『陸王』
この本を読んだのはもう一年前。
先週からTBSで役所広司主演でドラマが始まりましたので・・・読書感想文です。
下町ロケットのような中小企業社長ではなく
従業員20名程度の同じ零細企業の社長で4代目で創業100年くらいで・・・
共通点が多く身につまされる。
人・モノ・金の問題が妙にリアル。
斜陽産業といわれ次々に倒れていく同業者を横目に
『次は自分の番か・・・』というモヤモヤした感情と
『このままじゃいけない!何かしなければッ!?』という焦り
銀行・取引先等の外部の人間と社員・協力業者等の内部の人間との板ばさみ
社長なのに・・・THE中間管理職のような精神状態。
めちゃくちゃ親近感が沸く。
この本を読むにつれて『こんな上手い話は小説の中だけだよ!』なんて思うのですが
最後の方に出てくる一文に妙に納得する。
『世の中というのは、糾える縄のごとし』
何かをしようとする人にはそれなりにピンチもチャンスもやってくる。
何かをしようとしている人でなければチャンスは掴めないというほうがいいのか?
『努力した者が全て報われるとは限らん。
しかし! 成功した者は皆 すべからく努力しておる』
という「はじめの一歩」に出てくる鴨川会長の言葉を思い出す。
この本を読み終えて思ったことは『自分も何かしなくちゃ!』でありました。
変なビジネス本読むよりよい。
あとね・・・これだけは言いたい。
世の中の社長がみんな役所広司みたいな熱い人ばかりだと思われるのは困る。
『下町ロケット』の時もそうッ!!阿部寛は男前だしね~
妙に熱い社長ばかり注目されますけどね・・・
『うちの社長とは大違いッ!』と戯言をいうふざけた人が居るのならば私は言いたい!
『ドラマの中に出てくる社員もそうとう熱い社員ばかりだからな!!』って!
だから・・・TVみて羨ましいと思うことはやめにしましょう。
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