海原川背
飛騨高山の夜はちょっと背伸びしまして知人に紹介して頂いた
創業220年という「料亭洲さき」にて大人のひと時を過ごさせていただきました。
普段なら絶対に近寄れない雰囲気を放つ老舗感
今回は紹介していただいたので恐る恐る暖簾をくぐってみました。
220年の歴史を感じます…感じてる風ですけど
料理は美味しいに決まってます。
私レベルが料理を語るのは痴がましい…全部美味しいです。
特に鮎はふっくら焼き上がって美味しゅうございました。
川魚は背中を向けるそうです
「海腹川背」という言葉を初めて聞きました。
海の魚は腹を川の魚は背を客側に向けるのだそうです
いろんなルールがあるんですね。
お酒も進み調子に乗って女将さんにも色々お話を伺いました。
コロナの緊急事態宣言中は店を休業していたとのこと
こんな長期休んでいたのは戦時中以来だそうです。
それくらい大変な時期なんだなぁ〜と話を聞いて改めて思いました。
そういう状況ではありながらもやはり老舗の素晴らしいところと言いますか
黙って過ごしているわけではなかったそうで…
お客もまばらな状態でも板前さんが包丁を握らない日をつくってはならないっ!
とただ客が来るのを待つだけでなく色々と工夫をされたとの事。
偶然続く企業って無いんだなぁ〜と
220年続く老舗の実力の片鱗を垣間見た気がします。