特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

意識高い系

tobiフランス展示会特別企画・・・ 『職人としての立場』③

最後に、宮本さんは強く私に言った!

「今の世の中、職人に対する評価は不当な物になっている」

「職人という立場の人間がこんなにも虐げられるのよろしくない!」

「まずは、職人・モノ作りをする人はプライドみたいなものを強く持たなくてはならない」

「デザイナーと職人は常に対等でなければならない!」

 

納得です。

設計士デザイナーは「先生」といわれる立場になっている、

しかし職人はデザイナーや設計士と対等な関係で家具を使用する人に対して

純粋に良い物を作りましょうという気持ちが大切なのだと思う。

 

「図面をそのまま作る事を押しつけてくる人」

「家具屋はお前だけじゃないんだよ!言う事聞きなさい!と威圧してくる人」

「なにか不具合が発生した時は職人に押しつけるような人」

 

世の中には様々な人がいます。

楽しい思いもあれば、つらい思い・悔しい気持ち・腹の立つ事いろんな気持ちになる!

 

宮本さんが私に言った事は

その中でも、「職人」としてのプライドはしっかり持ちなさい!

職人は幸せを作る事が出来る仕事なんだから・・・

 

こんな話を聞けるなんて・・・感激いたしました。

なんだか本当にすごい人に出会えたなぁと思いました。

 

 

 

 

と言うことで、宮本茂紀さんから伺った「職人についてのお話三部作

いかがだったでしょうか?

世の職人たちに夢と希望と感動を与える程の深い良い話!

本当に素晴らしいお話を聞かせて頂きました。

宮本茂紀さんに感謝!

 

 

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tobiフランス展示会特別企画・・・ 『職人というのは?』②

昨日の「職人とは?パート①」に関連して本日も職人とはについての話

 

宮本茂紀さん、曰く

「職人の仕事とは今の精度を求めるものではない、木の将来の姿をイメージする事が大切」

これもまた、おぉ~なるほど!と思う言葉です

 

んっ!どういうことだ?と思われた方に簡単に説明します。

以前、このブログでも紹介しましたが「組手」というのは木と木をジョイントする技術の事です

木を削り出しそれぞれを組合せる為、寸法をぴったり合わせないとうまく噛合わない・・・

 

たとえばこんな感じの物

 

そもそもこの組手を製作すること自体、相当な寸法や角度の精度が必要な技術なのです

宮本さんはそんなことは百も承知のはずです(だって作っているんだから!)

精度を出す技術・・・それはあって当然の技術!

「木の将来の姿をイメージして組手を考える」ということは

「木」というのは時間が経過するに従い変化していくものなのです

無垢材は反り曲がりなどはつきものなのです

(「板」という字は「木」が「反る」と書くぐらい変化するのです)

その将来の木の変化を予測して組手を加工するらしいのです

もっと言えば、その木の変化によって「組手」がさらに締まるように考えられているというのです。

 

昔の人は本当に素晴らしい技術を開発したもんだと感心する・・・

私なんか、自分の将来の姿さえ予測できないのに、木の将来の姿などわかるはずもない・・・

 

今時は激安家具が大流行しているせいか、

「汚くなったら買い換えよう」

「時間が経って古い家具は捨ててしまおう」

「修理するより、買った方が安い」

という考え方が普通になって来ている。

しかし、この「組手」という技術一つとっても「時間が経過するほど締まってくる」など

時間が経過すればするほど家具としての価値が上がってくる

そのような仕事をするのが職人なんだ!

と言っているように私には聞こえた・・・

家具を使う人に対して物を大切にする気持ちを家具を通して伝える事ができるのが職人でもある

 

 

 

これはなかなか分解できませんでした

まずはこれをはずして・・・ってどうやって?

一個外れると両方外れる・・・ってどうやって?

 

私は家具職人ではないので、その想いをお客様に伝える事に少しでも役に立てれば良いと思った。

職人と言うのはただでさえ無口なイメージがある、

家具を見ただけではなかなか伝わりづらい職人の想いを積極的に私が伝えていこう!

