見えないコスト…プライスレス
低圧メラミンの話のついでに最近思ったことです。
基本的に我々の工場ではフラッシュ構造で家具を製作しております。
低圧メラミン材を使用する時はお客様の指定の時だけです。
特に公共物件の什器を製作する時は低圧メラミンが多いです。
なぜ公共物件は低圧メラミンがこんなにも多いのか??
というのは以前から私の疑問ではあるんですけれど~
今はその話は置いておいて。
材料の価格自体は安いんですけどなかなか癖のある材料でして
工場のスタイルによっては取り扱いの得意不得意はあります。
千葉東工場で低圧メラミンを使用した家具の製作なんて全くイメージできませんが
姉崎工場は設備も整っているし場所もそれなりに確保できるので
低圧メラミンの仕事に向いていると思います。
向いてはいると思うんですけどね…
我々の工場ではあまり使いたくない素材でございます。
それは何故かと問われたならばッ!?
設備的な問題ではなくメンタル的な問題です。
材料費だけ見たらコスト的には安いんでしょうけど
刃物はすぐダメになるし材料の重さが半端ないので職人の身と心を蝕みます。
見えないコストはプライスレスです。
ただもうこんなご時世ですしね…
好き嫌い言ってる場合じゃないかもしれないですね
重いから嫌だなんて生意気な事いってたら干されます。
公共関係のお仕事が増えてくれば
今後低圧メラミンの仕事は確実に増えていくはずです。
今後も継続的にそっち系のお仕事は増やしていきたいし…
「公共事業にこそ低圧メラミンよりフラッシュ構造の家具をッ!!」と
そっち系のお仕事を始めたころは思っていましたが
材料を変えるよりメンタルの鍛え方を学んでおいたほうがいいかもしれません。
適応力は大切です。