特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

家具の製作工程

天板に無垢材を貼っております

昨日に引き続き本日も家具屋らしいブログでも書きましょうか?

今回ご紹介するのはまたテーブル天板です。

おいおいッモリカグってテーブル天板しか作ってないの?

って思われるかもしれませんが・・・そんなわけありません。

 

今回はテーブル天板小口仕上についてでございます。

小口って何?と思われる方もいるかとは思います。

私も初めて小口って言われた時チンプンカンプンでしたね~

 

改めてご説明申し上げますと・・・コーナー部分のいわゆる~角であります。

 

無垢材を貼っております。

 

小口に無垢材を貼るというのはこれまた手間のかかる作業であります。

どんなふうに手間がかかるかと言いますと

これまた機械作業ではなく手作業で貼るからです。

そして更に難しいのが・・・誰でも出来る作業では無いという事。

 

天板の厚みに対してやや大きめの無垢材を貼ります

 

手前の無垢材はすでに仕上げた小口部分

右側がこれから仕上げる小口部分です。違いがわかりますか?

すこし、右側部分が出っ張っているのがわかります?

 

まずは目地払いという工具で平らに仕上げます

ここまでは誰でもって訳では無いですが・・・ま~出来ます。

 

問題なのはこのカンナ仕上・・・

 

このカンナ仕上に関しては、職人ならだれでも出来る作業ではありません。

モリカグでも10数名いる職人の中でこの作業が出来るのはたった2名・・・これが現実。

正確に言うと「この作業が出来る」と言うよりは「やらせられる人」と言うべきでしょうか?

この辺は職人技です。

 

 

天板裏から見た仕上りです

 

どうですか?綺麗に留めで納まっております。

後は塗装して完成を待つばかりです。

 

 

コスト重視の昨今では無垢材の仕事は最近本当に減ってきているのが現状ですが

無垢材の仕事も出来る様な職人を今後増やしていかなければ・・・

特注家具屋として差別化は出来ませんね。

 

技術・コスト・納期・・・バランスが大切だと思います。

職人の技術に関しては上を見ればそれはそれは素晴らしい技術の職人は沢山います。

モリカグの技術匠の技と言うには程遠いかもしれませんが・・・

私もそのような職人が育つような環境を作らなければいけないなぁ~と思うのであります。

不効率でも残さなければならない物は残さなければいけませんね・・・

 

職人の世界も高齢化が進んでおります!

その中でもまだモリカグの職人は30代が中心と言う歴史は古いが若い会社です!

まだまだモリカグには成長できるチャンスがあります!

今後のモリカグにこうご期待!!

 

  

 

 ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします

丸く加工するのは大変な作業なんです・・・

ここのところすっかり家具ネタがご無沙汰なので・・・

これからは少し家具屋らしく工場での製作風景や現場での取付風景を

紹介していきたいと思います。

家具屋っぽいブログになりますが・・・どうぞお付合いください。

 

 

今日ご紹介するのは、丸いテーブル天板!!

しかも・・・その数80枚ッ!!気が遠くなります・・・

 

まずは四角いテーブルを製作します

通常は四角いテーブルを製作したらこのまま小口を貼って仕上げるのですが

今回は丸いテーブルです、さらに加工を致します。

 

曲面や丸い物を製作する時に活躍するのが・・・NCです!

このNCは優れものですッ!!

職人が綺麗な円に仕上げるにはそれはそれは相当な技術と時間がかかるのです・・・

しかしッ!このNCにプログラムを入力してスタートボタンを押すだけで

機械が勝手に加工を進めてくれます。

 

NCに設置してスタートするだけで円テーブルが出来上がり

80枚をNCで加工するのも時間はそれなりにかかりますが

これを・・・職人がやったらコストも納期も合うはずがありません。

ここはひとつッ!モリカグの強みでしょうかね~

 

丸く加工したら後は小口部分を仕上げるのですが・・・

四角いテーブルなら縁貼り機でドンドン仕上げられるのですが

今回は円テーブルです・・・ここは残念ながら手作業になるのです。

これは避けては通れない製造業の宿命・・・

80枚せっせと手作業で仕上げてから出荷です。

 

曲面の家具や丸いテーブル等は通常よりコストがかかるというのは

このように工程が増えたり、手作業の部分が多くなるからなんです。

その辺をもう少しデザインする人も設計する人も考えてほしいですね・・・

 

お客:「同じテーブルなのになんでこんなに価格が違うのよ!!」

私:「それは丸天板だからですよ」

お客:「ちょっと丸くなっただけじゃない!」

私:「・・・困りましたね~~」

と言うお決まりのやり取りが日常茶飯事です。

我々もなぜコストが上がるのかをちゃんと説明する必要がありますね。

 

 

そして最後に・・・毎回このような曲面や丸天板を製作するとどうしても気になってしまう事ッ!!

それは四角く製作して丸く抜いて出てくる天板の落とし・・・いわゆるゴミです。

 

この抜かれたゴミは天板一枚に対して4枚・・・80枚×4=320個

 

どうにも使用できないゴミが大量に発生する事です。

何かいい使用方法を思いついた方がいればご連絡ください・・・

本当に悩ましい問題です。

 

 

 

 ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします

社員寮の下足入32台!製作風景!

久しぶりに・・・家具の話をします。

 

最近このような数がまとまったお仕事は少なくなってきましたが

今回ホームページがきっかけで製作する事になりました

ある自治体の職員寮の下足入です。

その数・・・32台ッ!そこそこボリュームがある物件です。

 

 

それでは写真で振り返る製作工程でございま~す。

 

特注家具作りの基本です

フラッシュ構造でパネルを製作します

パネルを組立てる工程です

このように一台一台組立てていくのです

組立てたらプレス機で圧力をかけていきます 

こちらのパネルは扉材です

32台×4枚=128枚の扉を製作します

それに金物を付けていきます128枚×2個=256個

 受け座を含めると256個×2個=516個

根気が必要な数になります・・・

 

徐々に箱が組み上がっていきました

(吊戸棚+カウンター下台)一台で2個×32か所=箱の総数64個・・・

完成ですッ!

