特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

意識高い系

東家工青年部・・・「勉強会」

チョット前の話になります。

東京都家具工業組合青年部勉強会が開催されました。

勉強会です!勉強会!

 

テーマは「マーケティング」と言いますか・・・「ブランド戦略」に関してであります。

最近では「自社の企業価値を高めるためにブランド化する」なんてよく耳にしたり目にしたりします

それじゃ~実際にどんな事すればいいの?ってな話です。

今回は講師を広告代理店で御活躍のS先生にお願いしました。

 

 

普段私が情報発信ッ!情報発信ッ!と言っておりますが

具体的にどんな方法で情報を発信して行くのか?

情報を伝えていく事の大切さについて実際に行われた具体例に基づき

ご教示いただきました。

 

家具屋もただ家具を作っているだけでは先が短いです!

情報発信できる家具屋・・・つまり攻めの家具屋になろうと必死にもがいている

私にとっては非常に目から鱗なお話でした。

大手企業がどんな手法でマーケティングしているのか?

具体的に解説頂きまして、科学的に研究も進んでいると言う話もして頂きました。

 

集客のメカニズムを科学的に解明していると言うこと自体に正直驚きです・・・

今回の勉強会のキーワードは

・エピソード

・収益と公益

・記憶と再生

・感情による記憶

ですッ!

 

本当に為になるお話でございました。

ありがとうございます。

そんな、東京都家具工業組合青年部も今日が忘年会の日であります。

勉強する時は勉強する!のむ時はのむ!

メリハリがあって素晴らしい会でございます。

 

ではッ!忘年会スタートです。

明日に響かない程度に羽目をはずしてきます。

 

 

 

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伝説の植木屋さん

私の祖父母が住んでいる家(現在の私の実家ですが)には庭があります

昔から・・・というよりもおそらく私が生まれる前からだと思いますが

庭の手入れをしてくれている植木職人がきてくれます。

 

ちなみにその植木屋さんは私の事を「坊っちゃん」て呼んでいた事を思い出します

後にも先にも私が坊っちゃんなんて呼んでくれたのは植木屋さんだけでした・・・

そんな話をしたいのではありませんッ!

 

 

本日、家から駅に向かう途中の家にその職人さんが高い場所の手入れをしていました。

 

 

レジェンド・オブ・植木職人

  

ちなみに・・・職人さんは私が生まれる前から植木職人な訳ですから

そうとうなベテラン職人のはずです。

ベテランって言いましたが・・・高齢だという事です。

その職人さんが現役バリバリでまだ高所の作業をしていることに驚くばかりです

思わず携帯でパパラッチッ!!

 

そして、最近ふと気が付いた事があるんです。

「この職人さん・・・二週間に一回程度は近所で見かけているなぁ~」と

私の住んでいる千葉県市川市は意外に豪邸が多い地区なんです

ちなみに我が家はウサギ小屋並みですが・・・(大きなお世話です)

近所には、警備会社の社長の家があったり(大豪邸です)

通学路には、樹木希林の家があったり(豪邸です)

それはそれは広い家が多いのであります。

 

そんな地区で植木屋さんをよく見かけるという事は・・・

その地区はこの植木屋さんが牛耳っているという事ではないかッ!

市川の豪邸エリアでほぼ独占企業なのかもしれない・・・

そんなこと考えてたら、この植木屋さんが一体どんなふうに商売してきたのか

がとても気になってきたのであります。

 

一体庭の手入れは一回いくらぐらいするんんだろう?

樹木は生きている訳だから一回手入れしてもしばらくするとまた手入れをしなければならない

そして、短期間の間にチョクチョク見かけるという事は・・・

確実にリピーターをゲットしていることになる訳です。

確かに当時鼻たれ小僧の(今もそうですが・・・)私に「坊っちゃん」なんていうあたりは

とても好感触であります・・・接客も旨いのでしょうかね~

職人としての腕だけでは無いのはわかります。

 

今度実家に来た時に色々聞いてみよう・・・

マーケティング勉強中の私には絶好の教材になりそうです。

 

 

 

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下がらず!前に進む!!

もう・・・今月は仕事が入らない状況です!パツンパツン状です。

おかげ様で八月もまだ中旬だと言うのに既に9月の半ばまで工場はいっぱいです!

こんな不景気な時代に有難いことです。

 

あとは利益が残る事を祈るばかりです。

また金の話かよッ!と思われるかもしれませんが

我々も霞を食べて生活しているわけではないので・・・

利益が残ってナンボの世界です。

日本は比較的お金の話をすることを嫌がる傾向がありますが私は違います!

 

昔死んだ親父に良く言われた言葉で武士は喰わねど高楊枝!なんて言葉があります。

私の嫌いな言葉の一つです!

そもそも私は武士ではないので食べていないのに高楊枝はしません!

そんな見栄は張ってはいけません!張るつもりも無いですが・・・

 

 

 

 

最近また家具工場が閉鎖するという話を耳にしました・・・とても残念な話です。

逆に、最近工場を開設したと言う話も聞きました・・・とてもお気の毒な話です。

 

まぁ~廃業するには色んな理由があるだろうからなんとも言えませんが・・・

同業者が廃業していくと聞くと・・・それはそれは切ない気持になります。

しかしながら・・・この件については決して他人事ではありません。

 

特注家具という仕事は物件ごとの商売なので

いきなり仕事が無くなることは普通に考えられます!

