特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

家具の取付風景

日信装備×鈴幸装備×モリカグ

本日は昨日に続き・・・

とてつもなく巨大なショッピングセンターの現場のお話です。

今日紹介するのはフードコートのベンチです。

ここの製作は日信装備のZ間さん主導の下

ベンチソファー鈴幸装備のS木さんが製作し

ベンチ下台パーテーションは日信装備のZ間さんが製作

そしてモリカグは・・・

そのパーテーションの上に乗っかるルーバーと笠木を製作しました!

いわゆるモリカグ製品はおまけみたいなもんです!

ジャパンブランドTOBI参加メンバー9社のうち

なんと!3社が合同で製作する家具!

江戸の粋が見え隠れするかもね~なんてね~

さっそくどんな光景か紹介します。

R壁面パーテーション+Rベンチ

ドッコで固定するんです

コチラはドッコの受け

せ~の!ではめていきます!

素晴らし~~!

見事に納まっていますね~

Rベンチ+パーテーションはモリカグはノータッチでした。

これだけのRを下台とパーテーションベンチを合わせるのは

なかなか至難の技

匠の香りがしますね~!

そしてこちらはモリカグがイッチョカミしているベンチ+パーテーション

モリカグが製作したのはルーバーと笠木の部材製作です。

そして組立てているのは日信装備のエースO田君です!

久々に登場!エースO田君!

組み上げたルーバーと笠木をパーテーションと合体!

繰り返していくこと22か所!

腰壁を仕上げる日信装備の皆様!

ルーバーが取付けられた姿がコチラ!

モリカグは部材を製作しただけ・・・あと塗装もしました!

ルーバー笠木の数は全部で198本

この小口を仕上げるのは手作業でやるには・・・気が遠くなります!

そこで活躍するのが・・・

ど~も!縁貼り機です。

製作風景は後日紹介いたします!

この縁貼り機!優れものです!

手作業で小口の仕上をするとなると・・・職人の手で一体何日かかる事やら!?

小口にファンシーロールを貼るだけで数日かかる事間違いなしです!

それが・・・

ということでモリカグで部材の製作をさせていただきました!

そんなこんなで作業終了時間は夜までかかりました。

無事に納まってくれてホッとしています。

ど~か!ど~か一つ!ワンクリックしてください!

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

モリカグ内装工事復活!?

この度、オーダー家具専門のメーカーでありますモリカグ

十数年ぶりに内装の装飾工事をやっております。

 

ここは今月オープンする大型のショッピングセンター内装工事です!

昔々のモリカグ内装工事も普通にやっていたのですが

時は流れ・・・私がモリカグの社員になるころにはオーダー家具専門メーカーになっていました。

それはそれで専門メーカーだからOKですが!

 

経営は「選択と集中」だとオムツメーカーの社長も言ってました!

 

ところが!ここに来て心機一転!

今回、家具の工事に絡む内装工事も請け負い出来るように

千葉の工務店さんの協力を得てモリカグ内装工事が復活したのです。

しかし・・・内装工事家具工事は勝手が違います。

ハッキリ言って私にとっては初体験の事もありました!

これも日々勉強ですね。

強力な味方が出来たのでこれからも積極的に攻めて行きたいと思います。

 

攻めの家具屋モリカグです!

 

 

それでは内装仕上工事の一部を御紹介!

 

日信装備製のルーバー!も取付!

 

今回は日信装備さんから頂いたお仕事のお話でして・・・

モリカグはレストルームの内装仕上とフードコートの家具の一部を担当しました。

 

レストルームの内装仕上は二種類!

ダイノックシート仕上のパネル数十枚!

セラールという不燃材のパネルを貼る作業!

以上の施工であります。

 

まずはダイノックシートの下地パネルの取付から

パネルの下地は全てモリカグ製です。

その下地パネルを壁にドンドン取付けていきます。

 

ダイノックシートの下地パネルの取付

青いものはパテです

 

ダイノックシートとは!?と言う方もいらっしゃるかと思います・・・

樹脂でできた木目などの模様が入っている仕上材です!

簡単にいうと壁面を仕上げるクロスみたいなものです。

そのシートは薄いものなので、下地パネルに段差や凸凹があると仕上りが汚くなります。

なので、表面を滑らかにするためにパテを塗ってペーパーで擦るのです。

すると!仕上りはこんな感じになります!

