特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

家具の打合せの様子

オーダー家具の打合せ 千葉県 浦安市 (2010.8)

本日はモリカグホームページが御縁で御問合せ頂いたお客様のご自宅に

オーダー家具の打合せに行ってきました。 

 

今回は千葉県浦安市に一戸建ての新居を構えられた方からのご依頼です。

 

問合せ頂くオーダー家具の中でも最近本当に多い内容の一つでもあります!

 

カウンター下に収納棚を造りたい!」というご要望です。

 

キッチンリビングダイニングを仕切るのに多いのがカウンターです。

しかし・・・なんでそうなているのかよくわかりませんが

だいたいのカウンターリビングダイニングの方に飛び出ているのです。

 

そんなカウンターを目の前にされた人は

カウンター下に既製品の家具スチールラックを並べられている方もいらっしゃいますが

オーダー家具の設置を検討されている方も最近急上昇

既製品家具を並べて収納するよりは確実に見栄えはオーダー家具の方がよいでしょう!

 

また、カウンター下に収納棚を追加される場合は

比較的に安価オーダー家具を製作する事が出来るんです!

その理由は・・・企業努力です!

 

・・・

・・・

・・・違います。

 

あくまでも比較的安くできるということです。

材料機能にこだわればそれなりの金額になりますが・・・

なぜ安くできるのか?安いの物には理由があります!

カウンターが出てきている部分に設置する収納棚の為、奥行き寸法がどうしても浅くなります。

浅くなる分収納出来るものは限られてしまいますが、使用する材料が比較的少なくて済むんです。

 

ど~です?

オーダー家具造って見たくなりました?

 

 

 

ということで・・・今回はどんな打合せだったのか?

紹介していきたいと思います。

 

まずはカウンター下の収納棚を設置する場所を確認!

巾寸法・奥行寸法・高さ寸法を測ります!基本ですね・・・

 

このスペースに設置を検討中!

 

そしてカウンター下に必ずと言っていいほど付いてくるのがこいつらです!

 

ど~も!コンセントです!

 

コンセントが付いている場合の対処はいくつかあります!

やり方次第ではどうにでもなるコンセント

しかし・・・家具設置場所にコイツ等がついていると言うだけで

たいていのお客様は諦めてしまう方が多いようです・・・

だから・・・私はコンセントが嫌いなのです!

 

オーダー家具布教活動にとってコンセント目の敵です!

 

ということで、いくつかの対象法をご提案させて頂きました。

対処方法は・・・ひ・み・つ

 

そして仕上材を何にするかという話になります。

お客様のご要望は「天板の木目に合わせた化粧板が良い!」ということです。

 

これがカウンター天板です!

 

集成材をホワイト色に塗装しているようです。

集成材の色合わせ・・・なかなか難しい注文です。

なぜ!?難しいのか?

 

それは、集成材が無垢材の寄木で造られている材料だからです。

無垢材には白い部分赤い部分があるんです。

そこをホワイト系で塗装すると写真のように、

赤い部分と白い部分がはっきり出てきてしまうからです。

じゃ~色合わせするって言ってもどこの部分の色で合せるの?

という難しい話になるんです。

 

こだわらなければそれまでの話ですが・・・

これに関しては、色合いが近いメラミン材のサンプルを数枚選んで

後日確認してもらうことにしました。

 

 

ということで・・・今回のお客様のご要望は?

 

①天板に色合わせした仕上材を外部に使用する

②コンセントを使いやすい状態で残す

③内部には本や食器を収納する為強度を持たせる

④天板の一部がRになっているので、天板の形状に合わせて下台を製作する

 

ということでした。

しかし・・・今回はまだ正式発注ではありません!最初の現場打合せです!

しかも・・・強力なライバルが!

どうやら、新築の住居なのですが洗面台の設置等でリフォーム業者が出入りしているようです。

そのリフォーム屋さんもオーダー家具を製作しているらしい・・・

なんとも厳しい戦いです!

 

私としては・・・どちらを選んで頂いても構いませんよ~

十分比較して選んでくださいね~

ということでした。

 

 

 

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オーダー家具の打合せ!神奈川県 川崎市(2010.8)

本日はモリカグホームページが御縁で御問合せ頂いたお客様のご自宅に

オーダー家具の打合せに行ってきました。 

 

今回は神奈川県川崎市マンションにお住まいのお客様です。

最近マンションに御入居されたようなのですが「キッチン周りの収納が少なすぎる!」

ということで食器棚+家電収納棚をご希望されていらっしゃいます!

