ジャパンブランド『tobi』
昨年より私たちは、経産省のプロジェクトであります『ジャパンブランド』という事業に参加しています。
要するに、『中小企業のみんな頑張れ!』という事業です。
東京家具工業組合が音頭をとり、都内の家具メーカー9社が参加して「あ~でもない」・「こ~でもない」と散々会議を繰り返して完成したのがこの『tobi』という新ブランドです。
2009年12月に東京ビックサイトで『IFFT国際家具見本市』でこの『tobi』というブランドを発表して予想を超える大反響でした。
ちなみに森下では、『センターテーブル』という商品を担当致しまして、展示会のど真中に配置していただけました。
詳しくはこちらのHPを見てください。http://www.tobi-tokyo.jp/
そして本日は、展示会で発表した家具の安全性検査といいますか、
発表した家具は現段階では『作品』という感じでこれを『商品』へレベルUPするにはどうしたらいいかと『東京都産業技術研究センター』という難しい名前のところから専門家の方々が多数いらっしゃって製品の安全性などを確認してもらうという集まりです。
とくに、人体系家具・準人体系家具といわれる椅子・ソファー・テーブル関係の家具は実際に体をあずける家具なので入念に確認が必要です。
しかしながら、今回の試作品はどれも貴重な品物なので、耐久テストなどは現物は使用できません。
そこで科学技術が登場するようです。
本日の説明では、椅子や家具のデーターをパソコンに入力し仮想空間の中で家具を再現し、仮想の世界で家具に荷重をかけて強度試験をするようです。
大学の講義を聴いているようで、途中で頭の中が爆発しました。
テーブルの安全性確認中!!
しかし、実際に製作している家具メーカーの方々はその道何十年という『重鎮』がそろっていて専門家の人もどんなアドバイスをしていいものかと四苦八苦しているように見えました。(個人的な見解)
それだけ、各社の製造技術は高いのです。
その高い製造技術に科学技術のお墨付きをもらえば『鬼に金棒』状態!!
満を持して商品として世の中に出せるというわけです。科学技術と経験のコラボレーションとでも言いましょうか・・・
そして、今日は残念ながら午前中の会議の為、開催しませんでしたがジャパンブランドの会議が終わると恒例の反省会が上野で開催されます。
上野のホルモン屋での風景。ここで様々なドラマが生まれました。
私にとってはこの反省会は会議よりというと怒られますが、会議と同じぐらい重要な会だと思っています。
自分の会社だけではどうしても世間が狭まってしまいます。同業の先輩の話を聞くことは非常に大切だなと思いました。
やはり経験は大切な技術ですから、自分が体験できなくても聞くだけで勉強になります。
仕事以外の伝説も数々・・・やっぱり家具屋はすごい!
2010年1月19日 16:32| カテゴリー:リビングデザイン東京「tobi」| コメント(0)