特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

家具の取付風景

オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その3(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、キッチンバックカウンター収納+カウンター天板の取付です。

 

今回のカウンターは建築壁の変形の為、オーダー家具で無ければ家具は設置できない!

ということで・・・我々のようなオーダー家具屋を探し出してくれました。

それではどのような家具になったかを取付しながら紹介していきます。

 

 

まずは、壁の曲がり具合と壁と床のレベルを水平器を使用して確認しています。

そして、建築巾木がありますがその部分は家具をカットしていくのです!

 

水平器でレベル確認中

建築巾木の分をカットする為に天地を逆にしまう!

丸ノコで干渉する部分を書き換えアませんか

 

どこの建築でも同じこどですが、床とクロスの間に巾木という木製です。

こういう時は、建築壁を優先的に考え家具の方を加工するようにします。

 

借り置きしてみます!

変形壁にピッタリくる形状!

 

この変形の壁に家具を合せるのに一苦労しています。

今回も最初の打合せに言った時には、段ボールで型板を作成し

その段ボールを基準にベニヤで型板を作成します。

そのベニヤの型板を実際の壁に合わせて見てOKならば製作開始!

という段取りで進んでいきました。

変形箇所に家具を設置するのは一筋縄ではいきませんね~

 

 

脚はインローで固定します

家具を壁に固定します

これで取付完了!

 

これでこの家具は取付完了!

そしてオープン部分にはゴミを収納する部分が取付けられます。

 

内部はこうなっています

フックに袋を掛けます

全体像です

こちらの天板も製作しました

 

手前の大きなカウンター天板も今回製作したものです!

元々二つの家具を背中でジョイントしただけのものでした。

天板の高さは揃っていましたが、化粧材に統一感が無いので揃える為の天板設置ということです。

 

設置完了後のキッチンを眺めると・・・

大きなカウンター越しにキッチンが見えてくる!

色も揃っているので綺麗に見えます!

家具を設置後の様子をみて奥様はこれで掃除がしやすくなる!」とおっしゃっていました。

快適な生活を送る為のお役に立てたのかな~と思っています。

正に!オーダー家具から生活を変えていく!

と言った感じですかね~

 

我々の為に水を用意してくれました

 

 

八月も末日だというのに・・・

猛暑の中取付している私たちに、奥様は水を用意してくれました。 

最初は遠慮がちに飲んでいたにもかかわらず、最終的にはガッツリ飲んでいました・・・

朝セットされた水のタンクが夕方にはほとんど入って無かった。

とてもおいしい水でした!

我が家にも一台欲しくなる機械です。

 

 

 

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オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その2(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、クローゼットの取付です。

 

今回のクローゼットはちょっと変わった形になっています。

 

トラックから出した家具です

大きすぎて搬入するのも一苦労です!

 

とりあえず搬入は大騒ぎです!

今回のクローゼットは寸法も大きい為、玄関から搬入するのは困難

ギリギリ入る予定でしたが・・・

周りのクロスや家具にぶつけてキズをつけては一大事です!

色々考えた結果玄関からの搬入は諦めました・・・

 

裏技を駆使して別ルートから搬入させてもらえる事になりました。

紆余曲折してクローゼットを設置場所まで搬入成功

 

いよいよ取付開始です!(ここからが本番!)

まずは搬入に苦労した部分を設置していきます。

 

二人で丁寧に置きます

 

取付け家具にはいつも付きものであります!

 

コンセント!

 

電源コンセントだけなら隠しても構わない!ということだったのですが

今回はTVアンテナがあったのでこのコンセントは活かさなくてはなりません!

 

コンセント用の開口!

TVアンテナ用の配線穴

 

TV用のコードと電源確保の配線ルートを加工します。

コンセント位置等は実際に付いている場所家具に付ける位置を合わせる為

現地で穴開け加工していきます。

 

下台の設置が終わったら次は上の部分です

建築壁の梁が出っ張っている為、梁の部分は加工できるように家具を製作します。

これも現場合せで加工していきます。

 

建築の梁を測っています

梁部分を加工したら設置していきます

 

梁部分を加工して、設置します。

この後は設置した家具と壁・天井・梁の隙間を埋めていきます。

 

天井と家具の間に入れる隙間埋め部材(フィラー材)

綺麗に埋めていきます

 

オーダー家具屋の製作する家具はやはりフィラーはつきものです。

家具と壁の隙間を最小限に納めます。

 

家具本体を取付したら、次は扉の取付です。

今回の扉はとにかく重いのです!