 

 

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tobiフランス展示会特別企画・・・『職人とは?』

職人とは・・・なんとも意味深い問いかけです。

オーダー家具を生業としている我々家具屋としては

 

宮本茂紀さん、曰く

職人とは、社会が必要とする物を必要な時に作りだせる人

最初この言葉を聞いたとき、ちょっと自分が恥ずかしくなりました・・・

 

 

それは二年前の10月~12月の三ヶ月間の出来事でした

私はその頃、短納期物件や大型物件などが重なりはっきり言ってパニック状態でした。

その時はなんも専務以下みんなと「なんとか年末を乗り切れば・・・楽しい正月を迎えよう!」

を合言葉に必死だった事を思い出します。

夢の中で材料を発注していたり、寝言で家具の打合せをしていたそうです(妻談)

もうほとんどノイローゼ状態・・・

(妻に言わせるとそのぐらいの方が私がおとなしくてよかったと振り返っています・・・鬼嫁!)

もうこんな思いはしたくないと根を上げていた私・・・

全てを捨て南国の暖かいところ逃避行も考えました。

 

そんな時、若輩者の私はこんな事を考えていたのです!

「次生まれ変わる時は、芸術家になりたい!」・「作家もいいなぁ~」なんて考えていたのです・・・

それはなぜか?答えは簡単忙しくなった時

「今は創作意欲がわかないから作品は作れません!」と言えると思っていたからです

(実際の芸術家たちはどうなのかわかりませんが、あくまで私のイメージ)

納期に追いつめられる切羽詰まった状況・・・

失敗が失敗を呼ぶ負のスパイラル・・・

そんな状況が私を芸術家への憧れを掻き立てたのでしょう。

 

そんなときに、宮本さんから言われたあの言葉・・・

職人とは、社会が必要とする物を必要な時に作りだせる人

芸術家に憧れていた自分が恥ずかしくなりました・・・

 

 

自分は実際に家具を製作する職人ではないけれど、特注家具メーカーという立場

というのは他の人から見れば職人みたいなもの・・・

もう少しプライドを持たなければならない!

そもそも自分には才能が無いから芸術家作家にはなれないのだと

もっと早く気づくべきであった。

 

 

 

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極~KIWAMI~

これはプリン好きという私だけでなく、是非皆様に一度食して頂きたい逸品です。

そもそも・・・私はプリンが大好きなのです!

ぷっちんプリンはもちろん森永の焼きプリンとか最高です!

酔っ払って帰る時必ずコンビニに立ち寄り買って帰ります。

 

私の定番プリン!森永の焼きプリン!

 

 

そして、地味に大好きなプリンは銚子丸という回転寿司お店があるのですが

そこの自家製プリンが何ともいえず濃厚でウマイ!

頼む時は回っているプリンでは無く、ちゃんとオーダーしたほうが冷えていて美味しいです。

 

 

 

そして、ちょっと贅沢な銚子丸自家製プリン

 

 

そんなプリン好きの私に衝撃を与える逸品が現れたのです・・・

その逸品との出会いはコチラ

八千代市の小学校教師をしている友人に工場の端材をプレゼントした時に

手土産に頂いたプリンでございます。

 

 

 

パステルプリン「極」

 

 

 これは・・・明らかにプリン界の王者に値する最高峰のプリン

キング・オブ・プリン!

パステルの集大成とHPには書いてあります。

 

パステル自信の逸品!

 

チーフパテシエがそこまで言うだけの事はあります。

こだわりが半端ないですね・・・バニラクリーム滑らかさ

そしてにまでこだわっているようです。

味は言う事無しです・・・

普段はしっかりとした焼きプリン好きの私でもこの滑らかさにやられます。

 

なにより、憎いのがその価格です!

一個¥525という価格設定。

普段気軽に食べられるような価格ではありませんが、ちょっと奮発したら購入できる価格!

キング・オブ・プリンにもかかわらず、高嶺の花と言う訳では無い価格・・・

しっかりとした販売戦略が伺えます。

 

また食べてみたいとおもえるプリンです。

是非皆様も一度ご賞味ください!

 

 

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拝啓!情熱大陸様 『物語があるモノ造り』

  

~ 想いを形にする職人集団 ~

お客様の想いを形にし、新たな生活空間を創造する。
そして家具を通して新たな物語が始まる。
これが私達の家具創りのテーマです。

 
 
これはジャパンブランド「tobi」で我々が自社紹介文に使用した文章です。

 

今日はこの文章について少しお話です。

私の家具に対する考え方みたいなものです。

 

職人は物語を造る仕事をしなければならない

この言葉は、私が宮本茂紀さんと初めてお話した時に言われた言葉です。

この言葉を聞いた時、「やべぇ~この人!超カッコいい!」と思いました。

 

なぜこの言葉に私がこだわるのか?