 

今回のご依頼のご要望は・・・

 

①マンションの既存家具に合わせた面材を使用してほしい

②家具の引手も既存家具に合わせて使用してほしい

家電製品を収納するスペースが欲しい

使い勝手が良いように高さを提案してほしい

 

以上の4点が主なご要望でした。

 

①②に関しては、既存家具に使用している化粧板の品番や引手のメーカーが

わかっていたのですんなり決まりました。

 

この時点で問題点が2つ!

 

一つ目は

扉の仕様がメラミン化粧板で製作する扉なのですが、

既存家具の扉がポストフォームで出来ている扉だったので

打合せ前と若干ですが見積金額に誤差が出て来てしまいます。

と言う事。

 

二つ目は

扉内部に使用する化粧板なのですが・・・

既存家具の扉内部に使用している化粧板はグレーに近いアイボリー色!

今回新設するオーダー家具の一部に白いオープンスペースを作るのですが

オープンスペースにグレーに近いアイボリー色だと圧迫感が出てしまうのでは!?

と言う事。

 

一つ目の問題点は、ポストフォームの見積を取り直して再度見積をするという事で

二つ目の問題点は、オープン部分はクロスの色に合わせて家具を製作するという事で

まとまりました。

 

 

③④に関しては、現在使用している家電製品メインに高さ等を検討しました。

これが意外に大変悩ましいところ・・・

収納量を増やす為に吊戸棚の位置を下げると、部屋全体に圧迫感が出て来てしまう・・・

しかし、圧迫感を出さない為に吊戸棚の高さをあげてしまえば収納量は減ってしまうし

吊戸棚の高さが高ければ高いほど使い勝手が悪い吊戸棚になってしまう・・・

 

この問題点はいつもお客様が頭を痛めるポイントです!

しかしながら・・・こればかりは使用する人の考え方で変わってしまう所なので

「こっちが良いですよ!」と軽々しい事は言えません。

 

こんな時、役に立つのが私の妻の有り難いお言葉です!

自宅にも食器棚を製作したのですが・・・妻からのダメ出しの嵐

「こんな高いところじゃ使えない!」だとか・・・

「ここが使いづらい!」だとか・・・

数え上げたらきりがない!

最初はうるさい奴だ!とスル―していました。

スル―された妻は「お客様の声を無視するな!」と暴れていましたが

こうやって打合せしている時にお客様が悩まれている時は

妻のアドバイスと言う名のクレームの事を伝えているんです。

 

なんせ私・・・食器棚のオーダー家具の打合せはするんですが

食器棚を使用する家事と言うものは一切しないグータラ亭主なので

使用する人の気持ちというものはなかなかわかりづらいもの・・・

そこで毎回悩まれているお客様に、妻の体験談をお話ししているのです。

 

世の中に無駄な物はないとよく言います!

妻の家具に対するクレームも無視してしまえば夫婦喧嘩の種にしかならない物を

よくよく聞いてみると、お客様へのアドバイスに少しでもなれば

妻のクレーム貴重な意見として耳を傾ける事が出来ます。

 

またしても・・・話が脱線してしまいましたが

今回の宿題は2点

①ポストフォームでの再見積のご提出

②今回打合せした内容で家具図の作成をする事

です。

 

まだ正式に御契約いただいている訳ではないので

お客様に喜んで頂き、納得してもらえるような御提案をしていきたいと思います。

(うぅ~ん!久々に家具屋らしいブログです!)

 

 

 

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オーダー家具の打合せ!静岡県 富士市(2010.7)

本日はオーダー家具の打合せのお話です。

今回のお客様は、ブログが御縁で弊社の存在に気づいてくださった方からのご依頼です。

イヤハヤ・・・このブログも無駄ではなかった!

 

普段は関東地方を中心に活動しているモリカグですが

今回は静岡県富士市

お声がかかればどこへでも行きます!

 

声がかかればどこへでも駆けつけるモリカグですが、

さすがに遠距離を何回も往復するわけにはいかないので

事前に家具の内容や形状を確認させていただき、概算見積のやり取りをさせていただきました。

何回か電話とメールでやりとりをして、サンプル帳を抱えて現地に向かいます。

 

今回のお客様は新築を建築中のご夫婦です。

 

新築中のご自宅で打合せをさせていただきました。

何と言っても!こだわり詰まったご新居でございます!

