特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

ある被災地の昔話だそうです

つい先日、ある方とお話していた時面白い話を聞いた。

それは、昔の震災でのお話だそうです。

 

ある地域に二つの弁当屋さんがあったそうです。

仮にAとBにしますか?

両店は普段500円そこそこのランチ弁当を販売していたそうなのです。

近所だし、販売商圏も近いことからライバル店だったのでしょうか?

まぁ~まぁ~おいしい弁当屋だったそうなので両店ともそれなりに繁昌していたようです。

 

そして・・・やってきた大地震

周りを見渡しても瓦礫の山!まだ食料も不十分な頃に

かろうじて残っていたお弁当屋のAとBは営業を再開したそうです。

 

A店は店の在庫で弁当を作ったそうです。

当然、食糧不足ではありますから今までのような弁当とまではいかなかったようです。

しかし・・・今まで一個500円程度で販売していた弁当屋さんが

なんとっ!一個1500円で販売し始めたそうです・・・

周りの反応はというと・・・とにかく食糧不足!

買って食べるしかなかったそうです!

弁当屋Aとしては、今までの弁当より質が落ちているにも関わらず三倍の価格で販売!

すぐさま仕入れをしてドンドン弁当を作り続けたそうです・・・一個1500円で!

 

一方のB店も店に残っていた材料で弁当を作ったそうです。

A店同様、限られた食材で弁当を作ったので質は以前よりは落ちているはずだったそうです。

そして・・・今まで一個500円で販売していた弁当屋さんは

なんとっ!無料で全て配布してしまったそうです・・・

周りの反応はというと・・・またたく間に世間に評判が知れれて

アッと言う間に無料の弁当は無くなってしまいました・・・

当然、全て無料ですから次の仕入れも出来なかったそうです。

一回限りの無料弁当・・・だったのかなぁ?

 

 

と言うようなAとBの弁当屋さん!

時がたち・・・今AとBの弁当屋さんはどうなったの~?

というと~B店はたった一回しか配布しなかった弁当だったのですが

今ではすっかり繁昌している弁当屋になったそうです。

どうやってかは知りませんが・・・地元の人に愛される弁当屋さんになったそうです。

一方で、A店はその後どうなったのでしょうか・・・?

結論から言うと~もう・・・無いそうです!

食物の恨みは恐るべし!!

 

人間・・・やった事はすぐに忘れるのに、やられた事はいつまでも覚えているもんです!

私も、やられた事は忘れません!

 

と言うような・・・なんとも微妙に深いイイ~話?

しかし・・・少々性格が曲った私はこう考える!

一個1500円の弁当・・・!?確かにリゾート価格ならぬ被災地価格にしたかもしれないが

瓦礫の山の環境で、設備もロクに使用できず食材もないのに

必死に弁当を作り被災地に食料を提供してきたのである!

果たして・・・A店は悪者なのか!?

材料の入手困難な時に食材を確保し弁当にして売るのには経費が沢山かかってしまう

だから・・・断腸の思いで弁当を一個1500円で販売する事になりました!

と言う状況だったのかもしれない・・・

 

世の中いろんな事情がありますね・・・

人から聞いた話を鵜呑みにしてはいけない!

私は無料で家具を配布するようなことは決して無いが・・・

三倍の価格で売ることも無いだろう!

というか売れないと思うし・・・

 

 

 

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