特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

1月2010

大間産クロマグロ1628万円也

東京築地の初競りでクロマグロが1628万円の価格がついたそうで、なんでも香港のすしチェーン店と銀座の老舗寿司屋が共同購入されたそうな・・・

1628万円って今時分じゃ家一軒変えるくらいの金額だなあと考えてしましました。そんなくだらないことを考え出したら止まらなくなったので聞いてください。

 

そもそも『モノの価値基準ていうのは人それぞれ全く違うな』なんてめんどくさい事を考えていたら徐々に深みにはまっていきました

私達が取扱う商品は『特注家具』というこだわりの家具、いわゆる『量産品家具』・『大量生産品』とは一線を引いて考えていました、というよりもそこが『特注家具メーカーである私の唯一のプライド』であります。

しかし、「マグロ一匹1628万なんてあり得ない」と考えるように「家具にそこまでお金をかけるなんて信じられない」と考える人もいるだろうと、「こっちの安いもので十分だな」と考えるだろうと・・・

これは私にとってはすごい発見です、というのも今までホームセンター等に置いてある量産品家具を見て私自身はっきり言ってバカにしていました。

ホームセンターに行っては置いてある家具の悪いところばかり見て「どうしてこんな家具が売れるのか」と不思議に思ってみたり、「この程度の家具をこの値段で販売するなんてどっかで手を抜いているに違いない」と自分の特注家具にたいするプライドみたいなものを安心させるような事を考えてみたり・・・

 

それでは「特注家具屋のプライドやこだわり」とは一体何なのか?

 

なんだか相当面倒くさい話になったなと思ってお茶を飲もうと思ったその時体中に衝撃が走りました!!

今自分が飲もうとしているお茶が入っているグラスはそのホームセンターで購入した数百円という代物・・・

しかもあれだけ特注家具にこだわっていた私、散々量産家具に対して悪態をついていた私

そのくせそのグラスを購入した時の私と言えば『このグラスがこの値段なんてラッキー』と迂闊にもキャッキャしていた事を思い出してしまいました。

世の中にはグラスにこだわりとプライドを持って製作している人もいるだろうに、迂闊にも私は安い量産品のグラスを持ってキャッキャしていたのです。

そんなホームセンターでの出来事と我が家のグラスを振り返って見たところ

『作り手のプライド』なんて買う人にとってはどーでもいい話で、買う人にとって「いい買い物をした」と思えるかどうかがとても重要なことであるということに気づいてしまったのです。

ということになれば、私たちの目指さなければならないのは『わざわざ森下の家具を選んでもらった人に対して「いい買い物をした」と思ってもらう事』であると!!

それではどうすれば『いい買い物をした』と思ってもらえるのかとまた考え出していたら、突然我に帰りました

 

それでもやっぱり『特注家具』『量産家具』は絶対に違う!!

 

それは『特注家具』はその家具を使用する人を特定して製作するからである!あの人の為に製作する家具だからこそ思い入れが出る!量産品にそれがあるか!

量産型ザクは絶対にシャア専用ザクには勝てない!!

『プライド』は自分たちの為に、こだわり』はお客様の為に絶対大切なのだ!ただもっと大切なことは決して『自分たちのプライドやこだわり』をお客様に押しつけてはならないこと!

少しでもこの『プライド』と『こだわり』がお客様に伝わって、『いい買い物をした』と思ってもらえるように情報発信していかなくては!

『うちの味付けが気に入らないなら帰れ!』という頑固親父のラーメン屋より、その人に合せて味の濃さや麺の硬さを変えてくれるラーメン屋の方がいいなって思うからね。

 

結局今までとあまり変わらない結論なってしまった、マグロ一匹で始まりラーメンで締める、そんなめんどくさいことを考えていました。

 

ちなみに、去年松方弘樹が釣ったクロマグロは築地市場で450万円で競り落されたとさ・・・(やっぱマグロは高い!)

新年の挨拶まわり

今日は新年の挨拶まわりをしてきました。といってもお世話になっているごく親しい人の所へですが、年賀を持参で行ってきました。

毎回この手土産的な物には考えさせられるところがありまして…日ごろの感謝の気持ちを表すとは言っても

「お菓子の詰合せ」ってなんだかありきたりだし、会社に挨拶行くのに「海苔の詰合せ」みたいな物を持っていってもしょうがないし…無難なところで「インスタントコーヒーの詰合せ」にしようかと考えたがインスタントコーヒーを飲まない所もあるし…   

なんだか試されているような気持ちでいっぱいです。

自分なりにいろいろ考えた結果、生菓子を自分で選んで詰合せてもらいました、ま~「お菓子の詰合せ」と何が違うのかと言えば『生』がつくかどうかでしょ!!

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本日挨拶へ行った時の写真、ストーブに当たりながらしばしの休息

中央がナカニシ工芸の社長

右側がサカタ工芸の社長

そして左が我が社の若旦那(なんも専務)

このナカニシさんとサカタさんに我々は家具のいろはを叩き込まれました、いわば家具の師匠みたいな感じです、今でも普通に怒られます。今後も度々登場するとおもいます(もう一人師匠はいるのですがそれはまた後日書き込みます)

そうそうナカニシさん生菓子ですので忘れずに食べてくださいね。私たちが帰る頃には生菓子の存在を忘れているような感じだったので…

 

姉崎工場始動!!

いよいよ本日から姉崎工場が稼働しました。まずは年明け一発目の朝礼をしていよいよ作業開始です。

朝はまだ正月モードでしたが、工場の動力を入れるとあのコンプレッサーが回転しだす音で自然と仕事モードに切り替わる不思議な感じ…

今週の末に現場が二つあるので年明け早々工場内は忙しくなっています。

こんな忙しい時に我が社の工場長は故郷の沖永良部に長期正月休みで来週からの出社って!!!工場のひんやりとした空気の中朝礼をしている時に、あの工場長が南国気分なのかと思うとちょっとイラッとしますが、お土産に期待して我慢するとします。

なにはともあれ無事に正月を迎えられ、工場も無事に始動したことにありがたいなぁと思っていました。今年も一年皆が怪我の無いように安全第一で作業しましょう。

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 2010年は森下にとってさらにパワーアップする年にしなくてはなりません。

この平成の大不況に打ち勝つためには、今のままではいけないなぁとしみじみ考えています。

「進化する家具屋」なんだかかっこいい響きですよね。

今年で創業100周年!目指せ創業200周年!!

あけましておめでとうございます。いよいよブログを始めます。

旧年は様々な方と出会いながら日々私たちも成長させていただきました。今後はさらにHPやブログを通して多くの方と出会えることを期待しています。

私の曾祖父さんがちょうど100年前に婚礼家具の製造から始め、現在曾孫二人が何とか跡を継いでいるような感じです。改めて100年というとちょっと実感がわきませんが…私の孫あたりが「今年で創業200周年」と言ってもらえるように目指していきたいなぁと思っています。

このブログでは、「会社の事」・「家具に関する事」・「家具の製作状況」等を中心に書き込みしていきたいと思っています。稚拙な文章ですが少しでも多くの方に見ていただけたらと思います。

それでは!よろしくお願いします!