床は杉の無垢材!壁はなんと漆喰塗です!

しかも驚いたのは・・・なんといってもキッチンカウンター

これも杉の無垢材を使用されています!

まだ工事中なので、表面には養生シートが貼ってありましたが

少しめくって見せてもらいました!

材木屋に見に行って購入されたそうです。

やはり雰囲気が良い!無垢材のカウンター

 

ここまでこだわっていらっしゃるお客様・・・じんわりとプレッシャーを感じてしまいます!

とはいっても私も一応家具屋のプロとして

大工の職人技に見劣りしない家具を!と思います・・・

 

それではどうやってまず、なぜ?オーダー家具を製作しようとされたのか?

最初は、小売店をのぞいて家具を探していたそうです。

しかしお気に入りの家具が見つからない・・・その後も色々探していたそうです。

しかし、探せば探すほど奥の深さにはまっていったそうです。

そして、記憶の片隅にありましたモリカグの存在を思い出して頂き

今回我々に声がかかのです。

有り難い事です。

 

今回のご依頼は、リビングのコーナー部分に置くTVカウンターです。

ご希望の材質と御予算を事前に確認させて頂いたので

概算見積と家具イメージ図を携えて、直接現場での打合せとなりました。

家具の形状に関しては事前に頂いたスケッチをもとに話を進めさせていただきます。

そして、材質はウォールナット突板を染色塗装をして仕上げるというTVカウンターとなります。

 

 

今回のご要望をまとめると・・・

 

①部屋のコーナーに置くTVカウンター(変形する)

②基本的に座ってTVを見るので高さを調整する

③漆喰と杉無垢のフローリングとは対称的なイメージカラーにして

  家具で部屋のアクセントを付ける!

  (おぉ~責任重大だ!)

④見た目はシンプルにしてTVを置いても安定感のあるカウンターにする。

 

と言うような内容でした。

 

 

突板の塗装は実際に数種類のサンプルを製作して、

漆喰を仕上げた壁床の杉無垢材サンプルを実際に並べて

家具の色を決定するという事になります。

やはり、頭の中で考える事と実際に目で見て確認するところは分けて考えないと!

部屋の照明や陽の光の入り方で家具の印象を・・・しいては部屋全体の印象を変えてしまいます!

しかし今回はサンプルの色選びからなので実際のサンプルは後日となります。

あとは、配線の確認や家具の強度の確認をさせて頂きました。

 

 

家具屋が打合せする時の主な仕事としては、具体的にこんな感じです。

「お客様のイメージを具体的にカタチにした時にどんな問題点が出てくるか?」

という事を一個一個解決していくという感じです。

少々時間はかかりますが、一緒にカタチを考えていくというやり方が

オーダー家具の場合とても大切なのではないかと考えるのです。

 

お客様自身が家具のデザイン機能を考える事によって

その家具にも愛着が湧いてくると思います!

 

 

先生」と呼ばれるような方や「頑固な職人」みたいなおっかないオヤジから

 

「それではイメージが崩れる!ここのデザインはこうした方がよい!」

「こんなやり方はいかがなものか?これが職人の技なんだよ!」

「バランスがわるいな~!ここはシンメトリーにした方がよい!」

「君は何を言ってるんだね?これだから素人は困るんだよ~!」

 

などと言われると、一応家具屋の私でも「本当はこんな風にしたかったのにな~」と思いながらも

ははぁ~ッ!先生のおっしゃる事に従います!」と言ってしまう・・・私優柔不断なもので。

 

 

しか~し!

いくら優柔不断な私でも言われるがままに製作されたものを見て愛着がわくか?

と聞かれても・・・わかりません。

せっかく既製品より高いお金を払ってオーダー家具を造っても

愛着が湧かなくて、永く使用できない家具では不幸です!

 

私がいつも心がけている事は

お客様には要望イメージをひたすら口にしてもらう!

言われた事に関しては「それは出来ないです!」とは言わない・・・ようにしている。

偉大なるイエスマンになるように心掛けております!

その時、自分で判断できない事は宿題として持ち帰り、職人たちとも相談する!

家具屋の私は技術的・構造的・予算的に冷静に考えて御提案をする。

ということです!

 

そして、不思議な事に打合せを繰り返すと

この人の為の家具を造るんだ!」という気持ちになるんです!

その気持ちを私は職人にいろんな手段を使って伝えようとするのです!

