特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

1月2010

牛丼低価格競争

牛丼の3大チェーン店『吉野家』・『すき屋』・『松屋』の価格競争が勃発しているらしい!

個人的な見解としては『伝統の味吉野家』・『変わり種のすき屋』・『味噌汁サービスの松屋』といった印象でしょうか。

面白いアンケート結果がある。(これはNET情報で自分で調べた訳じゃないから不確かですが)

『好きな牛丼屋』 

1位:吉野家63.4% 2位:すき屋43.2% 3位:松屋34.0%

『コストパフォーマンスが良い店』(つまり味・量・価格ということ)

1位:吉野家31.2% 2位:すき屋26.4% 3位:松屋:14.9%

『伝統の味吉野家』大健闘である

すき屋が並盛280円最安値を打ち出してからの他社の反応は・・・

松 屋 ⇒便乗して並盛320円。吉野家⇒「味にこだわる吉野家は価格競争に参加しない」との姿勢で並盛380円

伝統の吉野家は頑張っていましたが、結果は歴然!09年12月の発表(NET情報)では

『吉野家』⇒集客率:24.9%減―売上高:22.2%減

『すき屋』 ⇒集客率:15.9%増-売上高:1.6%増

『松  屋』 ⇒集客率:6.8%増-売上高:3.3%減

圧倒的な薄利多売の『すき屋』独り勝ち!『味にこだわる吉野家』は残念な結果になってしましました。『好きな牛丼屋』や『コストパフォーマンスが良い店』のアンケートがまるで嘘のような結果。

一番中途半端なのが『松屋』!価格も中途半端にしてしまった為、集客も伸びきれず売上のカバーができなかったようで。

もともとファストフードは「安い・早い・うまい」の三拍子そろう事が重要。その安い部分に注目されているが、それは「早い・うまい」のレベルを維持してこその話になる。

ファストフードのように安価な価格設定では1円の値下げも相当厳しいはずだと思う。(今回の価格競争は円高の影響もあるのかもしれないが)安易な値下げは結局自分の首を絞めてしまう。

薄利多売とはやはり強者の戦術である!店舗数ナンバー1のすき屋だからできる戦術だ!

2位・3位の会社が同じ土俵で勝負してはいけなかったのだ

 

にもかかわらずここにきて、吉野屋に大きな動きが!!

『味にこだわる吉野家・・・お前もか・・・!!』

あれだけ『価格競争には対応しない』と言っていた吉野屋が期間限定で大幅値引きし始めた・・・大丈夫なのか80円も値引きして・・・

その値下げの根拠は一体何なのか?ヤケになったのか?

しかも、80円値引きしたところですき屋の280円には届かない、これはまさしく中途半端な値引きでは!?

それでも、他の外食産業と比べればファストフードは業績がいいらしい。やはり、他の外食産業と比べて価格が安いからでしょうか?

そうすると、利用客の第一優先は価格になってしまうのでしょうか?

まぁ、牛丼嫌いな人には全く関係のない話ですが・・・

 

ちなみに私が食事するところを選ぶ基準は価格もそうですが、駐車場があるかどうかです

車移動が多い私たち、食事中に緑の人たちがバシバシ駐禁切符を発行しているから落ち着いて食事すらとれません、100円そこそこの価格差ならば駐車場がある所が一番安心できるというわけです。

無垢材のカウンター

本日は無垢材のカウンターについてのお話です。

無垢材の家具は非常に難しく、材料選びから始まります。

材木屋に希望の寸法を伝えて、材料が見つかれば船堀から新木場までは近いので実際に見に行って確認するというわけです。

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サペリという材料、さすが新木場!材料がそろっています。

P1010394 厚み・巾・長さと測って使用できるか判断します

かなり長いカウンターだったので、同じ樹種でしかも木目を合わせる為に同じ木で採れた材木でなければならず、さらには寸法も決まっていたので長い材料でなければならないとかなり厳しい条件でした。

発見した時はラッキーという言葉しかありませんでした、さすが新木場ネットワーク!!すっ飛んで新木場まで行って自分で確認。

材料を自分で確認した後は、お客様にも実際に実物や写真で確認してもらうことにしています。

 

なぜならば・・・

無垢材は自然の材料なので当然いい場所もあれば悪い場所もあります。(良いか悪いかは見る人が判断するので難しいところです。)

ちょっと前までは悪いとされてきた部分でも最近ではそれも個性の一つとかいってそのまま使用するケースもあります。その判断はお客様次第、好みで分かれてしまいます

天然木突板などを使用する時も同じです。実際に使用する材料は見てもらった方がお客様も安心すると思います。

特に今回は変形カウンターだったので現場に何回も寸法や型を取り、そこから製作をスタートします。

あーでもない・こーでもないと繰り返しながら材料を加工してはまた現場に行ってみたりとそれはそれは時間のかかる作業でした。塗装工程も考えるとやっぱり製作に時間が無い!と難題続きでしたが・・・

いろいろあった結果、納まったカウンターがこれ!!

