特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

家具の製作工程

木目が合わないポストフォーム

昨日・一昨日と木目の話をダラダラとしておりました。

でッ!何を言いたいかといいますと・・・

ポストフォームの木目は何でこうもバラバラなんだッ!!って話です。

 

 

2015-04-08 023

 木目を合わせようと四苦八苦している最中

 

 

ポストフォームの場合、扉などはメーカーで製作した完成品を仕入れます。

扉で使用するわけですから木目あわせてもらいたいところですが・・・

そんな対応はしていただけません。

木目がタテならそれほど気にならないのですが

横目になった途端に木目がチグハグでございます。

 

 

嫌ならポストフォーム使用しなければよいのですけどね・・・

 

 

引出の前板にポストフォームを使用した家具なのですが当然木目はバラバラです。

それでもッ!!似たような柄が隣り合うようにッ!!

少しでも・・・木目が似たような通りになるように!!

 

 

・・・必死に頭抱えて悩んでおります。

 

 

 

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木目を合わせる為のダイノックシート

先日工場で施工してもらいましたダイノックシート

 

 

2015-04-08 015

4メートルのパネルです

 

 

これは高さ2メートル幅4メートルのパネルを製作したのですが

メラミンでは長さが2.4メートルまでしか取れません

特注品でも3メートルまでが限界のようです。

 

なのにパネルは4メートル・・・どこかで木目のジョイントが出てしまうのですが

横目に流れるパネルに縦のジョイントはどうしても出したくないッ!!

と言うことで登場したのがダイノックシートであります。

 

幅は900~1200ミリですが長さは50メートルあります

50メートルの家具は製作したことありませんが・・・4メートルなら余裕です!

 

このシートは本当に便利です。

材料メーカーでもメラミン・ポリ板と同柄のシートを販売しているので

適材適所を考えればつなぎ目の少ない造作家具が出来るんですよ

 

モリカグでは仕事の内容的に今まで使用する頻度が少なかったのですが

これからは徐々に増えていきそうです。

 

 

 

無垢材で考えたら4メートルの大木を使用しなければ製作できない意匠ですが

シートのような素材のおかげでありえない意匠も実現できるわけです。

人間の我儘をどこまでも叶える技術進歩万歳!!

 

 

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木目を合わせようとする人たち・・・

 

 

 

「この世に木目がある限り!!合せようとするのが職人魂!!」

 

 

 

とでも言いましょうか??木目柄で家具を製作するときは無意識のうちに

木目を合わせようとするのが職人なのですが・・・

 

ポリ板やメラミンにも木目が流れております。

隣り合う扉や引出の前板等は材料取の段階で木目を意識して加工するのです。

材料の特性上木目を合わせるのに限界はありますが

意識しながら製作するのと、気にせず製作するのでは同じ家具でも

出来上がりが違うと思うんですよね~

 

 

 

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以前紹介しました店舗什器の吊戸棚

 

 

この吊戸棚はモリカグ製ではないですがよく見ると木目が合っています。

やはり木目を意識するのは職人の共通する意識なのだと思います。

 

 

 

難しい家具ではないですが・・・

素人と職人の違いってそういう細かいところに出てくるものだと思っております。

我々の仕事ってDNIY(Do Not It Youself)なんですよね~

 

 

 

なんでこんな話しているのかといいますと・・・

ここ数日木目に関していろいろと考えた数日だったものでして

どんな風に考えてたかは・・・また明日。

 

 

 

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ダイノック仕上げしてもらってます。

4メートルのサイズのパネルを製作しております。

横に木目が流れるのですが一枚物に見せたいと言う理由で

今回はダイノックシートで施工することになりました。

 

 

2015-04-08 004ポリ板のジョイント部分をペーパーかけて平らにします

2015-04-08 013専用の道具でシートを貼っていきます

2015-04-08 017

まるで一枚の木で出来ているような仕上がりになります

2015-04-08 016端部の処理が命です!

 

 

 

ダイノックシートは幅のサイズは900と決まっておりますが

とてもなが~く材料が取れるので重宝しております。

 

ただモリカグではシートを貼れる職人が居りませんので

工場まで職人さんを呼んで貼ってもらったり

現場まで来てもらい、家具設置後に施工してもらったりと協力してもらっているんです。

 

 

 

今回は色々ありまして工場で施工してもらうことになりました。

仕上がりも上々ッ!!あとは現場に設置するだけです。

 

 

 

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姉崎工場で検品してました

来週納品予定の特注家具を検品してました。

TOPは突板、腰周りは人工大理石、カウンターはポストフォーム

パネルはダイノックシート、巾木はステンレス・・・

これは家具素材の宝石箱や~ってくらい様々な素材を使用しております。

 

 

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店舗内に設置するバーカウンターです

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引出の調整をしております

 

 

腰周りの人工大理石は仕上がりは真っ白になりますが

現場で施工するので工場では下地の状態です。

 

ちなみに・・・現場は神戸なのでいつも以上にピリピリしてます

工場で仮組みした状態で石屋さんにも確認してもらい問題ないかチェックしてもらい

万全の状態で現場に臨みます!!

 

 

時間も余裕をみて製作してしっかり工場内で仮組みをして確認して現場に行く!!

毎回このくらい製作に時間をとれればなぁ~と思う次第であります。

 

 

 

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