(なかなか難しいですが・・・)

そうすれば、一つ一つの仕事に手を抜くことはあり得ません!

だから、直接お話しする事はとても大切な事なんです。

(こちらの勝手な都合かもしれませんが・・・)

 

と軽く持論を話してみる家具屋です。

 

散々えらそ~な事言ってますが、

家具屋やデザイナーによって進め方はいろいろだと思います。

それぞれにあったタイプの家具屋に出会う事が大切ですね~。

 

 

ということでいろいろと話がそれてしまいましたが今回の打合せは、

・家具の形状の再図面化!

・ウォールナットのカラーサンプル製作!

という宿題を頂いて、打合せは完了いたしました。

 

最後、お客様に

オーダー家具出来あがりを期待しています!」とおっしゃっていただきました。

今まで何回も家具を製作して来ましたが、

やはりプレッシャーを感じる・・・

イヤイヤ!家具屋のプロとして頑張らせて頂きます!!

 

 

 

この日は夕方の打合せだったので、富士の兄様富士宮の兄様と久々の再会!

一泊させていただきました。

そして、翌日は2人の仕事している風景も拝見させていただきました。

仕事している風景を見るのは楽しいです。

大人になってからの方が社会見学は有効なんではないかと思うくらい!

いろんな刺激を受けます。

その内容は明日また・・・

 

 

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オーダー家具の打合せ 東京都 新宿区その2(2010.6)

本日は昨日の続きです・・・

最初の打合せから今回は家具図見積をもとにいよいよ本格的な打合せについてです!

今回は相当長いブログになりますが・・・

オーダー家具の打合せってこんな感じで進めていますという流れが伝わればと思います!

家具屋目線ですが・・・

 

今回の打合せ窓口は全て奥様でした。

さて、それでは実際にどんなふうに打合せを進めていったのかというと・・・

 

今回のご要望を再度確認します!

 

①リビングボードに耐震用に付けている突っ張り棒を隠す幕板の製作

②割れてしまったガラスの交換

③キッチンカウンターの新設

④キッチンバック収納の新設

⑤クローゼットの新設

 

といった内容です。

 

 

それでは一つ一つ紹介していきます。

 

 

リビング収納に付けいている耐震用突っ張り棒を隠す幕板について

 

 どのようなイメージなのかをまず確認させていただきました。

 リビング収納自体は高さ寸法が2100ミリ程度で、その上部を突っ張り棒が二本出ている状況!

 その二本の突っ張り棒を隠したい!ということでした。

 私がここで考える事は「お客様は何を一番に考えているのか?」と言う事です。

 

 そこで考える家具屋・・・

 お客様は、綺麗な幕板を付ける事が目的では無くて

 安全な生活を送る為に耐震器具を設置している!

 しかし突っ張り棒が見えるのは耐えがたきインテリア!!

 仕方が無い!幕板で隠してしまおう!と考えられているのでは?

 と勝手な憶測をするわけです。

 

 果たして、突っ張り棒耐震効果の役割を果たしているのか・・・という疑問が!

 今回の突っ張り棒は実はあまり効果が無いと判断しました。

 なぜならば、家具と天井で支える突っ張り棒

 多少の地震なら倒壊はしないと思いますが、大きな地震が来た際は・・・

 ちょっと疑問がでてきます。

 また、幕板をリビング収納と似たような化粧板で作成したとしても

 リビングにいる時の圧迫感といったら・・・

 そして、幕板を設置するのにも製作費がかかってしまう!

 

 というような流れの中で、今回は別な方法を提案!

 「幕板作るよりも、家具を壁に直接固定したほうが安全だと思いますよ!」

 という提案をしました。

 お客様としても突っ張り棒安全の為仕方なく設置した物!

 それが耐震の効果がいまよりも上がり、また家具の上がスッキリするという事で

 即決されました。今回の幕板設置工事は中止です・・・

 

家具屋なのだから、製作してなんぼの商売・・・

言われた事だけを考えて製作すれば・・・と考えてしまいますが。

オーダー家具納品してからが永いお付合いが始まります。

やはり、適当な事をしてはいけないですよね・・・なので今回は中止です!

 

 

 

③キッチンカウンターの新設については

 

 現在、キッチンとリビングを仕切っているカウンター収納が二台あります。

 一つは集成材のカウンター収納、そしてもう一つはオシャレなカウンター式の本棚です

 これが見事に高さが揃っている!