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なかなかの迫力になりました。

ストレートのカウンターなら取付も時間がかからないのですが、

このカウンターは角度がつく部分が二か所!そして長さが8メートル以上強敵です!

現場でのジョイント作業には苦労しました・・・

木場にあった材料からこのカウンターになるまでを考えると感慨深くなってしまします。

完成したものを見るのはやっぱりいいもんです。

 

やっぱりオーダーした家具というものは、お客様にも製作の過程などを見てもらい、その家具の事をよくわかってもらえれば、自然と家具に対する愛着も出てくるのかなぁと思います。

『どうやってこの材料に決まったのか』

 『どのような加工がされているのか』

『どんなふうに取付けられているのか』

オーダー家具の付加価値とはそこに眠っているのかも!!

しかし押し付けては決してならない・・・でも積極的に伝えていかなければならない!

 

まためんどくさい話になりそうなのでこの話はまた今度・・・

精神修行的現場作業

今日は朝から現場に行ってきました。

現場の横には大きな川が流れていてまぁ~風が冷たいというか痛いというか・・・

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現場からの外の風景、のどかな雰囲気です。これが嵐の前の静けさだとはこの時知る由もなく・・・

 

そんなこんなで搬入作業開始です!しかしこの搬入作業がこんなにつらい出来事になるとは・・・

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このヒノキの無垢材で製作したロッカーを運搬中!

サイズが巾2000㍉×奥行き500㍉×高さ2400㍉と特大サイズ!そして、大人6~7人でやっと持ち上げる事が出来る超重量級家具!!

さらに、この特大で超重量級な家具を1F~4Fまで手で持ち上げるという精神修行のような過酷な作業

し・か・も…なんと10台も!!!

 

誰かが言いました・・・「これ階段登らないんじゃないの・・・?」

「そんなわけないだろ!!」一喝していざ搬入開始!内心ドキドキしながら地獄の階段登り10回

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声にならない声を掛け合いながら階段を登りはじめ

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何とか階段をかわして、一台一台そして二階三階へと進んでいきます。

特大サイズということで周りに気を使いながらせっせと運び、重量級家具に体力をむしばまれ・・

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一階上がることにこの疲労感・・・まだ始まって間もないのに!!

 大人7人で特大家具を運ぶ風景、それはまるで蟻が巣の中に食料を運ぶかの如く・・・

 

 しかも、内装に関してはいよいよ追い込みという時期、他の業者さんも殺気に満ち溢れながら作業している中、

この通路を完全にふさぐ特大サイズの家具は明らかに他の業者からは完全な悪役扱い・・・

「こんな忙しい時にそんなでかいもん持ってくんじゃねー!!」⇒「すいません」

「そんなんで階段ふさがれたら仕事になんねーよ!!」⇒「すいません」

「あと何台あるんだよ!!」⇒「あと8台です」

なんて掛け声まで掛けられて、ただひたすらに「すいません」と念仏をとなえるばかり・・・

まぁ、逆の立場なら当然かなとも思うが、いい感じに精神修行にもなりました

朝9時から開始して10台運び終わったら時間はもうお昼すぎ・・・

遅めの昼食がまるで精進料理のように見えてきて、意識もうろうとした中午後の作業へ

 

お次は、腕がプルプルと震えながらレイアウトをきめて取付作業の開始です。

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疲労困憊の中の取付作業、この時は皆心は無の境地。危うく悟りを開く所でした

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いろいろありながら、せっせと取付けてこんな感じになりました。

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全部で10台並ぶとなかなかいい感じの部屋になってきました。

こんなにつらい搬入は久しぶりでした、階段に入るかどうかのドキドキ感、運び始めてからの体力修行、そして他業者交流の中の精神修行すべてが血となり肉となる・・・

そう信じて明日も前に進んでいくのである。そう信じなきゃ前に進めない一日でした。

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帰る頃には、夕日が綺麗で富士山も見事でした。

本日ハ真面目ニ現場打合

いつも家具に関係ない話ばかりだと遊んでいる風に見られてしまうので今日は現場に打合せに行った写真です。

P1010542

まだ1F部分の工事ですが、今年の夏が始まる頃には完成予定の物件です。

本日は、家具の仕様と大まかな寸法の打合せに行ってきました。

といってもまだ我々が受注した訳ではないので、これから見積です。

かなり大きい物件なので、見積も慎重にしなければなりません。ドキドキです。

それにしても、この不景気の中でこんな大きな物件の仕事に声をかけて頂き、感謝・感謝です。

本当に有難い

 

