『シャイロックの子供たち』
「シャイロック」とはシェイクスピアの『ベニスの商人』に出てくる強欲な商人の名前のようで
「強欲な人」の代名詞のようなものだそうです。
一方、シャイロックの娘「ジェシカ」は純粋でキレイな心の持ち主だそうです。
題名だけ見て何の話かわかりませんでしたが・・・そんな風な感じの話です。
銀行のある支店で起こる事件を人物の背景を細かく説明しながら進んでいく・・・
あまりにも細かすぎて頭の中で整理つかず複雑すぎて何度も戻りながら読む。
「部下の事を悪く言う上司というのはろくでなし」
「負け犬は最初から負け犬なのではなく、負け犬だと思ったときから負け犬なる」
「小さなきっかけひとつで人生なんて狂ってしまうもの」
上司の評価一つで変わってしまう運命とでも言うのでしょうか??
一緒に働く人を自分で選べない環境というのはしんどいですね。
最後の最後で『えっ!?なにッ!?なにッ!?その展開ッ!!』と
狐につままれたような感覚になる。
小説の中の話とはいえいつ自分に起きてもおかしくない内容が
池井戸潤の小説の面白さといいますか・・・
ドンドン読み進んでしまいます。
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