家具の扉を製作しています
これから紹介するのは家具の扉を製作する最終段階の様子です。
扉の製作過程はこちら・・・【ホームページの製作工程の紹介】
その中で小口仕上の部分を本日は細かく紹介します。
今回は扉の枚数が44枚というかなりの数です。
こんな時に活躍するのが機械設備!!
扉の幅を揃える時の『ダブルサイザー』
そしてこれが『縁貼り機』
この機械が有るか無いかでは作業時間が全く変わってしまいます。
それではこの縁貼り機を使用した小口仕上を一連の流れで紹介します
まずダブルサイザーで幅が揃えられた扉
小口はまだ切られたままの状態
これが小口に貼られるメラミン材
扉の厚みより少し大きくしてあります
メラミン材を縁貼り機にセットして準備完了
あとは扉を機械の中に通すだけ
順調に流れてくる扉!その数44枚
流れてきたらもうこの状態!小口にはメラミン材が接着されています
最後は人の手で仕上作業
この縁貼り機を使用して小口を仕上げる作業は時間にしておよそ数時間程度
最後はやはり人の手で一枚一枚ペーパーで磨き手触りを確認します。
しかしこれがもし全て人の手で行うとしたら・・・
1日で終わる作業ではありません。
1日以上かかる作業を数時間で終わらせるという事は・・・
作業時間が短縮されるという事はその分コストが軽減されるという事です!
特注家具屋にも色々なやり方があります。
大きく分けると『機械を使用する方法』と『手作業でする方法』。
もし、扉が2~3枚程度ならこの機械を使用して小口を仕上げるより
手作業で仕上げた方が全然早いです。
何でもかんでも機械でやれば良いという訳ではありませんが
今回のように44枚という数がまとまってくると作業時間の差は大きく開いてきます。
この機械があるのと無いのでは工場の生産力が大きく違います。
この縁貼り機は今後も活躍してくれる事でしょう・・・
機械化が進んでいても、最終的にはやはり人の手で確認するという事。
人間の感覚はとても敏感で違和感を感じる所にはやはりムラ等が出ているんです。
家具は人の手に触れるモノです、だから自分で触るのが一番いいですよね
当然と言えば当然の事。
明日はこの扉と家具を現場に取付に行きます。
そして私は横でニコニコしている事でしょう。