重量がある扉に耐えられるように重量用の丁番を使用します。

さらに慎重なモリカグは丁番の数も増やして重量対策しています。

 

丁番が多いと扉も付けづらい・・・

 

 

 

 

 

なぜ!?扉がこんなに重いのか?

 

 

 

 

 

それは・・・鏡貼り扉だからです!

 

衣類を収納している部屋なのですが、打合せしている最中に

お客様がフッと気づかれました。

「この部屋・・・鏡が無い!」

無いなら付けましょう!ということで今回は大きな扉に鏡貼りをしています。

鏡サイズが大きいので歪み防止の為、5㍉の鏡を使用しています。

床から天井まで一枚扉なので、やはり重量は重くなります!

 

このような大きな鏡扉を製作するのは、私の少ない家具屋キャリアの中では初めての経験・・・

洗面台ではよくやる方法なのですが、その時のやり方を応用して製作しました。

数多くの家具を製作しているとそれなりに経験が役に立つのですね・・・

少しづつレベルUPしている感を実感しています!

 

 

 

天井・梁と家具の隙間は綺麗に埋めているでしょ?

 

全面鏡貼りの扉のこのクローゼット

お客様の「この部屋に姿見がない・・・」という一言で

衣類を収納するだけの家具から役割が一つ増えました。

打合せするたびに変化する家具のカタチ

この辺にオーダー家具の醍醐味を皆様にも伝わればと思います・・・

もっと言えば!

梁の欠き込みオーダー家具でなければできない事だと思います!

 

こうして無事にクローゼットの取付は終了いたしました!

 

 

つづく・・・

 

 

 

 

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オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その1(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、既存家具の耐震対策工事です。

 

前回も触れましたが、この家具は既製品のなので壁に固定するのではなく置き式の家具

になってしまっています。

お客様が耐震対策として採った方法が突っ張り棒

当初はこの突っ張り棒を隠すための幕板取付工事だったのですが・・・

 

突っ張り棒で支えている置き式家具

 

この突っ張り棒も一応効果があるとは思います。

家具を天井で支えて倒壊を防ぐというものです・・・

しかし、天井の方を見てみると・・・下地が無い状態!ボード一枚で支えている状態でした。

これでは、大きな地震が来たときに天井が崩れてしまい家具は倒れる可能性があります。

 

というような流れを踏まえて、本日の作業内容は

突っ張り棒を取外し既存の家具を壁に固定する!という作業です。

 

まずは、壁の下地を確認します!

壁の中のどこに芯が入っているかを確認します。

 

芯の位置を確認し印を付けます

 

壁面には建築巾木がある為、その厚み分を壁から離さなくてはなりません。

今回は、裏にパッキン材を止めて下地材として利用することにしました。

 

建築壁に家具を固定する為の桟を固定します

 

そして、次に設置場所を居間の位置より右に移動してほしいとのご希望で

右にずらす事に・・・

そこに現れたのがコイツです!

 

コンセント!

コンセントを家具の中に入れてしまうという事で今回は家具の背面に

コンセント用の開口をあける事にしました。

 

位置を確認して背板をカット!

 

配線ルートを確保したら、いよいよ壁に固定します!

今回は壁から家具の間が建築巾木の厚み分隙間があくので

正確には、壁に固定した木下地に家具を固定するというやり方です。

 

家具の内部から、壁に固定した木下地に向かってビスで固定します!

木下地が壁にしっかり固定されているので、これで外れる事は無いはずです!

 

家具の内部から木下地に向かって固定!

 

作業内容は基本的にはこれだけ!

壁の木下地にしっかり固定すれば、突っ張り棒よりもしっかり固定できます!

しかも、見た目がスッキリ見えるはずです!

 

念のため引張って確認します(震度3ぐらいの気持ちで)

さらに念のため引張ります(震度6ぐらいの気持ちで)

 

このあと私も引張って確認しましたが・・・ビクともしない!

これでこそ家具の取付でしょ~!って感じです。

今回は、森下で製作した家具では無かったのでどのように製作されているかわからず

取付しながら微妙にやり方を変えていきながら取付しました。

他の家具屋が製作した物をいじるのは意外に時間がかかりますね・・・

 

そして、固定しただけは終わりません・・・

最後の仕上です!

建築巾木の厚みの寸法分だけ、家具と壁の間には隙間が出てきます。

その隙間処理も取付作業の中に含まれます!

