特注家具・オーダー家具の株式会社森下 ~ 船堀の家具屋ブログ ~

オーダー家具・特注家具の株式会社森下 〜 社長ブログ 〜

第68期終了です

今日で第68期も終了です。

 

今期も前期同様に混沌とした世の中ではありましたが

なんとか会社も存続出来ております。

ただ運がよかったという状況の連続ッ!紙一重の連続だった第68期ッ!!

どうして安定した一年を送ることが出来ないのでしょうか…

そろそろメンタルの限界を迎えます。

とりあえず区切りの期末ですので第68期を振り返りたいと思います。

 

 

 

 

今期はジェットコースターのような売上グラフで象徴されるように

大きな物件が多かった一年でした。

1~2か月かけて製作してまとめて納品するパターン。

工場は忙しいのに売上が立たない月が多いというなんとも不安定な経営状態でした。

 

不安定ではありましたがッ!

蓋を開けてみれば前期対比で売上は10.2%増(見込み)です。

過去10年間で見れば最高の売上金額でございました。

ちなみに増収増益です。

前々期が増収減益、前期が減収増益ですのでこんなご時世でありながら

まずまずの結果だったと思います。

 

どうしてこうなったのかはこれから詳しく分析しなければなりませんが…

 

計画的な設備投資による作業効率の向上

大型物件が重なり計画的な製作工程が組めたことで

突発的な仕事が減り残業時間も大幅に減っていきました(前年対比-57%)

千葉東工場の開設により製作の内製化が進んだことも関係していると思っております。

 

 

という感じで全体を数字だけで見ると

今までやってきたことがたまたま上手くかみ合って

まずまずの会社のように見えるんですが…

個人的な感情としては後悔反省ばかりが溢れ出ている真っ最中です。

「終わりよければすべて良しッ!」の逆バージョン

「終わりダメなので全部ダメッ!」状態です。

 

 

原因は二つ

 

一つ目は工場の管理体制の問題。

売上増加に伴いまして社内の体制が追いついておらず一部が機能していないという事です。

要はキャパオーバーしているという事です。

これはもう能力の問題ではなく仕組みの問題

5年前に比べると売上は41.7%増加していますが

会社の体制としては人は増えたものの基本的な構造は変わっていないわけですから

当然歪はでますよね。

今後取引していくお客様の中には工場の設備と同じように

工場の管理体制を問われることが増えてくるはずッ!

その時に今の状態は万全とは言えないッ!!

まだまだ改善の余地はある。

でも…ここまで管理している工場って他にあるだろうかッ!?

これが完成したら工場としてひとつステージが上がるかな?

 

二つ目はやる気の問題です。

68期の期首から新年度には(4月以降)仕事が少なくなるッ!とわかっていたにも拘らず

それに対する準備が全く出来ていなかったという点です。

おかげで5月は久しぶりの閑古鳥が大群で押し寄せてきまして…

見るも無惨な結果に終わっております。

「全体がいいから単月が悪くたって…コロナだし」とか

「年度末まで忙しかったから今月は休もう…コロナだし」など

高を括っていたのは私なんですけど事前に悪くなると予測していたのに

準備をしていないというのはやはり問題があるなぁ~と今更考えております。

長期的な方向性としては徐々に目指すべき方に向いてはいると思うんだけど

 

 

少しの気の緩みがそれなりのブーメランになって帰ってくる…

振り返ってみると「どうしてあの時もっとやれなかったんだ??」と

思う事が最近多い。

「コロナのせいだから何しても仕方がないッ!」と

悪いことはすべてコロナのせいにしてダラダラと過ごしてしまった事を

今更ではありますが反省をしております。

 

 

 

最後に期首に掲げた目標に対しての進捗について…

 

製造技術の向上/突き抜けたプロになる

前期に手順書の動画化を進めまして今年から実際に新人に活用始めております。

まだスタート段階ですが上々の滑り出しです。

標準書に関しても予定よりだいぶ遅くなりましたがようやく骨格が出来ました

これから全体で見直して来期からは活用できるようにします。

問題は基準書です…

工場の管理体制に大きくかかわる内容ですが今期はほぼ手付かずでした

来期の課題です。

そして今期は副工場長が千葉県代表として技能グランプリに参加いたしました。

突き抜けたプロたちの仕事を目の当たりにして

これからの方向性を考えるきっかけになりました。

 

お金を見直す

見つめなおすと無駄な経費は多々ありまして…今期は見直すきっかけになりました。

工場の再整備にむけて取り組んできたのですが

お金の流れは仕組み作りにも通じるものがありまして

なかなか思うように進まない事もありましたが…

まだまだ見直すポイント出てきそうです。

これ継続案件。

 

社内制度の見直し

ついに評価制度と賃金制度の見直しに着手いたしました。

なかなか繊細な問題ですので今回は社労士の先生に相談しながら慎重に進めております。

そして工場内の管理体制についても

色々噴出した問題点を考慮しながらどうするかッ!?

話し合いながら試行錯誤しております。

来期は実行に移してみてトライ&エラーってやつを繰り返そうかと思っております。

 

 

 

というような感じです。

この第68期を一言で表現するならばッ!

試合で勝って勝負で負けたッ!!」って感じですかね。

たまたま運よく生き残れましたが強い会社を作るッ!という目標に対して

満足できる一年ではなかったです。

欲張りなのかッ!?

生き残れただけでも良しとするか…

 

良しとするかッ!?

 

 

 

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