『空飛ぶタイヤ上・下』
『下町ロケット』をTVで見て感動していた頃
池井戸潤というひとはロケットの他にもタイヤも飛ばしてたんだ〜
くらいの気持ちで読み始めましたのがこの小説です。
零細企業の社長の心情を面白いくらい描写している
私が読書をするきっかけになった本です。
内容としてはそんな簡単な話ではなく「自動車のリコール隠し」が題材の本。
結構重たい内容です。
重たいけど面白すぎて一気に読める本です。
『名門の名を汚すのはリコールじゃない。不正なんだ。』
という一文は印象的。
隠蔽なんていいはずが無い!と思っていても
いざっ!問題が発覚して『どう対応するかッ!?』
と迫られたら自分ならどうするかッ!?
「これで良い訳が無い!」と分かっていても
会社の都合やらなんやら考え出して色々と天秤にかけてしまうのだろうか?
本当は天秤にかけた時点でアウト~なんだろうけど・・・
第三者からみれば「隠蔽は悪」っていうのは当然の話しなんだけど
本当に自分がそういう立場になったらどうするかッ!?
これって小説の中の話だけではなく
いつ自分の身に降りかかってくるか分からない話。
登場人物のどちらの立場に立ってもリアルに考えさせられる話し。
何が一番大事なのか?をちゃんと理解していないと対応を間違える。
様々な謝罪会見をTVでみてきたが…
いざその時ッ!自分なら何をするかッ!?
その時に冷静な行動を取れる自信が無い…
今冷静な時にメモでもしておこうか?
なんか…謝罪するときどうしよう?って話になってますけど
基本的に謝罪のないような会社経営をしていくつもりです。
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