こだわりの材質
家具に使用する材質は様々な種類があります。材質によって用途に向き・不向きがあり、金額も大きく異なります。ここでは材質ごとに特徴をご説明させていただきます。
(家具製作時は用途や予算にあわせて材質をご提案させていただきます。)
また、リンク集に建材メーカーや金物メーカーのサイトが登録されております。オンラインでカタログやサンプルなども確認できますので是非参考にして下さい。
仕上げ材・表面材
家具の意匠面の材料です。
家具の雰囲気・見た目が決まる重要な材質です。
家具の外観として見える部分は強度・意匠性を重視し、外観から見えない扉の内部などは耐久性・コスト面を重視して選ぶのが一般的です。
材料 | 特徴 | ||
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天然木無垢材 |
意匠性が高く、塗装して仕上げるため、高級感が出るが、扱い方によっては反りやすく割れやすいので、注意が必要。定期的なメンテナンスが不可欠。 こんな時に使用 カウンター、建具、小口材など |
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集成材 |
細かい木端の無垢材を接着して一枚の板材にしたもの。独特の模様がでる。 こんな時に使用 カウンターTOP、重量用本棚など |
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天然木突板 |
天然の原木を薄くスライスして合板に貼り合せたもの。 こんな時に使用 家具全般。 |
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シナベニヤ |
シナを使った天然木突板。基本的に天然木突板と扱い方は変わらないが、安価で出回っているので使用頻度は高い材料。 こんな時に使用 扉内部の仕上げ材や塗装仕上げ用下地として使うことが多い。 |
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メラミン化粧版 |
メラミン樹脂を含んだ紙を圧着した厚み1.0~1.2ミリの化粧板。柄や色も豊富で、ポリエステル合板と同柄も多いので、小口材としても利用する。カウンターや扉にR曲面にするポストフォーム加工というものがある。強度はあるがややコストがかかるのでポリ板との併用が多い。 こんな時に使用 家具全般に使用可能。水廻りなどの家具にも向いている。 |
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ポリエステル合板 |
ポリエステル樹脂を合板に貼り合せたもの。柄や色も豊富でメラミン化粧板と同柄が揃っているおり、加工も容易の為、仕上げ材としてもっとも多く使われている。価格帯は安価なものからやや高額なものまで幅広くある。 こんな時に使用 家具・建具全般に使用する。化粧版としてもっとも一般的なもの。ただし、強度(衝撃)はそれほど強くないため天板やカウンターにはあまり使用しない。 仕上材:扉、側板・背板など |
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ダイノックシート |
装飾用塩ビ系シート。メラミン化粧板やポリエステル合板では対応できない細かい曲線などにも対応できる上、ロール状のシートなので、長くても継ぎ目なしに加工ができる。 こんな時に使用 曲線の多い家具など。 |
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人工大理石 |
合成樹脂を中心としてできた大理石調に成型した材質。各メーカーで発売されカラーバリエーションも豊富。 こんな時に使用 洗面台・キッチンの天板など。 |
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大理石 |
石灰岩からできた変成岩の一種。見た目が美しく、産地によって様々な色や模様があるのが特徴。 こんな時に使用 キッチンの天板など。 |
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ステンレス |
強度も強く、錆や汚れにも強い金属なので使用用途が多彩。また臭いもつきにくく水にも強いので、キッチンなどの天板に向いている。キッチンの天板といえば、ステンレスか人工大理石で悩む人も多い。加工もしやすく家具金物としても仕様人度は高い。 こんな時に使用 キッチンの天板、配膳台の天板や家具金物など。 |
小口材
パネルなどの切り口部分のことで、仕上げ材・化粧材と合わせた仕上げにすることが多いです。
材料 | 特徴 | ||
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天然木無垢材 |
木そのものを小口用に割いて使う。3~5mmくらいで使うことも多く、小口部分を丸める加工にできるので、ぶつかってケガをしにくくすることができる。 こんな時に使用 仕上げ材が突板の場合、小口に無垢材を使うことが多い。また、児童施設・介護施設などにもよく使われる。 |
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ウッドテープ |
天然木を薄くスライスしてロール状にしたもの。 こんな時に使用 仕上げ材が突板の場合に小口に使う。無垢材に比べ、強度は落ちるものの、コストをだいぶ抑えられるので、無垢材と使い分けられる。 |
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メラミン化粧板 |
ポリエステル化粧板とメラミン化粧板は色・柄が連動している商品が多い為小口材としても多様される。樹脂テープより強度が高いことも多様される一因である。 こんな時に使用 強度を活かして使用頻度が高い所に使用する。 |
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樹脂テープ |
メラミン化粧板やポリエステル合板の柄・色と連動した樹脂テープ。コストが安く、加工手間もかからないため、よく使われるが、強度・耐久性が若干低い。 こんな時に使用 家具全版。 |
下地材について
家具の骨格となる部分。用途や必要な強度によって、下地材を変える必要がある。
材料 | 特徴 | ||
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棒芯 |
フラッシュ構造の骨を組むのに使う棒状の芯材。様々な樹脂があり、どの樹脂を使うかは各家具屋の判断によるところが多い。 |
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ランバー合板・積層合板 |
板状の木材。ベタ芯構造のときによく使われたり、細くカットして棒芯として使われることもある。 |
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MDF |
ミディアム・デンシティー・ファイバーボードの略。木材繊維を特殊な接着剤で圧着して板状にした材料。凝縮材なので曲げ加工がしやすいが一定の荷重がかかるとクセが付き変形してしまうことがある。 |
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パーティクルボード |
木材のチップを圧縮して板状にした材料。既製品家具や量産家具などを製作する工場でよく使用されている。 |
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ハニカムコア |
厚紙を蜂の巣状にしたもの。棒芯で骨を組んだ際、その隙間にいれることにより、強度をあげる。 |
塗装の種類
主に無垢材や天然木突板を使用したときにする工程。
家具の意匠性を決める重要な工程であると同時に、家具をキズや汚れから守る役割もします。
材料 | 特徴 | ||
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ウレタン樹脂塗装 |
二液性の塗料で、艶があるものから艶消しまで一般的に使用される塗装方法。空気に溶剤が触れることで硬化する塗装。塗膜が硬化するまでに時間がかかる。 |
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ラッカー塗装 |
クリアラッカーなどの合成樹脂塗料。昔から使用されている塗装方法(アンティーク家具にもよく使用されている)。塗装膜が薄いため、木質感が良くでる。シンナー等をこぼすと色がすぐに落ちてしまう。表面は固くはならないので傷は付きやすい。熱には弱い。 |
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UV塗装 |
紫外線照射によって塗膜を硬化させる塗装。硬化後は塗料成分が空気中に出ることはなく匂いもない為、人体の影響は少ない。特別な設備が必要なため、コストは高額になってしまう。 |
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オイルステン仕上 |
植物油性の塗料。内部より保護するという考え方。木材本来の良さを出したい時に使用する。乾燥時間が遅いし匂いも残りやすい。 |
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自然塗料系 |
完全な自然塗料ではないが、原料が蜜蝋などの天然素材で溶剤を微量入れることで塗料の性能を出している。人体への安全性が高い。乾燥時間が遅いうえに重ね塗りをしなければならず長持ちしないためメンテナンスが頻繁に必要。 |