毎月今月はどうだろう!来月の仕事の予定は?なんてドキドキしています。

一つのミスが命取りになるのです。

どの商売でも同じ事が言えるとは思いますが明日は我が身・・・

身が引き締まる思いです。

 

 

モリカグも新体制になり、早くも3ヶ月が過ぎ去ろうとしております。

ここに来て、ようやく全ての車輪が回り始めたような感じます。

絶好調!とまではいきませんが・・・いい感じです!

暗いニュースが耳に入りやすいご時世ですが・・・

モリカグは前進あるのみ!

三歩進んで二歩下がるくらいなら・・・着実に一歩前に進みたい!

決して下がらず!前に進む!

そう強く思う今日この頃であります!

 

 

「どうせ倒れるなら・・・前に倒れてやるッ!」と言ったら

「倒れちゃダメでしょ!」ッて言われた

そりゃそうだ・・・倒れちゃいかん!

 

 

 

 

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tobiフランス展示会特別企画・・・ 『職人としての立場』③

最後に、宮本さんは強く私に言った!

「今の世の中、職人に対する評価は不当な物になっている」

「職人という立場の人間がこんなにも虐げられるのよろしくない!」

「まずは、職人・モノ作りをする人はプライドみたいなものを強く持たなくてはならない」

「デザイナーと職人は常に対等でなければならない!」

 

納得です。

設計士デザイナーは「先生」といわれる立場になっている、

しかし職人はデザイナーや設計士と対等な関係で家具を使用する人に対して

純粋に良い物を作りましょうという気持ちが大切なのだと思う。

 

「図面をそのまま作る事を押しつけてくる人」

「家具屋はお前だけじゃないんだよ!言う事聞きなさい!と威圧してくる人」

「なにか不具合が発生した時は職人に押しつけるような人」

 

世の中には様々な人がいます。

楽しい思いもあれば、つらい思い・悔しい気持ち・腹の立つ事いろんな気持ちになる!

 

宮本さんが私に言った事は

その中でも、「職人」としてのプライドはしっかり持ちなさい!

職人は幸せを作る事が出来る仕事なんだから・・・

 

こんな話を聞けるなんて・・・感激いたしました。

なんだか本当にすごい人に出会えたなぁと思いました。

 

 

 

 

と言うことで、宮本茂紀さんから伺った「職人についてのお話三部作

いかがだったでしょうか?

世の職人たちに夢と希望と感動を与える程の深い良い話!

本当に素晴らしいお話を聞かせて頂きました。

宮本茂紀さんに感謝!

 

 

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tobiフランス展示会特別企画・・・ 『職人というのは?』②

昨日の「職人とは?パート①」に関連して本日も職人とはについての話

 

宮本茂紀さん、曰く

「職人の仕事とは今の精度を求めるものではない、木の将来の姿をイメージする事が大切」

これもまた、おぉ~なるほど!と思う言葉です

 

んっ!どういうことだ?と思われた方に簡単に説明します。

以前、このブログでも紹介しましたが「組手」というのは木と木をジョイントする技術の事です

木を削り出しそれぞれを組合せる為、寸法をぴったり合わせないとうまく噛合わない・・・

 

たとえばこんな感じの物

 

そもそもこの組手を製作すること自体、相当な寸法や角度の精度が必要な技術なのです

宮本さんはそんなことは百も承知のはずです(だって作っているんだから!)

精度を出す技術・・・それはあって当然の技術!

「木の将来の姿をイメージして組手を考える」ということは

「木」というのは時間が経過するに従い変化していくものなのです

無垢材は反り曲がりなどはつきものなのです

(「板」という字は「木」が「反る」と書くぐらい変化するのです)

その将来の木の変化を予測して組手を加工するらしいのです

もっと言えば、その木の変化によって「組手」がさらに締まるように考えられているというのです。

 

昔の人は本当に素晴らしい技術を開発したもんだと感心する・・・

私なんか、自分の将来の姿さえ予測できないのに、木の将来の姿などわかるはずもない・・・

 

今時は激安家具が大流行しているせいか、

「汚くなったら買い換えよう」

「時間が経って古い家具は捨ててしまおう」

「修理するより、買った方が安い」

という考え方が普通になって来ている。

しかし、この「組手」という技術一つとっても「時間が経過するほど締まってくる」など

時間が経過すればするほど家具としての価値が上がってくる

そのような仕事をするのが職人なんだ!

と言っているように私には聞こえた・・・

家具を使う人に対して物を大切にする気持ちを家具を通して伝える事ができるのが職人でもある

 

 

 

これはなかなか分解できませんでした

まずはこれをはずして・・・ってどうやって?

一個外れると両方外れる・・・ってどうやって?

 

私は家具職人ではないので、その想いをお客様に伝える事に少しでも役に立てれば良いと思った。

職人と言うのはただでさえ無口なイメージがある、

家具を見ただけではなかなか伝わりづらい職人の想いを積極的に私が伝えていこう!

 

 

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