耐震対策という目的を果たせば終わりではありません。

 

どうです?見えますか?

壁の色と隙間埋め部材の色が似ているでしょ?

 

隙間を見ながら、家具と壁の隙間に合わせて加工していきます。

クロスと隙間埋め部材(フィラー材)の色がそっくりでしょ?

隙間なんて最初から無かったかのように・・・丁寧に仕上げます。

 

そしていよいよ作業完了!

と言いたいところですが・・・今回は最後の仕事が!

家具を固定する為にTVブルーレイの配線を抜いてしまったので復旧作業です!

しかし・・・これがなんとも言えず時間がかかる!

配線の数が多くて・・・やっとの思いで配線復旧!

ところが・・・

んッ!配線戻したのに・・・TVが付かない!

これは・・・アクシデントです!

動揺する家具屋2人組・・・TVが写らない・・・

家電製品には全く手も足も出ない家具屋2人組・・・緊急事態です!

 

挙動不審な行動をする家具屋2人組を見かねた奥さまは

「旦那にやってもらいますから大丈夫です」と・・・

イヤイヤ!そのようなお言葉に甘えてはいけない!と奮闘する怪しげな2人組・・・

・・・

・・・

・・・万策尽きました!

「すいません・・・先程のお言葉に甘えさせて頂いてよろしいでしょうか・・・」

というオーラが体中から出ていたと思われます。

やさしい奥さまが「そのままで大丈夫ですよ」と言ってくれたので甘えてしまいました・・・

 

いろいろありましたが・・・どうです?

 

完成後の姿

 

最初の突っ張り棒の時から比べるとかなりスッキリして見えるでしょ?

しかも、確実に突っ張り棒より耐震性はあるはずです!

震度6ぐらいの気持ちで引張ってもビクともしません!

配線の復旧というトラブルはありましたが・・・無事に作業終了!

 

しかし・・・これではいよいよ家電製品は苦手ですなんて言っている場合じゃないな・・・

秋葉原に修行に行こうか・・・

 

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東京都 目黒区 住宅家具の取付風景(2010.8)

本日は、真夏の猛暑の中現場取付に行った時の様子を御報告いたします。

今回の現場は賃貸マンションリフォームに伴うオーダー家具の工事です。

設置したオーダー家具は玄関収納棚リネン庫収納棚トイレ吊戸棚の3種類です。

 

現場に向かう途中は、車中なので暑さもそんなに感じません!

レインボーブリッジを渡り、観光客でにぎわうお台場を横目に現場に向かいます!

 

真夏のお台場・・・なんだかムシャクシャする~

 

目的地に到着!

現場の都合上午後からの搬入です!

 

トラックから家具を搬入します

 

今回の搬入は賃貸マンションなのですが、エレベーターが無いので人力で狭い階段を

家具を抱えて登って行きます!

本来ならば、階段を搬入している様子をパパラッチするのですが・・・

さすがに搬入時は2人しかいないので私も報道マンから家具屋に戻らなければなりません。

残念ながら・・・搬入の様子は写真ありません!

 

ようやく搬入も終わり・・・

グッショリと汗をかいた我々家具屋一行は現場でまだ作業している方と

場所を譲り合いながら作業を進めています。

ちょうど床を仕上げている職人電気屋さんがいました。

 

この写真はリネン収納棚を取付中の様子です!

家具屋からチョイチョイ報道マンに戻ってパパラッチしています。

 

赤い線はレーザーで水平を見ています

水平に合わせて巾木をカット!

家具の本体を乗せて固定します

天井と家具の隙間を埋めるシリン材を付けます

洗面台も設置されて綺麗な洗面所の完成!

 

今回の洗面所は既製品なので我々は横につく収納棚だけ取付ます。

ど~ですか?綺麗でしょ?

 

続きまして~玄関収納棚です!

取付ける前の状況はこんな感じ!

 

分電盤が生々しいでしょ!?

 

いろいろありまして・・・暑さにやられながらの作業でして・・・

家具屋から報道マンに戻るタイミングを忘れていました。

気が付いたら、玄関はこんな感じ・・・

 

扉をはずしてフィラー材を入れています

 

玄関収納は今回のメイン的な要素だったのですが・・・

暑さにやられて・・・一時気を失っていました。

写真どころではありませんでした。

 

真夏の現場危険です!

