現調の様子
オーダー家具なので現調(現場の寸法を測る)は必要なんです。
この現調のタイミングと精度の違いで
後々に家具屋は追い詰められるという・・・非常に大事な工程です。
本来理想なのは壁やら柱やらが完成した状況で寸法を測定し
その寸法を元に図面を修正して
確認し承認してもらってから製作開始!という流れになります。
まぁ・・・理想です。
実際は壁が出来たら間髪いれずに「家具もってこい!」の世界です。
血も涙もありません。
現場から「地墨引いたから寸法取れるよ!」と呼ばれて行って来ました。
こんな感じです
こんな凸凹の床に書かれた線を見ながら壁やら柱をイメージするんです。
採寸です
これは壁の中に立てる柱の寸法がかかれた線なので
ボード寸法・仕上がり部材の寸法などのここから仕上り寸法なるものを
確認して実際に完成した壁の寸法を出します。
ここからが家具屋さんの領域とでもいいましょうか・・・
壁なんてものは真直ぐに立っている事なんてほぼありません
かなりの頻度で傾いております
柱が床で1度でも傾いていたら天井付近では相当誤差が出るんです
その寸法の誤差を想定して家具寸法に落とし込みます。
だいたいこのやり取りが
いい加減だったり、抜けがあったり、勘違いを起こすと・・・
後で大きなトラブルになります。
家具屋のトラブルベスト5に入るくらいの頻度でトラブルが起こるポイントです。
なんか久々に家具屋っぽいこと書いてます。
なんでこんな事書いているのか・・・それは明日書きます。
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2019年4月19日 19:17| カテゴリー:家具の打合せの様子, 臥薪嘗胆(私の失敗)| コメント(0)