみて図面通りの家具を造ればいいんだよ』という人もいるかもしれません

確かにその通りです。

ただ、職人も色々経験しているので、『どのように使用するのか』という事を

知っているのか知らないのかでは微妙に違ってきます。

どこが違うかって?

それは本当に細かい所です。

『ここが角ばっていたら子供がぶつかった時に怪我をするから丸めよう』とか

『ここは手をつく場所だから・・・』とかいろいろあります。

しかし本当に細かい所なんです。

 

 

そこに住む『家族構成』や『どのような環境で使用するのか』という

物語歴史知らないより知っている方がいいんです。

知って製作する家具知らないで製作する家具より使いやすいからです。

細かい所の違いですが、細かいところが積み重なるといづれ大きな差になります。

 

そういう細かいところの気づかいは使用している人には

伝わっていると思います。

たぶん伝わっていると思います。

伝わらないなら伝えますが・・・

 

そうすると私の心の中では『なんということでしょう~』というナレーションが聞こえてくる

 

 

 

家具の墓場

本日は廃棄処分となる家具について考えてみました。

 

P1010982

無造作に横たわる家具

 この写真は新設された家具が付いた代りにお役御免になった家具です。

なんとも年代を感じる家具です。

この家具は既製品でその昔、日本で生産されたものだそうです。

見た目はくたびれて、多少ガタも来ていますが

さすが日本製まだ構造はしっかりしているので手を加えたらまだ使用できます。

しかし置き場に困ってしまうので今回は廃棄ということで・・・

役目を果たし終えて家具としても納得の寿命だった事でしょう。

と勝手に正当化する。

 

そしてこれが我々が製作した家具ですが設計の寸法ミスでお蔵入りになってしまった

行き場のない家具です。

P1010984

行き場をなくした特注家具

 特注家具の場合、その場所の為に製作するので他への転用が出来ないのです。

そのためせっかく製作した家具なのに寸法ミスというくだらない事で

材料から製作した時間まで全てが無駄になってしまう

なんとも脱力してしまう話です。

このまま捨てるのはもったいないので何とか利用できないかと検討中・・・

検討してもう二ヶ月・・・まだ引き取り先が見つかりません。

このままでは場所ばかり占拠してゴミへと変化してしまいます。

 

この家具だって今ここにあるからゴミとして扱われてしまいますが

ちゃんと取付ければ立派な家具だったのに・・・

まだ使用できます・・・というより一度も使用されなかったのだから当然綺麗です。

『この世に無駄な物などない』とがばいばあちゃんも言ってました。

このままではこの家具は無駄な物になってしまうので、

本日ブログにされて少しは浮かばれたでしょうか? 

・・・合掌

 

 

同じ人が使用する家具でも、ライフスタイルの変化や成長につれて

必要とされる家具も変化してくる。

丈夫に製作することは当然ですが、変化に対応できる家具というのを考えてみるのも面白い。

いらなくなったら即廃棄というのは避けたいですね。

 

話は変わってしまいますが・・・

いらなくなった家具・家電を処分する時はちょっと考えた方がいい

すぐに捨ててしまうと失敗するケースもあります。 

わたしはこんな経験をした事がある・・・

 

それは二年ほど前、我が家は引っ越しをする事になりました

その為に古い家具や家電などの粗大ゴミを捨てることになったのです。

区役所に電話すると粗大ゴミシールを購入して指定日時に出しなさいといわれたので

合計約一万円分の粗大ゴミシールを貼って出しておいた。

すると目を疑うような状況が・・・

ちょっと前に出しておいた我が家の古い家具や家電がすっかり消えてしまっているのだ・・・

たぶん誰かがまだ使用できると判断して持ち帰ったのだろう。

私にとってはゴミでしたが、その人にとってはまだ家具だったのです。

 

欲しいのならもっと早く言ってくれればよかったのに!!

一万円も払って貼った粗大ゴミシールが悔やまれてなりません!!

ゴミの山

昨日姉崎工場入りした私、近くに借りているアパートへ泊まり

本日は工場の朝礼から出社しました。

普段は船堀の事務所に居ることが多い私なので朝礼は久しぶりの参加となりました。

 

しかし、朝礼から問題発生!!

工場のゴミを捨てに行く時間がなく置き場所がなくなっているというのだ!

それはまるでゴミの津波のようにグイグイ本来あるべき場所から迫ってきていたのです・・・

約2ヶ月分のゴミが工場に居座り工場の導線を侵食しているのです。

 

社員からの『何とかしてくれ』と陳情の嵐・・・

『何とかしくれ…』ではなくて『何とかしろよ!』と言いたくなってしまう! 

そして工場はゴミの山・山・山

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通常はここにゴミをまとめておきます

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ゴミ置き場に入りきらないゴミ

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そして今日も新たなゴミが生まれてくる・・・

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牛のベッドになり、やがて肥料になる木くずの山

 

1月・2月は何ともタイミングが悪かったということで捨てられなかったという結論に・・・

『ゴミを捨てに行こう』と思ったらトラックが無かったり

『トラックがあるからようやく捨てられる』と思ったら人が現場に出て行けないとか

『ようやく人と車がそろった』と思ったら、短納期物件でドタバタしている等など

本当にタイミングが悪かったのか、行けない理由を探していたのか・・・

 

頼めばゴミは回収してもらえるのですが、一回手配すると数万円の出費が発生します

節約の為、基本的にゴミは近くの処分場に持ち込んで廃棄するのです。

木端は段ボールに入れて、切り回しや機械加工の時に発生する端材は

ヒモでしばってまとめておきます。

なるべくゴミを最小限にするべくそれはそれは涙ぐましい努力をしてきたのです。

その涙ぐましい努力はまた今度お話します。

 

しかしながら・・・

もうこれ以上は放置できないので明日ゴミを回収しに来てもらうことにしました。

これでようやく工場がスッキリします。

やはり工場に無駄な物が置いてあるとだらしなく見えてしまう!

環境がだらしないとそこに居る人間までだらしなくなる

だらしない人間が造る家具はきっとだらしない家具になっているに違いない!!

 

あぁ~なんという事でしょう!

最近、反省してばかりいます。

 

 

しかし1月・2月はゴミを捨てられないほど忙しかっただろうか?

なんとも納得がいかない出来事でした!