特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

意識高い系

tobiフランス展示会特別企画・・・『職人とは?』

職人とは・・・なんとも意味深い問いかけです。

オーダー家具を生業としている我々家具屋としては

 

宮本茂紀さん、曰く

職人とは、社会が必要とする物を必要な時に作りだせる人

最初この言葉を聞いたとき、ちょっと自分が恥ずかしくなりました・・・

 

 

それは二年前の10月~12月の三ヶ月間の出来事でした

私はその頃、短納期物件や大型物件などが重なりはっきり言ってパニック状態でした。

その時はなんも専務以下みんなと「なんとか年末を乗り切れば・・・楽しい正月を迎えよう!」

を合言葉に必死だった事を思い出します。

夢の中で材料を発注していたり、寝言で家具の打合せをしていたそうです(妻談)

もうほとんどノイローゼ状態・・・

(妻に言わせるとそのぐらいの方が私がおとなしくてよかったと振り返っています・・・鬼嫁!)

もうこんな思いはしたくないと根を上げていた私・・・

全てを捨て南国の暖かいところ逃避行も考えました。

 

そんな時、若輩者の私はこんな事を考えていたのです!

「次生まれ変わる時は、芸術家になりたい!」・「作家もいいなぁ~」なんて考えていたのです・・・

それはなぜか?答えは簡単忙しくなった時

「今は創作意欲がわかないから作品は作れません!」と言えると思っていたからです

(実際の芸術家たちはどうなのかわかりませんが、あくまで私のイメージ)

納期に追いつめられる切羽詰まった状況・・・

失敗が失敗を呼ぶ負のスパイラル・・・

そんな状況が私を芸術家への憧れを掻き立てたのでしょう。

 

そんなときに、宮本さんから言われたあの言葉・・・

職人とは、社会が必要とする物を必要な時に作りだせる人

芸術家に憧れていた自分が恥ずかしくなりました・・・

 

 

自分は実際に家具を製作する職人ではないけれど、特注家具メーカーという立場

というのは他の人から見れば職人みたいなもの・・・

もう少しプライドを持たなければならない!

そもそも自分には才能が無いから芸術家作家にはなれないのだと

もっと早く気づくべきであった。

 

 

 

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極~KIWAMI~

これはプリン好きという私だけでなく、是非皆様に一度食して頂きたい逸品です。

そもそも・・・私はプリンが大好きなのです!

ぷっちんプリンはもちろん森永の焼きプリンとか最高です!

酔っ払って帰る時必ずコンビニに立ち寄り買って帰ります。

 

私の定番プリン!森永の焼きプリン!

 

 

そして、地味に大好きなプリンは銚子丸という回転寿司お店があるのですが

そこの自家製プリンが何ともいえず濃厚でウマイ!

頼む時は回っているプリンでは無く、ちゃんとオーダーしたほうが冷えていて美味しいです。

 

 

 

そして、ちょっと贅沢な銚子丸自家製プリン

 

 

そんなプリン好きの私に衝撃を与える逸品が現れたのです・・・

その逸品との出会いはコチラ

八千代市の小学校教師をしている友人に工場の端材をプレゼントした時に

手土産に頂いたプリンでございます。

 

 

 

パステルプリン「極」

 

 

 これは・・・明らかにプリン界の王者に値する最高峰のプリン

キング・オブ・プリン!

パステルの集大成とHPには書いてあります。

 

パステル自信の逸品!

 

チーフパテシエがそこまで言うだけの事はあります。

こだわりが半端ないですね・・・バニラクリーム滑らかさ

そしてにまでこだわっているようです。

味は言う事無しです・・・

普段はしっかりとした焼きプリン好きの私でもこの滑らかさにやられます。

 

なにより、憎いのがその価格です!

一個¥525という価格設定。

普段気軽に食べられるような価格ではありませんが、ちょっと奮発したら購入できる価格!

キング・オブ・プリンにもかかわらず、高嶺の花と言う訳では無い価格・・・

しっかりとした販売戦略が伺えます。

 

また食べてみたいとおもえるプリンです。

是非皆様も一度ご賞味ください!

 

 

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拝啓!情熱大陸様 『物語があるモノ造り』

  

~ 想いを形にする職人集団 ~

お客様の想いを形にし、新たな生活空間を創造する。
そして家具を通して新たな物語が始まる。
これが私達の家具創りのテーマです。

 
 
これはジャパンブランド「tobi」で我々が自社紹介文に使用した文章です。

 

今日はこの文章について少しお話です。

私の家具に対する考え方みたいなものです。

 

職人は物語を造る仕事をしなければならない

この言葉は、私が宮本茂紀さんと初めてお話した時に言われた言葉です。

この言葉を聞いた時、「やべぇ~この人!超カッコいい!」と思いました。

 

なぜこの言葉に私がこだわるのか?