まだまだ家具を納めるのはだいぶ先の話ですが、竣工時期と家具のボリュームから考えると実はもう時間が無いような状況です。

特注家具は図面を描き打合せはするのですが、実際に製作に入る為には家具を実際に設置する場所の寸法を測らないと納まらないという状況が発生してしまいます。

なので、現場で寸法が測れる状況になるまで待たなくてはなりません。

(あくまでも森下のやり方で、他社ではどうするかはわかりませんが・・・)

しかも、引渡日は決まっているのでその日程に向けて、建物が完成する直前は工場ではドタバタと休日返上で作業する事もしばしば・・・

それはそれはうれしい(?)悲鳴です。

 

ここ最近の仕事の傾向として、保育園介護施設などの大型物件の話が多くなってきています。

まぁ~受注する確率は見積したうちの5~10%とかなり低いですが・・・

以前の大型物件というと代表的なのがマンション家具です。しかし、最近ではマンション自体の建設が無くなりましたが時々話があると思うと海外組に取られてしまいます。

というのも、マンション家具は数が多くて比較的同じ形の家具なのでどちらかというと大量生産の部類に入ります。なので量産して価格を抑える傾向にあるのでしょうか。

今では我々が担当する家具といえば『オーナールーム』のオーダー家具ぐらいになっています。

(余談ですが、最近ではマンション入居後に既存の家具が気に入らないと我々に依頼してくる方も増えてきてます。有難い。)

一方で、教育施設や介護施設などの家具はボリュームが多いのですが同じ形の家具が比較的少ないのです。しかも、家具を利用するのは小さい子供やお年寄りの方なので細部にも十分な配慮が必要になります。

となると、海外組より国内で製作した方が良いのかもしれません。

 

家具はデザインはとても重要ですが、やはり機能的である事が大前提なのではないでしょうか?

かっこよくても使いづらい家具では生活しづらいですから・・・(これはまためんどくさい話なので後日)

 

森下は大型物件を受注できるだけの生産力がある事が強みの一つであります。

積極的にチャレンジしていきたいと思います。

 

久々に真面目に書き込みしたら目がまわる・・・

がんばれ日本!負けるな森下!

坂本龍馬の24時間

大河ドラマの影響か、坂本龍馬の名前を耳にしない日はほとんどない。

これまでもTVや本などで取り上げられている為何をした人かぐらいかは知っていた。特に幕末の日本は興味深いし、個人的に日本史は好きというよりも若干マニアの部類に入る。

坂本龍馬の評価は人それぞれあるみたいですが、自分が一番びっくりしたのはその生涯の短さ!!

龍馬が生まれてから近江屋で暗殺されるまでたった33年間!!

日本初の株式会社を設立したり、日本初の新婚旅行してみたり、あの『薩長同盟』を成立させ、しまいには『船中八策』を書いている。これが33歳までに行った事だとは信じられない。

 

そんな事を考えていたら「自分は今まで何をしてきたのか?」とまためんどくさい事を考えてしまう・・・

今までなんとなく過ごしてきて、気がついたら『高校球児』より年上になり、『横綱』よりも年上になり、いよいよ『坂本龍馬』より年上になろうとしている。

今までの自分にお説教の一つでもしてやりたくなる。

龍馬と自分の共通点は、一日24時間ということぐらいしか思いつかない。

そして一番違う所は、その一日24時間の使い方ではないか・・・

 

ある本にこう書いてあった

高い成果を出す人は集中力があるというよりも、集中する術を知っている人である

そういえば、自分は小さい頃から『落ち着きが無い』と通信簿に書かれていたことを思い出す。

今となれば、『落ち着きが無い』のではない『落ち着き方を知らなかった』だけだ!と言いたい。

小学校の頃に『集中する方法』を教わっておけば、自分も今頃は龍馬に近づけたはずである!

・・・そんなはずはないか

 

とはいえ、今からでも遅くはない!俺は生まれ変わる!

龍馬の時間に近づけるように生まれ変わる!!

明日から生まれ変わる!!

日本の夜明けは近いぜよ!!