オーダー家具を非常によく表している言葉だと思うからです。

材料にも物語がある!」

これは先日『素材に対する感覚』で話をしたのでそちらを見てね!

 

 

そして今回のテーマは・・・「にも物語がある!」ということだ。

オーダー家具の打合せをしているといつも思う

その人のそれまでの生活家具に表れてくる

「どのように使うのか」・「どこに何を収納するのか」・「どういう所にこだわりを持っているか」・・・

打合せする度に思う千差万別十人十色

だから、他の人から見ればガラクタに見える家具でも

その人にしてみれば唯一無二の家具となる。

 

そこに物語がある!

既製品オーダー家具の最大の違いだ!

だから寸法を間違えたり製作途中で変更になったオーダー家具は墓場行きの家具となってしまう!

アウトレットとして販売出来ればそれに越したことはないが

オーダー家具の場合は転売が出来ない・・・

他の人の物語の上で製作したオーダー家具は、他の人にとって魅力ある家具であるはずが無い

物語が違うのだから・・・

 

物語にも2種類ある

一つ目は、「それまでその人が生活してきた習慣・クセ」など

いわゆる歴史みたいなものだ!

わかりやすく言えば、こんな人

「トイレで読書するクセがあります、だからトイレ収納には本を収納したいのです」

そして造りました!トイレで本を収納できる吊戸棚

 

こだわってますこの家具!

 

実はこれ我が家の事なんですが・・・

それまでの習慣・クセはどうしても抜けないもの

いつも妻から「トイレに本を持ち込むな!」と怒られていた私・・・

トイレに本棚を造ってしまえばそこに収納出来るので怒られる回数も減りました

 

二つ目は、「これからどのように生活を変えていこうかという希望・夢」など

いわゆる目的みたいなもの!

わかりやすく言えば、こんな人

「いつもパソコンをする時、食卓でするしかなかった・・・パソコン専用のカウンターが欲しい」

そして造りました!パソコン用のカウンターテーブル

 

今まで食卓にあった左側に小さく見えるノートパソコン

 

実はこれも我が家での出来事・・・

毎度、食事をするテーブルでパソコンをしていた妻!

食事時になるとパソコンを横にずらすだけだったり、床に置くだけというずさんな管理!

その態度にイライラしていた私!パソコンは別の所でするように専用カウンター

造ってしまいました!

これで夫婦円満のはずだったのですが・・・

 

トイレの本棚収納パソコンカウンターも妻にしてみれば余計な物

しかし、私にしてみればそれまでのストレスやイライラが解決出来てしまう優れモノです!

ちょっとレベルの低い話になってしまいましたが・・・

 

オーダー家具には物語がある、そしてオーダー家具から新たな物語が始まるのです!

「どうしてその家具の形状になったのか?」

「どうしてその寸法になったのか?」

「どうしてその材料にしたのか?」

「どのように使用する家具なのか?」

これらの事を踏まえて製作された家具は空間の一部というより生活の一部となる

そうすればそこで生活する人のこれからの習慣やクセに影響を与える

するとまた新たな物語が生まれてくる!

 

家具作りを通して生活空間・ライフスタイルを創造している仕事なんです!」

と最近では考えるようになりました。

使用する人の事を考えないで製作する家具は、量産品家具になってしまいます・・・

それは、ベトナム産や中国産のホームセンターで売っている家具に任せる事にします。

私は一点一点全ての家具を使用する人の事を考えながら製作する家具屋に

この会社をしたいと思っています!

 

真面目でしょ?

 

 

 

いま、理想と現実の間に挟まれていますが・・・

40歳までは迷いながら進むことにします!

 

この道を行けば・・・どうなるものか・・・

危ぶむなかれ、危ぶめば道は無し・・・

アントニオ猪木のあの言葉を思い出します。

 

宮本茂紀さんが初めて教えてくれた言葉・・・

職人は物語を作らなければならない

心に響いた言葉でした。

 

 

 

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