『ノーサイド・ゲーム』
池井戸潤「ノーサイドゲーム」読了です。
ドラマが始まってしまい慌てて読み始めましたが
アッ!っという間に読み終わってしまった。
低迷したラグビー部を経営目線で立て直していく。
というのがストーリーですが展開が早すぎて
一冊にまとめたのはもったいないんじゃないかッ!?と思うくらい。
『優勝争いするチームと本当に優勝するチームには大きな差がある』
というセリフが何度も何度も出てきます。
「組織作りとはなんぞやッ!?」という事を考えさせられる内容でした。
『強い組織をつくるためには付け焼き刃では長続きしない!
大事なのはどうあるべきかを正しく判断する事』
っていうセリフにはグッときましたね!
ラグビーが素人の君島が何をどうしていいか分から無い時に
自分の土俵に置き換えて何をどうしたらいいかを具体的に考えそして実行する。
「どうあるべきかを正しく判断」出来るからこそ
何が足りないのかをしっかり分析できて
何をしなければならないのかを冷静に判断している
そんな風に私には見えました。
もっと大事なのは~
『中身の無いヤツが一時の栄華を誇っても泡沫の夢なんだ』というのも印象的!
理屈や理論だけでやってもうまく行かない
人の心を無視してはいけないってことでしょうか??
「実行する」という段階で「人の心」というのはかなり重要なんだと・・・
どこかのセミナーでも言ってた様な気がします。
でも私思うわけです・・・
何が正しいかの判断がメチャクチャ難しいって
「自分がやっている事が本当に正しい事に向かってやっていることなのかッ!?」
「コレにこんな金かけて本当に大丈夫なのかッ!?」
結果が出るまで常にドキドキしてしまう・・・
私の場合・・・
「まずは自分の土俵がなんなのかッ!?」そこがイマイチ分かってない
家具屋の社長ではありますが職人ではないのでなんとなく
この小説に共感してしまう事が多い。
私もこれまで強い組織作りには人一倍意識してきたつもりです。
「強い組織を作るには何が必要なのかッ!!」ということは
いつも考えて悩んでおります。
試行錯誤の連続でしたかね・・・
理論や理屈を優先してきて人の心はちょっと無視してきたかな・・・
「ついて来れるヤツだけついて来いッ!!」的なとこ沢山ありましたかね~
向かってくるモノは全て敵認定してバッサバッサやってきましたから
上手く行ったこともあれば失敗したこともあり
たくさん敵を作った様な気もしますし
少なからず味方も出来たような気もします
それじゃイカンなぁ~って少しづつ思いだして
皆様に愛される家具屋を目指している今日この頃です。
まずは何が正しいかッ!?という判断力をつけなければいけませんね!
その辺のビジネス本より面白い。
この本はモヤモヤした気持ちにビリビリ電気を流されるような一冊でございました。
戻って来いッ!!俺の熱い気持ち!!
余談ですが・・・
ラグビーの事は全くの素人の私でも何の苦も無く読みすすめられる内容です。
何なら最後は「ラグビー面白いなッ!?」なんて思ってしまうくらい
ちょうど読み終わった直後に日本VSフィジーの試合をTVで見ました。
ゴリゴリの筋肉マン達がガチでぶつかり合う!
交通事故の連続です。
ゴリゴリなのに展開が早いパス回しに思わず見入ってしまいました。
今年はワールドカップが日本で開催されます
ちょっとラグビーに注目してみようと思います。
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