『tobi』の勉強会
今日は午後から『tobi』の専門委員会があります。
経産省の助成事業なので、年度毎に方向性やブランドの在り方について参加者で話し合います。
昨年は家具を製作する時間よりもこっちの会議の時間のほうが長かった・・・
勉強会を開いたり・・・反省会を開いたりと・・・
その勉強会でなるほどなぁ~という事を言われた。
それは京都ジャパンブランドのプロデュースをしている方の勉強会だった。
『日本の職人は、技術を売りたがる。しかし世界のバイヤーは技術ではなく品物を買う』
技術自慢なら展示会に出せばいい、売りたいなら消費者が必要としているものを造ること・・・
言われてみれば当然のことだなぁと思う。
さらに、『デザインや技術を競うのではなく、お客が何を求めているかを考える』
ともいわれた・・・職人は技術を売りたがるのだそうだ。
痛いところを突く発言・・・
他のプロジェクトで職人の技術が詰まった醤油入れを海外の展示会に持って行ったそうです。
・・・ヨーロッパの人が醤油をあまり使わないのに。
職人が集まると結局そういうことになる。
今までの製造メーカーは本当に製品を作るだけだという。お客様がどのような物を必要としているのかをリサーチする。
そして売り方を考えるのではなく、使い方を提案することに意味があるそうです。
理屈はわかった!!じゃぁ何したらいいんだ!!
『子曰く、吾三十にして立つ』
まだ間に合う・・・
2010年1月29日 11:41| カテゴリー:リビングデザイン東京「tobi」| コメント(0)