 

ダイノックシート施工後の姿

 

綺麗でしょ?

素晴らしい出来栄えです!

 

 

そして次は・・・壁面にセラールの仕上材を装飾パネルのように貼って行きます。

一枚一枚のパネルの重さがありますので

2人がかりで施工していきます

床から天井まで貼り合わせていきます

施工完成姿

 

綺麗でしょ?

こんな感じで仕上ります。

 

 

しかし・・・今回の現場はいろんな事があった!

七転び六起きです!

アッ!転びっぱなしだ!

あと二日ぐらいかけてゆっくり起き上がろうと思います!

しかし、いい経験になりました!

内装工事もやってやれない事は無い!

もちろんモリカグだけでは不可能ですが!

中小企業連合軍となり皆で大きな現場が出来ればいいですね~

 

 

仕事とは関係の無い話ですが・・・

今回の現場で記憶に残っているのは昼食です。

現場で昼食を取る時は、中に入っている飲食店や御惣菜やさんが

「試食で~す!」

なんて言って食べ放題でした!!

ムフフッ!

おそらく我々が本番までの練習台になったのでしょう!

試食っていうからアンケートとか答えなくちゃいけないのか?と思いましたが

ただ食べるだけで良かったみたいです。

有り難い事です。

 

明日はフードコートを施工している様子を御紹介!

 

 

 

 

ど~か!ど~か一つ!ワンクリックしてください!

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その3(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、キッチンバックカウンター収納+カウンター天板の取付です。

 

今回のカウンターは建築壁の変形の為、オーダー家具で無ければ家具は設置できない!

ということで・・・我々のようなオーダー家具屋を探し出してくれました。

それではどのような家具になったかを取付しながら紹介していきます。

 

 

まずは、壁の曲がり具合と壁と床のレベルを水平器を使用して確認しています。

そして、建築巾木がありますがその部分は家具をカットしていくのです!

 

水平器でレベル確認中

建築巾木の分をカットする為に天地を逆にしまう!

丸ノコで干渉する部分を書き換えアませんか

 

どこの建築でも同じこどですが、床とクロスの間に巾木という木製です。

こういう時は、建築壁を優先的に考え家具の方を加工するようにします。

 

借り置きしてみます!

変形壁にピッタリくる形状!

 

この変形の壁に家具を合せるのに一苦労しています。

今回も最初の打合せに言った時には、段ボールで型板を作成し

その段ボールを基準にベニヤで型板を作成します。

そのベニヤの型板を実際の壁に合わせて見てOKならば製作開始!

という段取りで進んでいきました。

変形箇所に家具を設置するのは一筋縄ではいきませんね~

 

 

脚はインローで固定します

家具を壁に固定します

これで取付完了!

 

これでこの家具は取付完了!

そしてオープン部分にはゴミを収納する部分が取付けられます。

 

内部はこうなっています

フックに袋を掛けます

全体像です

こちらの天板も製作しました

 

手前の大きなカウンター天板も今回製作したものです!

元々二つの家具を背中でジョイントしただけのものでした。

天板の高さは揃っていましたが、化粧材に統一感が無いので揃える為の天板設置ということです。

 

設置完了後のキッチンを眺めると・・・

大きなカウンター越しにキッチンが見えてくる!

色も揃っているので綺麗に見えます!

家具を設置後の様子をみて奥様はこれで掃除がしやすくなる!」とおっしゃっていました。

快適な生活を送る為のお役に立てたのかな~と思っています。

正に!オーダー家具から生活を変えていく!

と言った感じですかね~

 

我々の為に水を用意してくれました

 

 

八月も末日だというのに・・・

猛暑の中取付している私たちに、奥様は水を用意してくれました。 

最初は遠慮がちに飲んでいたにもかかわらず、最終的にはガッツリ飲んでいました・・・

朝セットされた水のタンクが夕方にはほとんど入って無かった。

とてもおいしい水でした!

我が家にも一台欲しくなる機械です。

 

 

 

ど~か!一つ! 一日ワンクリック!!!お願いします。

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その2(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、クローゼットの取付です。

 

今回のクローゼットはちょっと変わった形になっています。

 

トラックから出した家具です

大きすぎて搬入するのも一苦労です!