 しかし、色が違う

 また、カウンター本棚はそもそもカウンターTOPが耐久性がある材料ではないので

 どうしても劣化が進んでしまう・・・

 別々なカウンターですが、一枚のカウンターに見せたい!というご要望でした。

 

 今回は、カウンター天板のみの新設!

 下の収納はそのまま活かしながら天板を取付けます。

 形状はもうある程度決まってしまいますが、今回は材質が打合せが課題です。

 人工大理石カウンターメラミン化粧板で仕上げたカウンターか?

 材質は悩ましい問題です・・・

 

 今回は、既存のカウンターが取外しが出来ないのでカウンターの上にカウンターを

 乗せる事になりました・・・しかし完成形をイメージすると厚みが・・・

 人工大理石の場合厚みは決まってしまいます。

 しかし、メラミンであれば木下地の厚み調整すれば全体の厚みを調整できるという事で

 今回はメラミン仕上カウンターに決定しました。

 

 

材質も機能上の問題もそうですが、あらゆる事を総合的に考えて決まる事もあります。

予算にあわせて材質を決めていく場合もあれば

使用方法や使用環境などにあわせて決めていく場合もあります。

その辺のやりくりは、オーダー家具だから出来る提案になるのでは?

と考えるところであります。

 

 

 

④キッチンバック収納の新設について

 

 まず、「どのような使われ方をするのか?」 ということからヒアリング開始です!

 そして、最大の問題!壁の変形部分はどうするか!

 こちらから、打合せの中で「こんな形はいかがですか?」

 とか「ここはこうすればスッキリ見えますよ」

 などいくつも候補を挙げさせてもらいました。

 あまり出しすぎると選ぶのも大変かと思いますが・・・

 

 

 今回は、吊戸棚を付けるかどうか?やカウンター収納の内部をどうするか?等々・・・

 「吊戸棚を付けると、収納は抜群に増えるけどキッチン内の圧迫感が気になる」

 「カウンター収納はゴミ箱を収納する部分が欲しい」 

  など色々検討しました・・・悩ましい!

 既製品と違い、オーダー家具は実際の物が見れないという事が

 このような時に苦労してしまいます。

 

 はたして・・・どうしたものか?

 こんな時は、実際に「家具を使用する時の事」をイメージされると

 案外トントン拍子で決まって行きます。

 

 今回は、「収納を重視する」よりも「圧迫感をなくす」という方向にすすめました。

 ということで、吊戸棚は設置しないという事になりました。

 また、ゴミ箱を収納する部分についてはゴミ箱で家具の形状が決まってしまうのはちょっと・・・

 ということで再度形状を検討!

 ゴミ箱を入れないでゴミが収納できるように形状をきめました。

 

新たに設置する家具はなかなかイメージ出来ないものです。

オーダー家具の最大の問題点であります。

そこをいかにお客様がイメージしやすいように提案するか・・・家具屋の能力が問われる!

いまいち能力不足の感じは否めませんが、お客様と一緒に考える!と良い風に考えます。

そんな能力不足の家具屋ではありますが、そんな時はどうするかといえば・・・

「どのような使い方をするか?」と家具図を目の前に具体的にイメージを膨らませてもらいます。

そうすれば「ここはこのカタチだと使いづらいかも」とか「こうすれば使いやすいかも」

と徐々に進んでいくのであります。

(おぉ~他力本願か!?イヤッ!違います共に考えるのです・・・)

 

 

 

⑤クローゼットの新設について

 

 今回のクローゼット新設については、お客様が明確なイメージがありました。

 曇りガラスで扉をつくり、その内部にパイプハンガー引出収納を付けるという事です。

 

 ここまで明確にイメージが出来ていたので今回は、

 製作上の問題点内部の有効寸法をお客様にお伝えして

 内部に収納する物が、しっかり納まるかどうか?を確認していただきました。

 あとは、設置する場所の寸法を確認してデザインが決まって行きます。

 

今回のクローゼットに関しては、お客様のこだわりが出ています。

通常、家具屋的発想だと引出を設置する場合は

内部の有効寸法を最大限に確保する為、扉の内部に引出を設置するという事は

あまりしないのです。

しかし、今回はガラスの扉を前面に出したいというイメージがあったので

そのイメージを最優先することになりました。

家具屋的発想ではなかなか出てこないアイデアです。

こういう事もあるので、お客様のイメージ的確に確認共有する事重要なんだと思います。

 

 

 

どうでしょうか?

