こちとら自腹じゃい!!「のぼうの城」
最後に映画を観たのはもう数年前でしょうか??
たしか「踊る大捜査線3」だったと思います。
学生時分はちょくちょく映画を見る人だったんですが・・・いつの頃か?
そんな余裕も無くなってしまったようでして。
最近頭を悩ませる難しい問題が沢山勃発しているので
気分転換に「そうだっ!映画にでもいってみよう!」と思い立ちッ!
家族サービスを少しだけして一人映画を見る事に致しました。
1800円もするんですね・・・結構高いッ!!
今回見た映画は「のぼうの城」というなんともジブリッぽい題名ですが
野村萬斎主演の史実に基づいた日本史好きにはたまらない作品でございます。
日本史好きといっても俄かファンにはなかなか知られない
コアな日本史好きでなければわからない人達ではありますが・・・
甲斐姫はゲームのキャラクターにもなっているから知っている人は知っているかな?
とにかく・・・マニアックな世界です。
映画の内容は・・・
あの上杉謙信でさえ落とせなかった堅城「忍城」・・・別名「浮き城」!
豊臣秀吉の小田原攻めの時代、支城である「忍城」を石田三成が2万の兵で攻め込み
水攻めをしたという戦のお話。
詳しいお話は映画館で見て頂くとして感想はといいますと。
圧倒的な武力・財力を持つ強者の戦略
VS
財力・武力を持たず地の利を活かすしかない弱者の戦略!!
といったわかりやすい構図で日本人が好きそうな物語でございます。
最初は野村萬斎演じる成田長親のどんくさい振る舞いが笑いを誘う場面も多々ありましたが
やはり戦争の映画だけのことはあります。
妙にリアルなシーンもあったりして悲鳴をあげている人もいました。
とくに、水攻めのシーンは迫力満点ッ!
迫力満点すぎて、東日本大震災の津波を思い出してしまう程です。
リアルだった。
剛将・勇将・智将といった戦国武将のイメージとはかけ離れた存在の成田長親さん。
しかしながら、人を惹きつける力だけは群を抜く成田長親さん。
「智を持つものが智の無いものを鼻にかけ、武を持つものが武を持たないものをバカにする
ような世の中が嫌なんだッ!」というセリフが印象的でした。
そして、開城後の三成との対面シーンも熱かった!!
敗軍の将として弱い立場でありながら妥協する所は妥協して
曲げられない所は一歩も引かず条件を通す!
いつも家でも仕事でも弱い立場の私から見ると何とも痛快に感じてしまいました・・・
やっぱり大将の器ってのは様々な能力が必要なんだろうけど
共通して絶対不可欠なのは「人を惹きつける力」なんだろうな~と改めて思う。
そう言えば・・・ワンピースでも同じ事書いてあったなぁ~
なんだか成田長親がルフィーに見えてきました。
大切なものって今も昔も変わらないってことなんですね。
勉強になります。
野村萬斎の役者としての凄みを感じてしまいましたね~面白かった!!
★★★★☆星四つッ!でございます。
「のぼうの城」は今年見た映画の中では一番おもしろかったです!!
是非ご覧になってください。
今年一番面白いって言っても私・・・映画見たのは今年が初めてなんですけどね~
ヨホホホホホ~ッ!
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