オーダー家具を非常によく表している言葉だと思うからです。

材料にも物語がある!」

これは先日『素材に対する感覚』で話をしたのでそちらを見てね!

 

 

そして今回のテーマは・・・「にも物語がある!」ということだ。

オーダー家具の打合せをしているといつも思う

その人のそれまでの生活家具に表れてくる

「どのように使うのか」・「どこに何を収納するのか」・「どういう所にこだわりを持っているか」・・・

打合せする度に思う千差万別十人十色

だから、他の人から見ればガラクタに見える家具でも

その人にしてみれば唯一無二の家具となる。

 

そこに物語がある!

既製品オーダー家具の最大の違いだ!

だから寸法を間違えたり製作途中で変更になったオーダー家具は墓場行きの家具となってしまう!

アウトレットとして販売出来ればそれに越したことはないが

オーダー家具の場合は転売が出来ない・・・

他の人の物語の上で製作したオーダー家具は、他の人にとって魅力ある家具であるはずが無い

物語が違うのだから・・・

 

物語にも2種類ある

一つ目は、「それまでその人が生活してきた習慣・クセ」など

いわゆる歴史みたいなものだ!

わかりやすく言えば、こんな人

「トイレで読書するクセがあります、だからトイレ収納には本を収納したいのです」

そして造りました!トイレで本を収納できる吊戸棚

 

こだわってますこの家具!

 

実はこれ我が家の事なんですが・・・

それまでの習慣・クセはどうしても抜けないもの

いつも妻から「トイレに本を持ち込むな!」と怒られていた私・・・

トイレに本棚を造ってしまえばそこに収納出来るので怒られる回数も減りました

 

二つ目は、「これからどのように生活を変えていこうかという希望・夢」など

いわゆる目的みたいなもの!

わかりやすく言えば、こんな人

「いつもパソコンをする時、食卓でするしかなかった・・・パソコン専用のカウンターが欲しい」

そして造りました!パソコン用のカウンターテーブル

 

今まで食卓にあった左側に小さく見えるノートパソコン

 

実はこれも我が家での出来事・・・

毎度、食事をするテーブルでパソコンをしていた妻!

食事時になるとパソコンを横にずらすだけだったり、床に置くだけというずさんな管理!

その態度にイライラしていた私!パソコンは別の所でするように専用カウンター

造ってしまいました!

これで夫婦円満のはずだったのですが・・・

 

トイレの本棚収納パソコンカウンターも妻にしてみれば余計な物

しかし、私にしてみればそれまでのストレスやイライラが解決出来てしまう優れモノです!

ちょっとレベルの低い話になってしまいましたが・・・

 

オーダー家具には物語がある、そしてオーダー家具から新たな物語が始まるのです!

「どうしてその家具の形状になったのか?」

「どうしてその寸法になったのか?」

「どうしてその材料にしたのか?」

「どのように使用する家具なのか?」

これらの事を踏まえて製作された家具は空間の一部というより生活の一部となる

そうすればそこで生活する人のこれからの習慣やクセに影響を与える

するとまた新たな物語が生まれてくる!

 

家具作りを通して生活空間・ライフスタイルを創造している仕事なんです!」

と最近では考えるようになりました。

使用する人の事を考えないで製作する家具は、量産品家具になってしまいます・・・

それは、ベトナム産や中国産のホームセンターで売っている家具に任せる事にします。

私は一点一点全ての家具を使用する人の事を考えながら製作する家具屋に

この会社をしたいと思っています!

 

真面目でしょ?

 

 

 

いま、理想と現実の間に挟まれていますが・・・

40歳までは迷いながら進むことにします!

 

この道を行けば・・・どうなるものか・・・

危ぶむなかれ、危ぶめば道は無し・・・

アントニオ猪木のあの言葉を思い出します。

 

宮本茂紀さんが初めて教えてくれた言葉・・・

職人は物語を作らなければならない

心に響いた言葉でした。

 

 

 

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拝啓!情熱大陸様 『巨匠・宮本茂紀さん』・・・想いの強さ!

本日はミネルバ宮本茂紀さんにお話しを伺った時のお話し。

(随分前の話ですが、いつかブログにしようと温めていました・・・いよいよ本日公開です!)

 

今回は宮本さんが若かったころのお話です。

外国の女性写真

 

この写真は一体なんの写真なんだろう・・・?と思うでしょ?

その昔、宮本茂紀青年は北欧の家具特にデンマークの家具に強い憧れがあったそうです

そして自分はいつしか、世界で活躍する家具職人になるんだという強い想いを持っていたと

そして当然ながら世界で活躍する自分は将来の妻となる人は金髪で青い目の西洋人に違いない!

