特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

3月2010

家具の扉を製作しています

これから紹介するのは家具の扉を製作する最終段階の様子です。

扉の製作過程はこちら・・・【ホームページの製作工程の紹介】

その中で小口仕上の部分を本日は細かく紹介します。

 

今回は扉の枚数が44枚というかなりの数です。

こんな時に活躍するのが機械設備!!

扉の幅を揃える時の『ダブルサイザー』

 

そしてこれが『縁貼り機』

 

この機械が有るか無いかでは作業時間が全く変わってしまいます。

それではこの縁貼り機を使用した小口仕上を一連の流れで紹介します

 

まずダブルサイザーで幅が揃えられた扉

小口はまだ切られたままの状態

 

これが小口に貼られるメラミン材

扉の厚みより少し大きくしてあります

 

メラミン材を縁貼り機にセットして準備完了

 

あとは扉を機械の中に通すだけ

 

順調に流れてくる扉!その数44枚

 

流れてきたらもうこの状態!小口にはメラミン材が接着されています

 

最後は人の手で仕上作業

 

この縁貼り機を使用して小口を仕上げる作業は時間にしておよそ数時間程度

最後はやはり人の手で一枚一枚ペーパーで磨き手触りを確認します。

 

しかしこれがもし全て人の手で行うとしたら・・・

1日で終わる作業ではありません。

1日以上かかる作業を数時間で終わらせるという事は・・・

作業時間が短縮されるという事はその分コストが軽減されるという事です!

 

特注家具屋にも色々なやり方があります。

大きく分けると『機械を使用する方法』と『手作業でする方法』。

もし、扉が2~3枚程度ならこの機械を使用して小口を仕上げるより

手作業で仕上げた方が全然早いです。

何でもかんでも機械でやれば良いという訳ではありませんが

今回のように44枚という数がまとまってくると作業時間の差は大きく開いてきます。

この機械があるのと無いのでは工場の生産力が大きく違います。

この縁貼り機は今後も活躍してくれる事でしょう・・・

 

機械化が進んでいても、最終的にはやはり人の手で確認するという事。

人間の感覚はとても敏感で違和感を感じる所にはやはりムラ等が出ているんです。

家具は人の手に触れるモノです、だから自分で触るのが一番いいですよね

当然と言えば当然の事。

 

明日はこの扉と家具を現場に取付に行きます。

そして私は横でニコニコしている事でしょう。

拝啓!情熱大陸様

日曜の夜にTBSでやっている『情熱大陸』に出る事が夢なんです。

『情熱大陸』を知らない方もいると思いますので簡単に説明・・・はこちら

長期間の密着取材によりその人物の魅力・素顔に迫るという番組だ!

そして私もそれに出たい!と真剣に考えています。

 

ただ、今来られてもまだ薄っぺらい人間なので30分という番組が持たないと思います

だから今後に備えて突然出演の依頼が来ても大丈夫なように

この森下という会社、そして特注家具の世界で生きる我々について

今後出演するであろう情熱大陸用に記事にしていこうかなっと思ったのです。

 

拝啓!情熱大陸様

 

このカテゴリーの中では我々がどんな想いで家具を製作しているのかや

どんな言葉に影響を受けたのかなどを紹介していきます。

そうすれば、情熱大陸に出演する時に番組の制作スタッフの方も

やり易いかなと思いますので。

 

特注家具の世界で生活している私

家具にかかわらず、モノ造りに携わる方の考え方や情熱という物が

とても心を震わせる物であります。

少しでもその感覚をお伝えしたいと思います。

 

う~んなんだか葉加瀬太郎のバイオリンの旋律が聞こえてきました。

北上夜曲

私もこの年になると様々な友人や親戚の結婚式に出るようになった。

私の結婚式の時に司会の方が我々に贈ってくれた詩がある。

それは吉野弘祝婚歌である。

内容はコチラ

なんか奥が深い感じです。

これは姪の結婚式に参加できなかった吉野さんが書いて送ったものだそうです。

今ではいろんな結婚式などで贈られる詩です。

昨日の義姉の結婚式で久しぶりに耳にして、改めて奥の深さを感じていました。

 

昨日は結婚式の内容について記事にしましたが

本日はその後の親族ばかりの二次会でのお話。

 

通常、披露宴が終了したらそのあと親族はお茶でも飲んで解散・・・という流れになるんだろうと

油断していたら始まりました親族交えての第二ラウンド

お昼から始まった披露宴から数えるとはや6時間ぐらい経過しているでしょうか

まだまだ飲み足りないという感じで始まり、盛り上がりながら時間は進んでゆく・・・

 

しかし、ここで一つ大きな問題が毎回発生する!

それは『言葉の壁』だ・・・

同じ日本なのにここまでわからないはずが無いと思うかもしれない。

しかし確かに存在する言葉の壁・・・

何回か話しかけられているうちに繰り返し聞き返す訳にもいかず途方に暮れることがある

笑顔でごまかしてみたりするにも限界がある。

そんな時の究極の技を開発したそれがこれだ!!