 

とりあえず搬入は大騒ぎです!

今回のクローゼットは寸法も大きい為、玄関から搬入するのは困難

ギリギリ入る予定でしたが・・・

周りのクロスや家具にぶつけてキズをつけては一大事です!

色々考えた結果玄関からの搬入は諦めました・・・

 

裏技を駆使して別ルートから搬入させてもらえる事になりました。

紆余曲折してクローゼットを設置場所まで搬入成功

 

いよいよ取付開始です!(ここからが本番!)

まずは搬入に苦労した部分を設置していきます。

 

二人で丁寧に置きます

 

取付け家具にはいつも付きものであります!

 

コンセント!

 

電源コンセントだけなら隠しても構わない!ということだったのですが

今回はTVアンテナがあったのでこのコンセントは活かさなくてはなりません!

 

コンセント用の開口!

TVアンテナ用の配線穴

 

TV用のコードと電源確保の配線ルートを加工します。

コンセント位置等は実際に付いている場所家具に付ける位置を合わせる為

現地で穴開け加工していきます。

 

下台の設置が終わったら次は上の部分です

建築壁の梁が出っ張っている為、梁の部分は加工できるように家具を製作します。

これも現場合せで加工していきます。

 

建築の梁を測っています

梁部分を加工したら設置していきます

 

梁部分を加工して、設置します。

この後は設置した家具と壁・天井・梁の隙間を埋めていきます。

 

天井と家具の間に入れる隙間埋め部材(フィラー材)

綺麗に埋めていきます

 

オーダー家具屋の製作する家具はやはりフィラーはつきものです。

家具と壁の隙間を最小限に納めます。

 

家具本体を取付したら、次は扉の取付です。

今回の扉はとにかく重いのです!

重量がある扉に耐えられるように重量用の丁番を使用します。

さらに慎重なモリカグは丁番の数も増やして重量対策しています。

 

丁番が多いと扉も付けづらい・・・

 

 

 

 

 

なぜ!?扉がこんなに重いのか?

 

 

 

 

 

それは・・・鏡貼り扉だからです!

 

衣類を収納している部屋なのですが、打合せしている最中に

お客様がフッと気づかれました。

「この部屋・・・鏡が無い!」

無いなら付けましょう!ということで今回は大きな扉に鏡貼りをしています。

鏡サイズが大きいので歪み防止の為、5㍉の鏡を使用しています。

床から天井まで一枚扉なので、やはり重量は重くなります!

 

このような大きな鏡扉を製作するのは、私の少ない家具屋キャリアの中では初めての経験・・・

洗面台ではよくやる方法なのですが、その時のやり方を応用して製作しました。

数多くの家具を製作しているとそれなりに経験が役に立つのですね・・・

少しづつレベルUPしている感を実感しています!

 

 

 

天井・梁と家具の隙間は綺麗に埋めているでしょ?

 

全面鏡貼りの扉のこのクローゼット

お客様の「この部屋に姿見がない・・・」という一言で

衣類を収納するだけの家具から役割が一つ増えました。

打合せするたびに変化する家具のカタチ

この辺にオーダー家具の醍醐味を皆様にも伝わればと思います・・・

もっと言えば!

梁の欠き込みオーダー家具でなければできない事だと思います!

 

こうして無事にクローゼットの取付は終了いたしました!

 

 

つづく・・・

 

 

 

 

 一日ワンクリック!!!お願いします。

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

オーダー家具の取付 東京都 新宿区 その1(2010.8)

本日のお話は、ホームページが御縁でお取引いただくことになりました

お客様の家具取付風景の紹介です。

いくつか製作したオーダー家具があるのですが

今日は、既存家具の耐震対策工事です。

 

前回も触れましたが、この家具は既製品のなので壁に固定するのではなく置き式の家具

になってしまっています。

お客様が耐震対策として採った方法が突っ張り棒

当初はこの突っ張り棒を隠すための幕板取付工事だったのですが・・・

 

突っ張り棒で支えている置き式家具

 

この突っ張り棒も一応効果があるとは思います。

家具を天井で支えて倒壊を防ぐというものです・・・

しかし、天井の方を見てみると・・・下地が無い状態!ボード一枚で支えている状態でした。

これでは、大きな地震が来たときに天井が崩れてしまい家具は倒れる可能性があります。

 

というような流れを踏まえて、本日の作業内容は

突っ張り棒を取外し既存の家具を壁に固定する!という作業です。

 

まずは、壁の下地を確認します!