ということでイメージを膨らませる為にこの外国の女性の写真を持ち歩いていたというのです。

宮本さんは冗談ぽくこの話をして下さいました。

 

しかし、私にとってこの話は冗談には聞こえなかった・・・この想いの強さ

あの女性の写真をもち歩く事がある種の決意の表れであるように思います。

 

当時はリアカーで家具を運んでいた時代に世界に目を向けていたという

 

 

 

今の私は果たしてどれくらい将来の自分を強くイメージしているのだろうか?

何となくこうなりたい、とかあんな事がしてみたいなどと漠然とイメージはしているが

宮本さんのように具体的にイメージするほど力強くないことを自覚してしまった・・・

 

自分の将来の姿を具体的にイメージできていないということは、

今の自分はただ目の前の仕事を一つ一つこなしているだけになっているのではないか?

突然、目の前から仕事が無くなったら自分はやることが無くなってしまう・・・

なんと浅はかな私でしょう・・・

この写真を見せられた時、なぜか解りませんでしたが

ただひたすら「このままじゃいけない」・「このままじゃいけない」と繰り返していました。

そして自分も漠然とした将来の姿ではなく、具体的な将来の姿をイメージする事にしよう。

 

どこかの居酒屋の親分がこんな事を言っていた

「夢に日付を!」

そうすれば今の自分が何をしなければいけないか見えてくると・・・

じゃぁ私も日付を入れてみようかしら。

 

最後に宮本さんからのメッセージ!

人生とは所詮夢である、夢を持ち続ける事が大切なのだ

常に将来の自分をイメージすることが大切なんでしょうか・・・

だから宮本さんは70歳を超えても現役バリバリで活躍しているのでしょう

私も負けていられない!

 

子曰く

十五にして志!

三十にて立ち!

四十にて惑わず!

・・・そういえばこの前、立ったばかりだった!

もう一度、じっくり考える事にしよう!

「何がしたいのか?」「何がやりたいのか?」

焦っていはいけない!

四十までに迷わなければOKか?

 

たまには真面目な事も考えているのです・・・

 

 

 

 

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拝啓!情熱大陸様 『巨匠・宮本茂紀さん』・・・若者の為に

本日は、久々にミネルバの宮本茂紀さんのお話!

 

今回は宮本さんが想うこれからの若者に向けた言葉でもある!

宮本さんは常々こう語る

若者が挑戦しなくては未来が無い!」

 

現在進行中のジャパンブランド「tobi」も実をいうと私一度脱退を表明し出戻りの人間でして・・・

当初それほど魅力を感じていなかったのであります。

ところが、宮本さんがZ間さんに「若い人主導のプロジェクトにしなければならない」と一喝

そしてZ間さんT総帥が我々脱退組を締め上げ今日に至るわけです・・・

我々が参加するきっかけを作ったのは宮本さんなのだと私は思っています。

 

そして例のホルモン屋で話す機会に私にこう言った

残された職人としての時間をtobiを通して皆と過ごしたい」と・・・

これはちょっと感動する言葉です。

 

今まで職人の第一線で活躍してきた宮本さん、今なお現役バリバリであります

そんな宮本さんが50代の頃ふと気付いたそうです

「今まで自分が職人としてやってきて、ふと振り返ると後進指導をおろそかにしていた・・・」

だからこのtobiは若い世代が中心になってやってもらいたかったと・・・

しみじみ語っていらっしゃった事が今でも印象的であります。

 

そして先日お邪魔した時も繰り返しこう言っていた

「若者は冒険者でなくてはならない!」

「目先の損得勘定だけで動いてはいかん!チャレンジする意欲を持たなくては!」

これは宮本さんが言うから説得力がありすぎる!

 

いまだに自分は冒険者だという宮本さん!

そんな宮本さんから見える我々若者はまだ物足りないのだろう・・・

目先の損得勘定で動いてはダメだ!という言葉・・・身にしみます

目先のお金に躊躇して、チャレンジしないのはもったいない・・・

目先の見返りばかり期待して動くのでは、何も始まらない・・・

tobi途中で脱退した私がまさにそれだったのだろう。

 

 

 

そしてこれは宮本さんが活動している植林活動の風景

自分がいなくなっても、自分の想いが何十年・何百年先に育つ樹木に残す

という気持ちで活動しているという

次世代へ希望を託す

なかなか言える言葉ではない・・・

 

植林活動中

 

ジャパンブランド「tobi」を通して我々もすこし冒険者にならなくてはいけない!

希望を託してもらえるような存在になりたいと思う今日この頃です。

 

 

  

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