妻の会話のみで周りが何を話しているのかだいたい予想する』という裏技!

もう少し説明すると、私の妻は標準語岩手弁バイリンガルである。

助かるのは岩手弁に対して標準語で返答してくれる所である

その返答を聞いて今この空間ではどんな会話がされているのかという事をなんとなく把握するのだ!

この裏技で数々の危機を脱出してきた私。

妻に言わせると『人の話を聞く気がないからわからないんだ!』と一蹴されてしまう・・・

 

そして今回の親族だらけの二次会でもこのピンチはやってきた!

しかし今回は妻は家のお手伝いをしている為、横にはいない・・・

いつにもまして大ピンチであります。

そこで私が取った行動は、題して『自分も家のお手伝いをしよう作戦』である

しかし思わぬ邪魔が入った!

それは義母である・・・私の事もお客さん扱いしてきたのだ!

『何もしなくていいから、座って飲んでろ!』というのだ・・・

私の作戦は開始からわずか3分程度であえなく失敗、腹をくくり席に着く私。

 

そして最終手段・・・

私が取った行動は、題して『自分の存在感を消す作戦』だ!

なるべく中心の席から外れるように端に座り、じ~っと気配を消すようにビールを飲む。

しかしこの作戦も着席して2分であえなく失敗!

私の存在感が消せるはずもなく、出るは出るは私への質問・・・

たぶん『どこに住んでいるのか?』とか、おそらく『仕事は何しているんだ?』など

 

しかしまさかの質問タイムで新たな作戦が開発されました!!

題して『わかった質問の返答を出来るだけ長くして時間を稼ぐ作戦』!!

これは最高に威力を発揮してくれました!

この作戦で妻が私の横に来るまでの時間を稼ぎ、無事に二次会を乗り切る事が出来ました!

 

そして、遠くに住んでいる親族は解散する時間に・・・

本日飲み始めてから8時間ぐらいが経過している為、もはや限界状態のわたし

フラフラになりながら居間にもどりまったりしていたら想像を絶する展開が始まった!

 

実家の裏に住む妻の従兄弟と二人で飲みに行く事になった・・・

言葉の壁が心配されましたが、人間フラフラになると魂で会話するようです。

そしてカラオケを二人で歌い続けました。

従兄弟がご当地ソングである『北上夜曲』を披露していただき

お返しに私は千葉のご当地ソング『思い出の九十九里浜』を歌うという具合で

北上の熱い夜は過ぎて行きました。 

ちなみに従兄弟はカラオケ採点機で加山雄三に旅立ちを熱唱されて

97点の好成績をただき出して、店のカラオケランキングで

堂々とした1位です。しばらくはこの記録破られないことでしょう・・・

 

普段はおとなしい従兄弟ですが、その日は全く違った一面をる事ができて

あっという間に時間が過ぎてしまい、気が付いたら深夜3:00過ぎ!

 

妻から怒り電話が鳴りまくり!

披露宴から計算すると15時間耐久レース・・・もう限界ということで本日はお開き

当然のことながら、次の日は二日酔い・・・

せっかくの日曜日だったのに私は二日酔いと過ごす事になりました。

 

あ~今週は家具の話が本当に少ない

このままではマズイです!

来週は家具関係のお話をしていきます。

柳腰の美少年

本日は私の義姉の結婚式のため岩手県の北上に来ています。

     

               人ごみの東京駅             無人に近い北上駅

普通にJRで切符を購入すると大人一人往復で¥26,000もするのですが

パック料金で購入するとなんとホテルもついて往復¥19,100で購入することができるのです。

しかもホテルは中々のところで大浴場もあり朝食バイキング付きで言うことなしです!

切符代よりも安い価格で、ホテルまで付いてくるなんて・・・

理屈はわかっていても不思議なことです。

 

朝になり、妻は地元の美容室で髪をセットしていよいよ実家に到着!

親族が大集合して貸切バスで新郎の実家である盛岡市へ移動します。

 

 バスで揺られること1時間30分・・・ようやく式場に到着しました。

控室にはみなさんの一品持ち込みで宴が始まらんばかりの勢いであります。

中でも紅白餅がうまかった!

お年寄りの方もバクバクこの餅を食べて、これから始まる披露宴のことを全く考えていない

であろうペース配分でみなさん食べていました。

これがなくちゃはじまんねぇ~』とか『白食ったら紅もくわなきゃなんねぇ~ぞ

などと盛り上がりながら一人二個以上は食べていました。

 

控室でだされた紅白餅

 

一通り控室の料理が片付いたらいよいよ結婚式が始まります。

いろんなタイプの結婚式がありますが、仏前式・教会式などあり

われわれは神前式という和風な結婚式でしたが

今回は、人前式といい列席者の方に結婚の誓いをするというものらしいです。

初めてこのような形式だったのでちょっとおもしろかったです。

 

そしておもしろいと言えばこの人・・・今回の披露宴の司会者であります。

新郎新婦の共通の同僚?なのか上司なのかわかりませんが

とにかく会社関係のかたです。

本業は忘年会の司会者だと言っていましたが。

なかなかのいいテンポで進行されていました。

 

忘年会の司会より緊張するとかたるK野さん

  

そして式は進行してゆき、新郎友人の出し物がまた面白い!

