『80万振り込んで・・・』
それはある日の出来事でした。
実家の電話に一本の電話が鳴りました。
それは私の弟の名前を語る不審人物・・・
そうです・・・あの振り込み詐欺だったのです。
我が家にかかって来た振り込み詐欺の電話はこれで2回目・・・
突然の事に母親は興奮状態!
その手口を紹介します。
偽弟:『大変だよ!会社のお金が入ったカバンを電車の中で置き引きにあってしまった』
母親:『何してんのよ!いくら入ってたの?』
偽弟:『80万・・・風邪引いて薬飲んだら電車で寝ちゃって・・・』
母親:『あんた馬鹿じゃないの!!どーすんのよ?』
偽弟:『すぐに弁償しなきゃいけないから今から振り込んでくれない?』
母親:『今から振り込んだって、今日中には送金できないでしょ!!』
偽弟:『大丈夫!コンビニから振り込めば今日着くから!』
母親:『送金するより、今から取りに来なさいよ!!』
偽弟:『時間がないから無理』
母親:『じゃぁどうすればいいのよ?』
偽弟:『カバンの中に携帯電話も入れっぱなしだから連絡は取れないよ』
『今自分の携帯はつながらないから一緒にいる先輩に電話してよ』
母親:『なによそれ?』
偽弟:『大丈夫!その先輩の後ろに自分はいるからコンビニ着いたら電話して』
そしてその先輩という人間の携帯番号を控えて電話を切ることに。
このようなやり取りがあったと興奮気味の母は証言していました・・・
しかも、名前と生年月日まで把握している犯人!!
興奮気味の母親は『振り込み詐欺を見破った!』ぐらいのテンションで話していましたが、そこに居合わせた祖母の話によると『途中まで騙されてたんじゃないか』って言っていました。
危ないところです。
『どうしよう?』と母親からの電話を取った私のもう一人の弟がキャッキャしながら私に報告してきました。
その控えた番号に電話するかどうしようか考えましたが、めんどくさいので警察に電話しなさいといい
早速警察に通報して番号を渡したそうです。
ちなみに我が家の方針は『自分の尻は自分で拭う』が基本です。
仮にそのような電話がきても、『自分で何とかしなさい!』といって終わったでしょう。
いくら家族とはいえ、電話一本で大金を振り込めとは厚かましい事この上なし!!
こんな電話がくるなんて、世の中物騒です!