特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

家具の取付風景

臥薪嘗胆!

私の判断ミスで招いてしまった今回の大惨事

二度と同じ事をすまいという決意のもとこのブログで昨日の作業内容を紹介いたします!

 

そもそもはどのような家具なのかと言いますと~

 

リビングの壁面カウンター収納

 

リビングの壁面に設置した全長6メートルのカウンター収納棚であります。

昨日も紹介しましたが、6メートルのカウンター天板なんて一本物では

搬入が出来ない為、分割して現場で組立てるのです。

その取付風景は心晴れやかになった別の日に紹介いたします。

 

 

一枚物に見せる為にどのようにするか・・・?

と色々検討したのですが今回選択した作戦は!?

現場で組立てた家具のカウンター天板のジョイント目に細工をして一枚物に見せる作戦

であります。

しかし・・・その結果が下の写真です!

 

なめらかな天板になっていない・・・

 

上の写真見てわかりますか?

天板のツヤと言いますか?表面がシットリ滑らかな部分とそうでない部分が出ております。

この状態をおそらく世間一般では「塗装ムラ」という現象になるわけです。

塗装職人が集まったムラ・・・塗装村ではありません!

そんなふざけたこと言っている場合では無い!

 

しかし・・・これだけは声を大にして言いたい!

塗装が下手で塗装ムラになったのではないのです!

塗装したての天板はそれはそれは綺麗に仕上がっておりました・・・

 

そして今回塗装ムラに対する作戦を色々は試してみたのですが!?

最終的に実行したのは、「天板カウンター屈辱の現場再塗装」という作戦です。

 

しかし・・・この作戦実行にするにあたり

通常、現場塗装というとペンキのようなイメージで刷毛(ハケ)やローラーで塗装するのです。

しかし、今回は特別ミッションとなりまして

刷毛やローラでコロコロ転がすのではなく、コンプレッサーを持ちこび

現場で再度エアースプレーで上から一気に仕上る!作戦であります!!

 

そして・・・一番の問題はその現場の様子です!

もはやお客様はその場で生活しているということ・・・

何が問題だったのかと簡単にいうとスプレーで噴射した塗料は細かく微粒子のように舞い上がります

その細かい微粒子達が舞い上がってしまい飛散する事を防ごう作戦であります!

 

 

まずは家具の養生からします

ここまではいつもの養生です

 

家具を塗装する時は、塗装しない別のところに塗料が付着しないように

保護シート的な物を貼ります。

しかし、問題はここから・・・

 

リビングにある家具にも全て養生をします

天板を塗装する段階で飛び散らないようにシートを上から下まで・・・

即席塗装ブースを造ります

 

もう・・・この段階まで来ると自分のした事の情けなさやらなんやらで

テンションガタ落ち!!状態です・・・

私のガックリ状態をよそに作業は着々と進んでいきます。

 

ジョイント目地を再度埋め直して

全体を綺麗にペーパー掛けします

塗料を調合して・・・

ガンに注入!

準備OK!

発射!

 

今回の現場作業はそのほとんどが養生シートを貼る事でした。

塗装時間はおよそ・・・10分!

痺れます!

なんとも痺れます!

工場でやればたった10分で完了してしまう作業私の判断ミスにより・・・

およそ半日作業になってしまった。

 

お客様に大変な御迷惑をおかけした今回の大惨事・・・

仕上がり具合はといいますと!

 

最高の出来栄えです!

 

壁とカウンターの色の区別がつかないくらいでしょ?

カウンターのムラも無くなっております。

綺麗な一枚板みたいに仕上げる事が出来ました。

ひとまず一安心いたしました。

 

現場監督にも申し訳なく・・・神妙にしている私

お客様も喜んでいただけたようで何よりです。

最後にお客様から「名刺をください」と言われる神妙顔の私

なにやら、別件でオーダー家具を検討していらっしゃるとか!

こんなに迷惑をおかけしたのに・・・モリカグに声をかけていただけるなんて!

なんとも有り難い事でございます!

 

・・・ところがです!

この残念な家具屋さん!現場に行く時はあまり名刺入れを持ち歩かないとかなんとか!