新郎の検証と考察』という新郎のあらゆる事をテーマにして

レポートの発表をしながら20人ぐらいの男が後ろでラジオ体操をしている

という不思議な光景でした。

 

その中で、新郎の外見についての項目で出てきたのが『柳腰の美少年』という言葉。

これは昔、新郎のことを初めて見た通りすがりのお婆さんが、

新郎のことを柳のように『美しい』と表現したそうです。

日本では『美しい』という表現をにたとえていたそうです。何とも風流な・・・

そんなお婆さんから柳腰の美少年といわれる程の男前の新郎です。

 

 

       

       純白のウエディングドレスと柳腰          お色直しのドレスです

 

そして新婦の手紙ではいつもケンカばかりしている母と姉ですが

姉も涙を浮かべるほどの感動のシーン・・・

あのインパクト大の姉が泣いているのをはじめてみました・・・

横を見ると私の妻まで涙を流しているではありませんか・・・『鬼の目にも涙』です

 

 

そういえば、新郎とわたくし実は遠い親戚である可能性が出てきました・・・

長野県の松本市がそれぞれの実家の出身地でありまして

私の苗字を見た新郎の父と叔父が私のところに駆け寄ってきてそんな話をしていました。

世間は狭いものです。

まさかまさかの遠い親戚関係があったなんて・・・

悪いことはできません。

 

そしてこれから親族はバスで家に集まり

親族だけの二次会が開催されます。

わたくしも当然参加しなければならないので、覚悟を決めてきます。

違反者講習

昨日はミネルバ宮本さんの工房にお邪魔させていただきました。

通常、工場にはあまり人を入れたがらない方が多い中

東京家具工業組合の青年部のイベントとして見学させていただくことになりました。

素晴らしい工房にとてつもない情報量が一気に押し寄せてきたので

この話は来週ゆっくりとブログにしていきます。

 

そして本日は昨日の興奮状態が継続中の私を一気に現実に戻すことになります。

私の免許の期限がなんと今週で切れてしまうのです。

しかも、本日より義姉の結婚式に行くため岩手県へ旅立つ私・・・

今日しか行く時間がなく午前中行ってきました幕張免許センター

 

平日なのに大勢の人、そして長蛇の列・・・

5年ぶりの免許更新にちょっとドキドキしながら受付の人が言われるがままに進む手続き

まぁ~受付の人は毎日毎日同じことを繰り返す日々なのだろうが

こちとら5年ぶりに更新でちょっとドキドキしてるのにまったく気の利かない奴だ!

プリプリしながら流れ作業の中へ飛び込む私・・・

手にする書類にはしっかりと違反者講習の欄にでかでかと丸をつけられ

しぶしぶ120分講習・・・1分間が120回です。

 

過去を振り返り、自分が犯した違反を三度悔いることになりました。

一度目は、警察に捕まった時

二度目は、反則金を支払う時

そして今回で三度目・・・無駄な120分

携帯電話で捕まり・駐車違反で捕まり・スピード違反で捕まり・・・

嫌でも反省してしまう。

さすが警察のシステムであります。

 

そして始まる違反者講習・・・

講師の人の説明がなんともリズミカルなテンポでなかなか飽きさせない人でした

さすがに、毎日毎日同じ話をしているだけあり工夫しているのでしょうか?

 

そして違反者講習もいよいよ大詰め!

という所で簡単なテストをしますと言われた。

それが『安全運転自己診断』という緑色の冊子

緑色のかわいらしい冊子なのに言う事は強烈!

 

チェック項目は全部で27項目

内容は大した事のないものです。

軽い気持ちでスラスラとチェックして結果診断を見ると

なんとも酷い内容に頭が痛くなってきました。

 

この自己診断によると、私は

『他の車や歩行者にイライラしやすく、ストレスが高い状態で運転して

運転中に『ヒヤリ』としたり『ハット』したりする経験が多く

不必要な車線変更をしたり事故を起こすおそれを軽視している

また、自分の運転技術に自信過剰である事が伺えます』

と酷評を頂きました。

運転者失格であります。

 

反論したい事は多々ありますが

一つ一つ反論していると岩手行きの新幹線に乗り遅れますので

真摯に受け止めることにします。

次の免許更新は3年後・・・少しマシな診断結果を希望します。

 

これから新幹線で約3時間半の長旅・・・

久しぶりの妻の実家。あぁ~雪が降っていなければいいなぁ~と願うばかり。

あの雪には本当にやられます・・・

前の日は普通の風景だったのにたった一晩でこの雪景色

  

今週は本当に家具の話をしていませんが・・・

来週はガッツリ家具の話を盛り込んでいきます。