特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

拝啓!情熱大陸様 『巨匠・宮本茂紀さん』・・・組手は東洋の文化

本日のお話は先日お邪魔した巨匠・宮本茂紀さんの工房へお邪魔した時のお話し。

 

家具には様々な技術がある。

その中でも無垢材を使用するときには無垢材と無垢材のジョイント方法がある。

それが組手である。

椅子の組立に使用される組手加工 

椅子のこのような接合部分に組手が活躍します

 

この組手には本当に様々な種類があります。 

組手について話をする宮本さん

 

宮本さんの話によると・・・

西洋の組手の原点は東洋の組手にあるという

また東洋の組手は組上がった時に格好が良いというのだ!

それに気づいたのは、色の違う材料を組んだ時にわかったという・・・

様々な組手のサンプル

 

これまで宮本さんは様々な組手を研究されて、数多くのサンプルを実際に製作されています。

組手のデザインもされていたそうです。

 

そして、これが組手の技を集約して出来た椅子の製作サンプル。

これまで何台か製作して実際に販売もされていたそうです。

しかし、この組手の数々・・・一度でも分解されたら復元するのは至難の業だろう

 

 

様々な組手技術が結集された組立椅子

 

 

脚の組手も数種類から構成されている

 

 

ここからは数ある組手サンプルの中からこれはすごいと思ったものを

写真で取りましたのでとくとご覧ください。

 

三方留め

分解するとこのような加工が・・・

 

 

引っ張っても動かない組手

まさかの横にスライドさせる組手

 

 

引いてもスライドさせても動かない組手

赤いクザビを抜いて分解する

 

家具屋にも様々な種類がある。

我々のような収納棚等を中心とした箱物家具屋としては無垢材を全面に押し出して

使用する機会は少なくなってきている。

ある程度はこんな組み方があるというのは知ってはいたが

この時、目の前に出てきた組手はどれもがお初にお目にかかるものばかり・・・

モノによっては外し方がわからず戸惑う私・・・

 

そこへなんも専務登場!

なんも専務は宮大工の見習いを8年間していたのでこの組手については

ちょっと知識があるようで分解しようともたついている私をみて

ここはこうするんだよ~』と自慢げに組手について語りかけてきました・・・

そーゆー自慢は要りませんから!!

めんどくさい奴です!!

 

組手の基本は東洋の組手にある・・・

そう言われると組手に興味が出てきます。

  

 

  

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