音が外に漏れないように締め切って作業する現場だったので

部屋の中は蒸し風呂状態・・・

汗が出すぎて脱水症熱中症になりかねない危険な場所です。

実際によその現場では倒れている人や熱中症で運ばれる人が多いようです。

本当に注意しなければいけませんね・・・

 

「我々はね~命かけて家具付けてんだよ!」

 

平泉成が家具屋なら言っていると思います

 

疲労困憊状態で帰ります。

帰りの車中の中から見えた建設中の東京スカイツリー

 

なんだか寂しく見えてきます・・・

 

東京スカイツリーの建築現場の職人はこの夏をどうやって乗り切っているのだろうか?

逆に風が涼しいのかも?

ま~いいや!人の事は・・・

 

 

 

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静岡県 富士宮市に家具の納品風景(22.8.2)

先日、静岡県富士市オーダー家具の納品に行きましたが

翌日は富士宮市にあるペットショップフレンズさんへもオーダー家具の納品に行ってきたのです。

おなじく、先月の上旬に家具の打合せに静岡県富士市までやってきた私・・・

フレンズブログに出てくるキャバリアのおーちゃんを一目見ようと

そして、ペット用家具の共同開発というお仕事の話をする為にフレンズさんへ立ち寄ったのです。

 

いらっしゃ~い!私はキャバリアのジュンです

 

いくつかお仕事の話をしていましたが、オマケの話のなかで出てきた話がありました・・・

それは・・・既製品で購入したレジカウンター内にあるチェストがなかなか厳しい状況にある!

ということで同じような物が欲しいのだが・・・という相談だったでしょうか?

 

実際に使用していた既製品チェスト!

 

既製品でお安く購入されたのでしょうか・・・

外見は特に異常が無いように見えますね~しかし・・・もう中身はボロボロでした。

 

特に活動限界を迎えていたのはなんと言っても引出収納部分です!

初めて見た時は「おぉ~良くこの状態で引出壊れませんね~」と思ったぐらいです。

この既製品の引出収納は、スリ桟で引出を引きずりながら引張り出す家具であります。

 

 

引出収納も色々なパターンがありますが、一般的に使用される方法は

スライドレールという金物を使用する事です。

金物で開閉する為、スムーズな動きをして引出収納としても様々な機能を付加できます。

 

・ソフトクロージング機能

・プッシュオープン機能

・重量対応スライドレール

・完全スライドレール

・底付けスライドレール

 

などなど・・・数え上がればキリが無くなります。

スリ桟で引出を製作する方法も一般的ですが、基本的に引きずりながら引張る為

中に荷物がたくさん入っていると、引きだしにくいです。

その点、スライドレールは中に荷物がたくさん入っていても開閉時の動きもスムーズ

で多機能ということでよく選ばれるのでしょうか?

 

このぐらいの大きさの家具で引出が、スライドレールを使わず引張り出して使っていれば

引出に収納する物が重ければ重いほど引出に負担がかかってしまいます。

最終的には・・・活動限界を迎えてしまったのです。

 

新しく新設するという事にしても・・・

フレンズのオーナーさんは「今と同じ形が良い!」とのご要望でしたので

そっくりに作ってみました。

完成品が下の写真です。

 

そっくりでしょ?

 

(ビフォーアフター風ナレーションです)

なんということでしょ~!

これまで使い慣れた形状そっくりにしながらも、耐久性は比べ物になりません!

これまで開け閉めに苦労されていた引出にもスライドレールを使用して

スムーズな引出感覚を実現。

これなら、フレンズオーナーさんはもう引出をあける時中身をぶちまける事はありません。

既製品よりしっかりした作りなので、これなら長持ちしそうです。

表面材も、紙で出来たプリント合板ではなく

清潔感漂う白のポリエステル化粧板メラミン化粧板を使用!

表面の耐久性も十分確保しています。

これなら、おーちゃんに汚されても大丈夫です!綺麗に掃除できます。

 

と言う感じです。

既製品そっくりの家具を製作した今回の匠は・・・既製品の魔術師ことなんも専務!

「いやぁ~既製品の家具は材料取りが抜群です!無駄なロスもなくピッタリ納まりました!

作っていて気持ちよかったです。」

元宮大工の既製品の魔術師ことなんも専務は清々しい気持ちになったそうです。

 

フレンズオーナー様にも喜んでいただけて何よりです。

なにより、引出の開閉がスムーズで良かったとの事です。

オーナー様より頂いたお言葉

「あんなお絵描きみたいなスケッチでよく家具がつくれるね~」

・・・イヤイヤ

それがお仕事ですから。

 

 

 

 

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