特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

事件は現場で起きている!間違いない!

ここ数日悪夢の日々でありました。

我々モリカグも日々の業務の中でトラブルとは背中合わせの仕事であります。

人間でありますから当然ミスも致します。

連絡の行き違いでミスをすることもあれば、技術力が未熟であるがために

クレームにつながることも正直有るわけです。

その都度、問題を解決していき同じ事を二度と起こさないように注意して

我々の技術もレベルアップしているのかなぁと思っております。

 

 

そして先日、取引先の現場担当者から怒り電話を頂きました・・・

 

「何なんだよ!この家具!化粧面が傷ついてるじゃないか!」

「しかもパテで埋めて!こんなの収められないよ!」

「一回現場に見に来いよ!」

「自分のところで製作した家具に責任持ちなさいよ!」

と興奮気味な担当者は荒れ狂っております。

 

ただただ平謝りするモリカグ代表の私・・・

しかし・・・合点がいかない!

キズが付いた所にパテが埋めてあるという・・・あり得ない!

しかも、パテの上から塗装してあるという・・・なおさらあり得ない!

そもそも!

工場でできたキズならパテなんかで埋めて出荷するはずもなく・・・

塗装の段階でこんなになっているという指摘もあるはず!

ましてや、出荷の段階で検品もしているのに・・・

なぜ?そんな状態の家具がモリカグから出荷されたのか?

 

しかも、運の悪い事に・・・

その仕上面は固定ガラスの前に設置されていて

パテ処理された部分がガラス越しに存在感をアピールしているという!

もはや・・・そのパテの部分には手が入らない状況だという・・・

現場担当者の人はそれはそれは・・・お怒りです。

電話越しに大声をあげられております。

 

小心者の私としては・・・ただただビクビクするばかり。

しかし、こんなクレームが発生して現場に行かない訳にはいきません。

意を決して今日・・・行ってきました。

その状況がこちら・・・

なんですか?これは?

 

凹んでいるのがわかりますか?見えますか?

とてもとてもひどい有様です・・・

しかも、ガラスが邪魔をして手がとどきません・・・

家具も固定してしまい、石のカウンターを後貼りにしたので動かせません・・・

いわゆる~ひとつの~後の祭り状態!

 

しかし!これを見た瞬間わかりました!

事件は工場で起きたんじゃない!現場で起きたんだ!

あからさまにヒドイ状態のパテ処理・・・

 

しかし・・・考えるわけです!

打痕キズと言うよりは、しっかりとした貫通穴のように凹んでいるパテ!

しかも、木工パテではなく粘土のようなパテが埋められているんです・・・

明らかに木工屋が使用するパテでは無い・・・

散々怒られて・・・この状況では・・・納得がいかない!

このまま引き下がるわけにはいかない!と直感で感じる敏感肌な私

・・・考えてみたところ、心当たりが一つ浮かび上がってきました。

 

疑惑確信に変えるべく!検証作業開始です!

 

中は配線の為、開ける事が出来るようにしてあります

 

点検口をあけて、中を覗いてみると・・・見た事が無い部材が付いています

恐る恐るその部材を剥がしてみると・・・

 

内部から貫通穴をあけられております!

 

本当に衝撃的な映像です!

おそらくどちら様かわかりませんが・・・(本当はわかります)

現場で作業していた人が間違えて穴をあけたんでしょう!

間違いに気付いた人はその場しのぎで持っているパテを埋めたのでしょう・・・確信犯です!

本当に怖い話です。

 

穴をあけてしまった時に、正直に申し出ていたら被害が大きくなる前に解決できたかもしれない・・・

我々もミスはします。現場で他の業者の人に御迷惑をかけることもシバシバ有ります。

特に・・・クロス屋さんには何かとご迷惑をおかけしています。

ミスはする事に怒りが湧いてくるというよりも、その所業を誤魔化そうとしている所に

怒りゲージがビュンビュン触れています。

 

私の心の傷はしばらく癒える事はありません・・・

怒り狂っていた担当者の姿も・・・いつの間にか見えません。

逃げ足が速いです・・・

しかも散々現場に来い!と言っていたのに・・・

私を早く現場から帰そうという空気さえ感じます。

本当に怖い話です。

 

さて、問題は!誰がやったかではなく、どうやって直すかです!

 

 

しかし・・・

ここで万が一、私が何も考えずにただひたすら「申し訳ありませんでした」と

謝り続けたらどうなっていたのか?と妄想するわけです・・・

考えただけでゾッとします。

現場担当者工場のキズと決めつけて上から目線で襲いかかって来ていたわけです。

大阪地検のように決めつけ捜査です!

お前の会社で傷つけたんだろう!責任持って直せ!の一点張りでした。

下請けの私としては、基本的に弱い立場にあります。

あのままでは・・・完璧に濡れ衣状態で物事は進んでいた事になります。

そして・・・会社に戻る私は、更に立場の弱い?社員になんでもっと検品しなかったのか?と

ちゃんと仕事をしているにも社員に向かって問い詰める事になります。

モリカグ社員は意味がわからないまま怒られるわけです・・・

そしてとりあえず謝るわけです「ど~もすいませんでした!」

何の解決にもなっていないですがこれで、修理してこの件は一件落着です!

こうして我々のような末端の企業にシワ寄せがやってきます。

しっかり、補修にかかる費用まで請求されてしまうのです!

 

問題が起こると弱い立場の方へ責任を押し付ける!

こういう流れって多いですね。

下請けを奴隷か何かだと思っているのでしょうか?

発注しているほうが立場が上だという認識・・・困ります。

さぞかし大きな建設会社にお勤めかもしれませんが、私はあなたの奴隷ではありません。

 

下請けが弱い立場という状況を変えなくては!

と改めて感じる出来事でした。

 

 

ちなみに・・・怒り狂っていた現場担当者には

私からありったけの怒りをプレゼントしておきました。

久しぶりに、現場に行って実物をみて数分でわかる事がなぜ現場担当者にはわからないのか?

それは、しっかりと現場を見ていないからだろう!

おそらく、その現場担当者もその上のゼネコンに言われたままを

下請けに言ってきているのだろう!伝書鳩以下ですね。

鳩ならまだかわいいもんです!クルックゥ~って言いながら豆食べるだけですから。

 

そしてここからが本題に入るんですが・・・

一番の問題は「誰がやったのか?」ではなく「どうやって直すのか?」なんですよぉ~

犯人探しも必要ですが、それはこの最悪な状況を解決してからということで

改めて改善策をお話しをして、帰ってきました。

どちらにせよ・・・この問題は相当被害がでそうです。

 

しかし、キズの第一報を受けてから本日まで

本当に嫌な思いをした数日間でした・・・

 

 

  

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