 

こんな調子でドンドコドンドコ製作しておりました。

今回は数も多くコスト重視でというお客様の要望でしたので

材料も比較的低価格な白単色のポリエステル化粧板を使用!

さらにッ!モリカグが製作しやすいような構造に家具の形状をご提案し

完成までのスピードが速い方法で製作しております。

 

家具の製作スピードが速いと言うのは手を抜くという意味では無いですよッ!

モリカグの機械設備が十分に威力を発揮できる構造にするということです。

ある程度機械化で作業が出来れば当然かかる人件費が抑えられるわけです。

 

そうする事によって材料コストの軽減+加工費の削減が可能になり

お客様のニーズであるコスト重視に応えるように努力しているのであります。

 

最近では同じ形状の家具が数多くある場合

例えばマンション家具や学校家具・施設家具などは海外に流れやすいですが

このぐらいの数量だとちょうどいい感じなのかもしれませんね~

 

ということで今回は数物家具の製作工程でした!

たまには家具屋らしいブログも書きますよ!

 

 

 ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします

タイルカウンター仕上風景

本日は家具の製作工程の一部を紹介したいと思います。

製作過程といっても今回は洗面カウンターキッチンカウンター

天板TOPにモザイクタイルを貼っている風景です。

 

一応家具のカウンターになる部分なのですが

木工屋がなんでもできるかと言えば出来る訳も無く・・・

タイルを貼るのはやはり石屋さんにお願いするのであります。

なんだよッ!モリカグでやってんじゃないのかよッ!と思うかもしれないですが・・・

餅は餅や!家具は家具屋!タイルはタイル屋!です。

 

木下地にボンドを塗布して

石(タイル)を等間隔に貼っていきます

 

一枚一枚手で貼っていくのかと思いきや・・・

そんなことしていたら日が暮れてしまいます。

細かいタイルはシート状になっているので裏面のシールを剥がせば一気に貼れます。

(二枚目の写真のカウンターの上にタイルが丸まって置いてあるのがわかります?)

 

タイルを等間隔に貼り終ったら仕上作業です

タイル目地に目地材を入れるのです。

タイルの目地とは・・・タイルとタイルの間の隙間の事です。

お風呂場にタイルありますか?

最近はタイル張りのお風呂も減ってきていますが・・・

よくカビキラーのCMでカビが生えてしまっている部分です。

わかりづらい説明ですいません・・・

 

タイルとタイルの間に目地材を入れると

完成です!

 

 違いがわかります?

目地材を入れる前(1・2枚目の写真)はタイルとタイルの間が隙間が見えるでしょ?

目地材を入れた後(3・4枚目の写真)はタイルとタイルの間が

白い目地材で埋まっています。

違いがわかりましたか?

 

と言うことでタイルカウンターの仕上が無事完了!

あとは目地材とボンドが乾燥するのを待つだけです。

このように木工家具屋も木材だけでなく、ガラス・鉄・ステンレス・人工大理石・タイルなど

木工屋で全ての作業が出来るわけないし

異素材を利用する時はその道のプロにお願いするのが一番ですッ!

 

出来あがったカウンターは家具の下台とジョイントして器具を装着すれば

一件落着でございます。

ということで・・・色んな素材が使えるんだよ!と言うところをアピールしてみました。

 

 

 

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

 

 ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします。

ブルーマンではありません・・・ブルーです!

今回も製作途中の家具の様子を紹介しましょうか?

モリカグでは住宅家具はもちろん製作しておりますが

それと同じくらい店舗什器オフィス家具も製作しております。

 

今回製作しているのはオフィス家具です。

企業のイメージカラーに近い色の化粧板を使用したり、塗装したりすることがあります。

そして、今回はこのイメージカラーです!

 

 

ブルーです!

ブルーマンではありません!

 

  

ブルーマンにそっくりな色です・・・

かなりマニアックな色ですが・・・ある企業のイメージカラーのようです

ある企業とは「今日頼むと明日来る」という出前迅速な文房具屋さんです。

弊社も普段からお世話になっております。

そんな企業の家具を製作出来るなんて・・・光栄です。

 

 

これまた山のように積み重ねられたブルーマンパネル

 

  

パネルの山積みはもはや家具作りの基本ですねッ!

モリカグでは基本的にフラッシュ構造でパネルを製作しています

このパネルを製作するまでに少々時間がかかるんですが

組立て始めたら一気に組立てていきます。

 

  

コノ字型に組立てていきます

組立てること20台ッ!!

 

これまた・・・数が多いッ!

連結して衣類などを収納するワードローブとして使用するそうです

しかし、かなり場所をとる家具です!姉崎工場はそれなりに広い工場なんですがね~

青一色に染まってしまいました。

 

ワードローブに使用する家具です

こうして並べてみると・・・

京都の伏見稲荷神社を思いだします

 

 

そして、金物を付けられて完成された青一色ワードローブ

4トン車2台で積み込まれて出荷されていきました。

 

 

 

 

 

 ど~かひとつ!一日ワンクリック!!!お願いします。

ランキングに参加しています!
ワンクリックに御協力お願いします!

 

 

 ↓ 下の奴です!ど~か押してやってください!

 
  ← これです押してやってください!

 

 ↑ 上のバナーをお願いします!クリックしてみてください