「申し訳ありません・・・今名刺切らしておりまして・・・」

切らせているのではなく、持っていないんです!

本当に残念な家具屋さんです。

ビジネスチャンスを掴み損なった瞬間です・・・滅多に自覚できないタイミング!

それは!ビジネスチャンスを逃した時・・・!

社名とHPを案内させて頂いて今回は撤収させて頂きました。

 

 

このように、多くの方にご迷惑をおかけしてしまった今回の出来事!

申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

最後はお客様にOKを頂けたからよかったものを・・・

今回の事を再度自分でかみしめて、今後の家具屋活動の糧にしていく所存でございます!

あぁ~情けない。

 

 

 

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日信装備×鈴幸装備×モリカグ

本日は昨日に続き・・・

とてつもなく巨大なショッピングセンターの現場のお話です。

今日紹介するのはフードコートのベンチです。

ここの製作は日信装備のZ間さん主導の下

ベンチソファー鈴幸装備のS木さんが製作し

ベンチ下台パーテーションは日信装備のZ間さんが製作

そしてモリカグは・・・

そのパーテーションの上に乗っかるルーバーと笠木を製作しました!

いわゆるモリカグ製品はおまけみたいなもんです!

ジャパンブランドTOBI参加メンバー9社のうち

なんと!3社が合同で製作する家具!

江戸の粋が見え隠れするかもね~なんてね~

さっそくどんな光景か紹介します。

R壁面パーテーション+Rベンチ

ドッコで固定するんです

コチラはドッコの受け

せ~の!ではめていきます!

素晴らし~~!

見事に納まっていますね~

Rベンチ+パーテーションはモリカグはノータッチでした。

これだけのRを下台とパーテーションベンチを合わせるのは

なかなか至難の技

匠の香りがしますね~!

そしてこちらはモリカグがイッチョカミしているベンチ+パーテーション

モリカグが製作したのはルーバーと笠木の部材製作です。

そして組立てているのは日信装備のエースO田君です!

久々に登場!エースO田君!

組み上げたルーバーと笠木をパーテーションと合体!

繰り返していくこと22か所!

腰壁を仕上げる日信装備の皆様!

ルーバーが取付けられた姿がコチラ!

モリカグは部材を製作しただけ・・・あと塗装もしました!

ルーバー笠木の数は全部で198本

この小口を仕上げるのは手作業でやるには・・・気が遠くなります!

そこで活躍するのが・・・

ど~も!縁貼り機です。

製作風景は後日紹介いたします!

この縁貼り機!優れものです!

手作業で小口の仕上をするとなると・・・職人の手で一体何日かかる事やら!?

小口にファンシーロールを貼るだけで数日かかる事間違いなしです!

それが・・・

ということでモリカグで部材の製作をさせていただきました!

そんなこんなで作業終了時間は夜までかかりました。

無事に納まってくれてホッとしています。

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モリカグ内装工事復活!?

この度、オーダー家具専門のメーカーでありますモリカグ

十数年ぶりに内装の装飾工事をやっております。

 

ここは今月オープンする大型のショッピングセンター内装工事です!

昔々のモリカグ内装工事も普通にやっていたのですが

時は流れ・・・私がモリカグの社員になるころにはオーダー家具専門メーカーになっていました。

それはそれで専門メーカーだからOKですが!

 

経営は「選択と集中」だとオムツメーカーの社長も言ってました!

 

ところが!ここに来て心機一転!

今回、家具の工事に絡む内装工事も請け負い出来るように

千葉の工務店さんの協力を得てモリカグ内装工事が復活したのです。

しかし・・・内装工事家具工事は勝手が違います。

ハッキリ言って私にとっては初体験の事もありました!

これも日々勉強ですね。

強力な味方が出来たのでこれからも積極的に攻めて行きたいと思います。

 

攻めの家具屋モリカグです!

 

 

それでは内装仕上工事の一部を御紹介!

 

日信装備製のルーバー!も取付!

 

今回は日信装備さんから頂いたお仕事のお話でして・・・

モリカグはレストルームの内装仕上とフードコートの家具の一部を担当しました。

 

レストルームの内装仕上は二種類!