ここまで読まれたあなたはなかなか忍耐強い方ですね(笑)

だいぶ長くなりましたが、打合せの内容はこのような感じで進んでいきます。

なかなか、打合せの内容を紹介するのは難しいので

今回はダラダラと文章にしてみましたが

百聞は一見にしかず」と先人の方もおっしゃっています。

是非!オーダー家具に興味がある方は問合せしてみてください!

 

うちあわせ すれば意外に 簡単よ!

 

家具屋心の一句でございます。

 

今日は真面目に文章を書いたので少々バッテリー切れです。

早々にエネルギーアルコール)を補充しなければ!

ではッ!

 

 

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オーダー家具の打合せ 東京都 新宿区・・・その1(2010.6)

最近、仕事の内容のブログネタが少ない!と指摘を受けましたが・・・

ちゃんと仕事してますよ!というところを見せたいと思います。 

さて、今回のお客様は東京都新宿区マンションにお住まいの方です。

部屋の模様替えを検討されていらっしゃる時に弊社のホームページを御覧頂いたそうです。

ありがたいことです!

 

弊社のホームページたどり着くまでというと・・・

部屋の模様替え」を検討されていらっしゃる中で家具を探していたそうです。

しかし、家具を設置する場所の壁が一部への字型に変形していた為

既製品家具では納まらないだろう!と言う事でオーダー家具を検討されていたそうです。

また、収納棚を二つ並べている空間があるのですが

天板の高さこそ揃っているものの、色が揃っていない!

そこにも同じ色・柄のカウンター天板が欲しいということで

インターネットでオーダー家具屋を探していたそうです。

 

当初、弊社をいれて三社で争っていたのですが

見事!森下が当選いたしました!

ムフッ!私の人柄でしょうか・・・その辺は定かではありませんが。

 

さて、今回の検討内容は以下の5点

 

①リビングボードに耐震用に付けている突っ張り棒を隠す幕板の製作

②割れてしまったガラスの交換

③キッチンカウンターの新設

④キッチンバック収納の新設

⑤クローゼットの新設

 

といった内容です。

今回の打合せ窓口は全て奥さまでした。

さて、それでは実際にどんなふうに打合せを進めていったのかというと・・・

 

通常は、メールで数回やり取りをするのです。

こんな形状で色はこんなイメージで等々

そして、メールの打合せで得られた内容でイメージ図を作成し、概算で見積を提出します。

そこで興味を持って頂ければ、晴れて直接打合せするという運びになります。

 

今回は製作する家具も多く、変形の箇所もあったので

メールでは打合せの日程を調整するだけで家具の打合せは

最初からお客様のご自宅で打合せをしました。

事前に打合せ内容を確認させていただき、化粧板のカタログを持参して

最初の打合せに向かいました。

 

私、どちらかと言うと方向音痴では無いのですが

電車で目的地の駅に向かい、地図で見ると徒歩4分となっているんですが・・・

歩くこと20分!

これは完璧に迷子になってしまいました・・・

普段は15~20分前に現地に到着し少しゆっくりしてからお客様の自宅にお邪魔するんですが・・・

イヤハヤ・・・迷子になってしまいお客とお約束の時間から15分も過ぎてしまいました。

 

 

いよいよ到着!

最初の打合せ内容で最も重視している事

お客様のイメージと要望を詳細に確認する事です。

 

 

「どんなふうに使用するのか?」・「どんな事に不便を感じていますか?」

というような会話を繰り返して、何もないところから形にしていくわけです。

最初の打合せで要する時間はおよそ1時間程度です。

製作する物によっても違いますが、

最初はまずイメージ要望を確認する事が大切だと考えています。

 

そして、打合せ内容をまとめて一度会社に持ち帰ります。

そこで改めて打合せ内容をもとに家具図正式な見積を作成するのです。

ここで、打合せ内容を振り返りながら家具図を製作すると・・・意外と矛盾点が出てくるのです。

その矛盾点をどうやって解決していくかを考えながら次回の打合せが始まるのです。

また、ここでの正式な見積とは言っても、まだ概算での見積となります。

なぜならば、打合せによって家具が変われば見積も変化するからです。

 

この辺の話はまた別の機会に・・・

 

最初の家具図と見積をもとにいよいよ本格的な打合せの開始となります。

それでは今回はどんな内容の打合せかというと・・・

 

今日はここまで!

続きは明日また紹介します。

 

 

 

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