それはある日の出来事でした・・・
突然一本の電話が事務所に入りました。
どうやらこのHPを見た方からの電話のようで箱の製作をしてほしいとのことでした。
家が事務所に近いという事で早速事務所にて打合せ。
なにやら専門学校の卒業課題で製作する物を入れる小物箱をどこを探してもなかったらしくHPで『木工・箱・家具』などのキーワードで色々検索した結果、弊社にたどり着いていただいたようで。
まだ他の家具屋HPの中に埋もれている我々のHPを探し当ててくれただけでありがたい話で、早速電話までしてくれることにうれしい気持ちになってしましました。
そして打合せしながら材料・寸法・仕様などを決めていき。
その日のうちに図面を描き、工場に製作指示をだして翌日から製作開始。
卒業課題に負けないような物を製作するつもりで我が社のベテラン職人が燃えていました。
そしてこれが完成品
ただの箱に見えますが、お客様の細かいこだわりが詰まった箱です。
このサイコロ状の物を中にしまいます。
サイコロ状の物にゴムをつけて印鑑にして収納する小物入れです。
最初は箱だけの依頼だったのですが、同じ材料のサイコロ状のものをこれからホームセンターに探しに行くという事でしたのでついでに造っておきました。
本日午前中に学校に行く前に事務所に寄っていただきまして早速確認してもらいました。
品物を見ていただいた時の笑顔がとても印象的でした。
品物には自信があったのですが、やはり直接反応を見るまではドキドキします。
今まで何回経験してもこの瞬間は緊張します。
これまで直接お客さんと接する機会が少なかった私たち。
お客様の反応がダイレクトに感じられる事はこれからのやる気につながる事を改めて実感します。
3月頃に卒業課題としてお披露目になるそうです、私たちも楽しみにしています。
このような小さい箱は意外に細かい仕事が多い作業なのです。
職人がちょっとムキになって製作した物なのでこの箱の詳細な説明はまた明日いたします。