ダイノックシート仕上のパネル数十枚!

セラールという不燃材のパネルを貼る作業!

以上の施工であります。

 

まずはダイノックシートの下地パネルの取付から

パネルの下地は全てモリカグ製です。

その下地パネルを壁にドンドン取付けていきます。

 

ダイノックシートの下地パネルの取付

青いものはパテです

 

ダイノックシートとは!?と言う方もいらっしゃるかと思います・・・

樹脂でできた木目などの模様が入っている仕上材です!

簡単にいうと壁面を仕上げるクロスみたいなものです。

そのシートは薄いものなので、下地パネルに段差や凸凹があると仕上りが汚くなります。

なので、表面を滑らかにするためにパテを塗ってペーパーで擦るのです。

すると!仕上りはこんな感じになります!

 

ダイノックシート施工後の姿

 

綺麗でしょ?

素晴らしい出来栄えです!

 

 

そして次は・・・壁面にセラールの仕上材を装飾パネルのように貼って行きます。

一枚一枚のパネルの重さがありますので

2人がかりで施工していきます

床から天井まで貼り合わせていきます

施工完成姿

 

綺麗でしょ?

こんな感じで仕上ります。

 

 

しかし・・・今回の現場はいろんな事があった!

七転び六起きです!

アッ!転びっぱなしだ!

あと二日ぐらいかけてゆっくり起き上がろうと思います!

しかし、いい経験になりました!

内装工事もやってやれない事は無い!

もちろんモリカグだけでは不可能ですが!

中小企業連合軍となり皆で大きな現場が出来ればいいですね~

 

 

仕事とは関係の無い話ですが・・・

今回の現場で記憶に残っているのは昼食です。

現場で昼食を取る時は、中に入っている飲食店や御惣菜やさんが

「試食で~す!」

なんて言って食べ放題でした!!

ムフフッ!

おそらく我々が本番までの練習台になったのでしょう!

試食っていうからアンケートとか答えなくちゃいけないのか?と思いましたが

ただ食べるだけで良かったみたいです。

有り難い事です。

 

明日はフードコートを施工している様子を御紹介!

 

 

 

 

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オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その3(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、キッチンバックカウンター収納+カウンター天板の取付です。

 

今回のカウンターは建築壁の変形の為、オーダー家具で無ければ家具は設置できない!

ということで・・・我々のようなオーダー家具屋を探し出してくれました。

それではどのような家具になったかを取付しながら紹介していきます。

 

 

まずは、壁の曲がり具合と壁と床のレベルを水平器を使用して確認しています。

そして、建築巾木がありますがその部分は家具をカットしていくのです!

 

水平器でレベル確認中

建築巾木の分をカットする為に天地を逆にしまう!

丸ノコで干渉する部分を書き換えアませんか

 

どこの建築でも同じこどですが、床とクロスの間に巾木という木製です。

こういう時は、建築壁を優先的に考え家具の方を加工するようにします。

 

借り置きしてみます!

変形壁にピッタリくる形状!

 

この変形の壁に家具を合せるのに一苦労しています。

今回も最初の打合せに言った時には、段ボールで型板を作成し

その段ボールを基準にベニヤで型板を作成します。

そのベニヤの型板を実際の壁に合わせて見てOKならば製作開始!

という段取りで進んでいきました。

変形箇所に家具を設置するのは一筋縄ではいきませんね~

 

 

脚はインローで固定します

家具を壁に固定します

これで取付完了!

 

これでこの家具は取付完了!

そしてオープン部分にはゴミを収納する部分が取付けられます。

 

内部はこうなっています

フックに袋を掛けます

全体像です

こちらの天板も製作しました

 

手前の大きなカウンター天板も今回製作したものです!

元々二つの家具を背中でジョイントしただけのものでした。

天板の高さは揃っていましたが、化粧材に統一感が無いので揃える為の天板設置ということです。

 

設置完了後のキッチンを眺めると・・・

大きなカウンター越しにキッチンが見えてくる!

色も揃っているので綺麗に見えます!

