特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

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東京都家具工業組合定例会①産技研見学ミニツアー

本日は東京都家具工業組合の定例会が

東京都立産業技術研究センターで開催されました。

 

今回は「東京都立産業技術センター」の家具関連試験施設を見学するミニツアーと

国際家具見本市ミラノデザインウィーク2024報告会~家具業界向け特別バージョン~

の2本立ての構成となっております。

 

今日は家具関連試験施設の見学ミニツアーの様子を紹介します。

 

 

産技研とはいったいどんな施設なのかッ!?といいますと

技術課題や社会ニーズに対応した研究開発を実施している機関でして…

って言われてもピンときませんが

簡単に言うと、企業や団体などの依頼を受けて様々な技術的な研究をしているところです。

 

今回は塗膜の強度試験・耐候性/塩水噴霧試験・強度試験の3か所を見学いたしました。

 

 

まずは…

 

塗膜物性試験

 

ここでは塗装の塗膜に関する試験をします

鉛筆の硬度を利用して塗膜の硬度を測ったり

曲げたり衝撃を与えたりして塗膜のあらゆる試験をする試験室です

 

硬度を計測する専用の鉛筆で表面をカリカリとこすって硬度を計測します

やすりで表面の塗膜を削り硬度を計測します

 

我々も塗装作業をしますがこういった試験を活用するのは

塗料メーカーとか新たな塗装技術を開発した会社などが活用するのかもしれません

今後私たちが新たな技を開発したら試験を依頼しようかと思います。

 

 

次に…

 

塩水噴霧試験室

耐候性試験室

 

塩水噴霧試験と耐候性試験室です

こちらの試験室では屋内と屋外での腐食や錆び等の進み具合を試験する場所になります

 

この機械の中で環境的な負荷を与えて試験をするそうです

 

基本的には塗膜だったり金属系の素材の試験をするようです。

経年劣化を過程を測定するのに利用されているそうです

よく建築関係でも外壁塗装などの耐久年数など出ていますが

こういった試験を繰り返して科学的な根拠を示しているようです。

 

 

そして最後はよく見かける試験です。

 

 

椅子の耐荷重や耐久性を測定する試験室です

 

これは家具屋にもとっては定番の試験ですし

よくTV等のCMにも出てきます椅子などに衝撃を与えて

耐荷重や耐久性を調べる試験になります。

我々のような箱物家具屋はあまりこういった耐久試験はしませんが

椅子屋さんはたまに依頼したりするようです。

棚板の耐久性などを聞かれたりすることもありますから

こういった機関を利用しすれば確認できるかもしれませんね

 

 

という感じで3か所の試験室を見学させていただきました。

基本的に私の会社の場合は塗料メーカーや金物メーカーが

こういった試験をした情報を見聞きして日頃の仕事に活用しているので

すぐにどうこうっていうわけではありませんが

こういった施設があるということを知っていればいざという時に

もしかしたら役に立つかもしれません。

 

 

転ばぬ先の杖でございます。

 

 

 

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