特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

雷を呼ぶ男Y君

特注家具で造る学校家具を取付! 『午前の部』

今日は現場での作業風景をお伝えします。

以前もここでもお話ししましたが、由緒ある学校家具のお仕事です。

家具の取付について少し細かくしていきますので前編・後編の2部構成で

今日の作業をお伝えしていきます。

それでは今日は前編 『午前の部』です。

 

前回同様、到着した時は不審者扱いされそうになりました・・・

『おはようございます!家具屋です!』と挨拶して

不審者ではありませんオーラを放ち先制攻撃です!

守衛の人とお話しながら部活の為に登校してくる先生や生徒に笑顔で挨拶していました。

その笑顔で私が挨拶する光景がトラックから見ていたウチの職人には

逆に不審者に見えた』と暴言を吐くので

私の搬入お手伝いは中止させていただく事になりました。

 

それでは本日の現場取付作業物語をどうぞ・・・

 

まずは、工場から運んできた家具と取付道具を搬入から開始です。

この搬入作業は想像以上に時間がかかるのです。

周りに傷がつかないように養生したり、搬入経路を考えたり・・・

トラックに満載の家具

生徒の登校時間が過ぎた後の搬入開始

それはまるで蟻が巣に餌を持ち帰るかのごとく・・・

 

一通り搬入が終わったらいよいよ本番です。

今回は既存の家具を撤去して、新規家具をつけるのです

既存家具の取外しから始めますが、よそで製作した家具はどんな造りになっているか

不明の為、探り探りでの作業となります。

どこで家具を固定しているのか、周りに危害を加えないように慎重に撤去します。

 

既存家具の撤去から作業開始です

まずは扉を外していきます

そして既存家具を丸裸にして

どこで取付けられているか確認しながら取外開始

四苦八苦しながらようやく取外し成功!

続いて下台も外す事に成功!

ついに既存家具完全撤去!

 

こうして既存家具の撤去が完了したら、度は新しい家具取付作業です。

まず家具を取付ける為にビスで固定する箇所を探していきます。

壁の下地を探す為に壁を叩いて音で判断していきます。

ところが・・・

壁の下地となる部分がバラバラになっている為、

固定する為のビス位置もバラバラになり見栄えが悪くなってしまうのです。

いろいろ考えた結果、壁に木の材料を先に固定して

家具を先に付けた木材に固定する事にしました。

壁の下地を探す

この材料を利用する事に・・・

壁に材料をとめて底に家具を固定する事に

取付成功のおまじないをしています

 

おまじないも無事完了して新しい家具を取付開始です。

家具を製作した職人取付しますので

新しい家具を取付始めたら早いもんです!

ひとつづつ連結していきます

4台を連結して

ついに完成!

 

既存家具の撤去に時間がかかると思っていたのですが想像していたよりスムーズに完了しました。

おまじない効果もあり新規家具の取付も下地が見つからないというアクシデントは

ありましたが無事問題も解決し上手く納まりました。

 

顕微鏡の箱が上手く納まるように寸法を考えた特注家具です。

この顕微鏡入りの箱は意外と重量があり、しかも一マスに6個も入ります。

棚板が垂れてこないように芯も工夫して入れてあります

パーチ材で出来た既製品家具よりは強度があると思います。

顕微鏡の箱が6個入るようにしています

 

完成した特注家具の姿をイヨイヨ学校の先生に確認してもらう事に・・・

家具に自信があっても、実際に使用する人の反応を見るまでは毎回ドキドキします。

何回やってもドキドキになれる事はないです・・・

 

今回も大変喜んでいただきホッとする瞬間です!

イメージしてたより綺麗に納まってる』なんて言ってもらえて一安心・・・

この家具の詳細内容は製作事例の中で紹介しますのでそちらも見てください。

 

それでは明日は『午後の部』です

お楽しみに!

新人さんいらっしゃ~い♡

本日から、姉崎工場に新人が一名入社しました。

今まで経験してきた事とは全くの畑違いの特注家具屋への転職。

ホワイトカラーからブルーカラーへの転職・・・

本人は相当の覚悟を決めて来ている事でしょう。

まさか自分が職人になるとは想像もしていなかった事でしょう。 

 

私もこの世界に入るとき相当の覚悟を決めてきました・・・

今の彼と同じ心境だった事を思い出します。 

 

はたしてどこまで耐えられるか・・・?

というよりもやるしかないのです。

早く慣れてもらいたいもんです。

 

そういえば去年残念ながら我が社をご卒業された20代の若者を思い出す。

彼は『この仕事向いていなかったんです』と言っていた

しかし私から言えば仕事は趣味ではない!

向き・不向きなんて寝言を言っている場合ではない。

やるか!やらないか!の問題だと思う。

果たしてこの世に『自分が向いている仕事』だと思ってやっている人はどのくらいいるのだろうか?

そう思える人は幸せなんだろう

 

ちなみに私はこの仕事が好きです。

苦労もたくさんあるし嫌な思いをする事もたくさんあります、

しかし、少ないですが楽しい事もあります。

少々の楽しい事山盛りの苦労や嫌な事を吹き飛ばす瞬間があるのです。

だから私も幸せな人の中の一人だと思っています。

 

御卒業された20代の若者に少ないながらも楽しい事を実感させてあげられなかった

自分たちの力不足を振り返り、『まだまだだなぁ』と反省している未熟な私です。

 

 

 

しかしこの不況の中で新しい人を入れるとはなんとも理解できない行為ですが

それだけ会社としても相当の覚悟をしています!

我々には次の目的がある!

だから今は踏ん張っていくのだ!

 

 

富士の兄様・富士宮の兄様

今月から3号が我々と共に働くことになりました。

近々ごあいさつに伺います。