家具を設置後の様子をみて奥様はこれで掃除がしやすくなる!」とおっしゃっていました。

快適な生活を送る為のお役に立てたのかな~と思っています。

正に!オーダー家具から生活を変えていく!

と言った感じですかね~

 

我々の為に水を用意してくれました

 

 

八月も末日だというのに・・・

猛暑の中取付している私たちに、奥様は水を用意してくれました。 

最初は遠慮がちに飲んでいたにもかかわらず、最終的にはガッツリ飲んでいました・・・

朝セットされた水のタンクが夕方にはほとんど入って無かった。

とてもおいしい水でした!

我が家にも一台欲しくなる機械です。

 

 

 

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オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その2(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、クローゼットの取付です。

 

今回のクローゼットはちょっと変わった形になっています。

 

トラックから出した家具です

大きすぎて搬入するのも一苦労です!

 

とりあえず搬入は大騒ぎです!

今回のクローゼットは寸法も大きい為、玄関から搬入するのは困難

ギリギリ入る予定でしたが・・・

周りのクロスや家具にぶつけてキズをつけては一大事です!

色々考えた結果玄関からの搬入は諦めました・・・

 

裏技を駆使して別ルートから搬入させてもらえる事になりました。

紆余曲折してクローゼットを設置場所まで搬入成功

 

いよいよ取付開始です!(ここからが本番!)

まずは搬入に苦労した部分を設置していきます。

 

二人で丁寧に置きます

 

取付け家具にはいつも付きものであります!

 

コンセント!

 

電源コンセントだけなら隠しても構わない!ということだったのですが

今回はTVアンテナがあったのでこのコンセントは活かさなくてはなりません!

 

コンセント用の開口!

TVアンテナ用の配線穴

 

TV用のコードと電源確保の配線ルートを加工します。

コンセント位置等は実際に付いている場所家具に付ける位置を合わせる為

現地で穴開け加工していきます。

 

下台の設置が終わったら次は上の部分です

建築壁の梁が出っ張っている為、梁の部分は加工できるように家具を製作します。

これも現場合せで加工していきます。

 

建築の梁を測っています

梁部分を加工したら設置していきます

 

梁部分を加工して、設置します。

この後は設置した家具と壁・天井・梁の隙間を埋めていきます。

 

天井と家具の間に入れる隙間埋め部材(フィラー材)

綺麗に埋めていきます

 

オーダー家具屋の製作する家具はやはりフィラーはつきものです。

家具と壁の隙間を最小限に納めます。

 

家具本体を取付したら、次は扉の取付です。

今回の扉はとにかく重いのです!

重量がある扉に耐えられるように重量用の丁番を使用します。

さらに慎重なモリカグは丁番の数も増やして重量対策しています。

 

丁番が多いと扉も付けづらい・・・

 

 

 

 

 

なぜ!?扉がこんなに重いのか?

 

 

 

 

 

それは・・・鏡貼り扉だからです!

 

衣類を収納している部屋なのですが、打合せしている最中に

お客様がフッと気づかれました。

「この部屋・・・鏡が無い!」

無いなら付けましょう!ということで今回は大きな扉に鏡貼りをしています。

鏡サイズが大きいので歪み防止の為、5㍉の鏡を使用しています。

床から天井まで一枚扉なので、やはり重量は重くなります!

 

このような大きな鏡扉を製作するのは、私の少ない家具屋キャリアの中では初めての経験・・・

洗面台ではよくやる方法なのですが、その時のやり方を応用して製作しました。

数多くの家具を製作しているとそれなりに経験が役に立つのですね・・・

少しづつレベルUPしている感を実感しています!

 

 

 

天井・梁と家具の隙間は綺麗に埋めているでしょ?

 

全面鏡貼りの扉のこのクローゼット

お客様の「この部屋に姿見がない・・・」という一言で

衣類を収納するだけの家具から役割が一つ増えました。

打合せするたびに変化する家具のカタチ

この辺にオーダー家具の醍醐味を皆様にも伝わればと思います・・・

もっと言えば!

梁の欠き込みオーダー家具でなければできない事だと思います!

 

こうして無事にクローゼットの取付は終了いたしました!

 

 

つづく・・・

 

 

 

 

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