特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

第71期上半期を終えまして

第71期も無事に年度末を終えて今日は半期の振り返りをいたします。

個人的な記録ブログでございます。

第71期(2023.10~2024.3)

 

第70期からいろいろと業務体制を変更しその歪がいろいろなところに出まして

第71期は修正して定着させることを目指しております。

 

モノが作れるだけの職人はもう必要ないッ!!

情報がでてくるのを待つ姿勢」から『自ら情報を取りに行く姿勢』へ

自分で自分を管理できる職人になるぞッ!!

と鼻息荒く推し進めてきました今回の業務改革。

なんだかんだと言いながらも1年半も同じことしていれば徐々に定着していくもので

上期を振り返りますと前期ほどのトラブルもなく

比較的スムーズに進んでいたのかな?と肌で感じております。

 

まだまだ改善の余地はあるにせよ作業効率も格段に上がりましたし

品質的な不具合も社内で食い止められて工場外に流出はしていません

(ただし私への報告が正しければの話ですが…)

 

その成果もあってか

半年間の人工の延べ工数が前期より17人工少なくなってしまいましたが

前期(70期)対比では1人当たりの生産額はほぼ横ばい

むしろ前々期(69期)対比では上がっています。

 

そして特筆すべきは残業時間です

今期の1~3月に関しては現場の移動時間・管理職で一部で10数時間程度残業しただけで

工場内で作業していた社員の残業時間ほぼゼロです。

 

具体的な数字で出すと

前期の1~3月が月平均が34:30時間であったのに対して

(これはこれでかなり少なくなったんですけど)

今期の1~3月の月平均は6:00時間でした。

繁忙期と言われている年度末に残業なしというのは私も経験したことが無く

これを作業効率が上がったとみるか

単に仕事が少なかっただけとみるか

モヤモヤするポイントの一つです。

 

現実逃避した視点から前々期と比べると…

作業工数が17人工下ってしまったが、売上金額はほぼ横ばい

という事は一人当たりの生産性も上がっていて

尚且つ残業時間は格段に下がっている。

2年前に目指した理想の工場の姿に近づいてきているなッ!

という感じです。

 

なんと素晴らしい結果だろうッ!!と思う一方で…

 

現実に目を向けた視点から前期と比べると

1人当たりの生産性はほぼ横ばいだが、作業工数が17人工も下ってしまった分

当然のことながら全体的な売上は落ちてしまう

全然残業してないけどもっと仕事詰め込めたんじゃないのッ!?

 

細かい数字を見てよかった結果を何度見ても

この私にまとわりつく言いようのないモヤモヤ感は

何を言ったところで全体の数字が下がってしまったことに

焦っているからなんでしょうかね…

知らんけど。

 

 

年度末は一番の書き入れ時ではありましたが

今期は前期より職人の数が減ってしまったので

作業工程を重視して超が付くような短納期物件は

無理して詰め込むようなことはしなかったんです

 

でもそういう物件の積み重ねで商売って成り立つんですけどね…

そういうのは百も承知ではあったんですが~

実際に前期より落ちた数字を見て私のテンションが

ガタ落ちしているんだと思います

 

こういうところが私の悪い癖なんですけどね…

そうなることを予測してある程度覚悟決めてやるんですけど

実際そうなったらそうなったでソワソワしてしまう。

まだ覚悟が足りないのでしょうか…

 

 

ダラダラと書いて結局何が言いたかったのかと言いますと

『いろいろやってみてそれなりに効果は出てるんですけど

覚悟していた副作用に悩ましく思っている』

という事です。たった2行で済む話でした。

 

経営って難しいと改めて痛感している年度末でございました。

 

 

 

 

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