壁の中のどこに芯が入っているかを確認します。

 

芯の位置を確認し印を付けます

 

壁面には建築巾木がある為、その厚み分を壁から離さなくてはなりません。

今回は、裏にパッキン材を止めて下地材として利用することにしました。

 

建築壁に家具を固定する為の桟を固定します

 

そして、次に設置場所を居間の位置より右に移動してほしいとのご希望で

右にずらす事に・・・

そこに現れたのがコイツです!

 

コンセント!

コンセントを家具の中に入れてしまうという事で今回は家具の背面に

コンセント用の開口をあける事にしました。

 

位置を確認して背板をカット!

 

配線ルートを確保したら、いよいよ壁に固定します!

今回は壁から家具の間が建築巾木の厚み分隙間があくので

正確には、壁に固定した木下地に家具を固定するというやり方です。

 

家具の内部から、壁に固定した木下地に向かってビスで固定します!

木下地が壁にしっかり固定されているので、これで外れる事は無いはずです!

 

家具の内部から木下地に向かって固定!

 

作業内容は基本的にはこれだけ!

壁の木下地にしっかり固定すれば、突っ張り棒よりもしっかり固定できます!

しかも、見た目がスッキリ見えるはずです!

 

念のため引張って確認します(震度3ぐらいの気持ちで)

さらに念のため引張ります(震度6ぐらいの気持ちで)

 

このあと私も引張って確認しましたが・・・ビクともしない!

これでこそ家具の取付でしょ~!って感じです。

今回は、森下で製作した家具では無かったのでどのように製作されているかわからず

取付しながら微妙にやり方を変えていきながら取付しました。

他の家具屋が製作した物をいじるのは意外に時間がかかりますね・・・

 

そして、固定しただけは終わりません・・・

最後の仕上です!

建築巾木の厚みの寸法分だけ、家具と壁の間には隙間が出てきます。

その隙間処理も取付作業の中に含まれます!

耐震対策という目的を果たせば終わりではありません。

 

どうです?見えますか?

壁の色と隙間埋め部材の色が似ているでしょ?

 

隙間を見ながら、家具と壁の隙間に合わせて加工していきます。

クロスと隙間埋め部材(フィラー材)の色がそっくりでしょ?

隙間なんて最初から無かったかのように・・・丁寧に仕上げます。

 

そしていよいよ作業完了!

と言いたいところですが・・・今回は最後の仕事が!

家具を固定する為にTVブルーレイの配線を抜いてしまったので復旧作業です!

しかし・・・これがなんとも言えず時間がかかる!

配線の数が多くて・・・やっとの思いで配線復旧!

ところが・・・

んッ!配線戻したのに・・・TVが付かない!

これは・・・アクシデントです!

動揺する家具屋2人組・・・TVが写らない・・・

家電製品には全く手も足も出ない家具屋2人組・・・緊急事態です!

 

挙動不審な行動をする家具屋2人組を見かねた奥さまは

「旦那にやってもらいますから大丈夫です」と・・・

イヤイヤ!そのようなお言葉に甘えてはいけない!と奮闘する怪しげな2人組・・・

・・・

・・・

・・・万策尽きました!

「すいません・・・先程のお言葉に甘えさせて頂いてよろしいでしょうか・・・」

というオーラが体中から出ていたと思われます。

やさしい奥さまが「そのままで大丈夫ですよ」と言ってくれたので甘えてしまいました・・・

 

いろいろありましたが・・・どうです?

 

完成後の姿

 

最初の突っ張り棒の時から比べるとかなりスッキリして見えるでしょ?

しかも、確実に突っ張り棒より耐震性はあるはずです!

震度6ぐらいの気持ちで引張ってもビクともしません!

配線の復旧というトラブルはありましたが・・・無事に作業終了!

 

しかし・・・これではいよいよ家電製品は苦手ですなんて言っている場合じゃないな・・・

秋葉原に修行に行こうか・・・

 

 一日ワンクリック!!!お願いします。

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!